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僕の考える組織とプロダクトへの向き合い方

(写真は今が旬の鎌倉の紫陽花です)

最近は組織とかプロダクトとは自分にとってなんなんだと考える時間が増えたので自分の考えを整理しておこうと思い記事を書いてみました。

まずは、組織に属すというのはどういうことか、何のために属すのかという意味についてですが、2点あります。

組織は問題解決能力を最大化できる

一人の専門性や問題解決能力には限界があるので、社会の大きな問題に立ち向かうには色んな人の専門性をもちよって能力を最大化することで、大きな課題に立ち向かう事ができると思います。
なんとかしたいけど、一人では到底できない、でも仲間がいることで成し遂げることができる。そこに組織の価値があるのかなと思います。

組織は知の蓄積・共有ができる

一人で経験・学びを行って知を貯めていくことには、時間や視野の限りがあります。いろんな専門性や視座でお互いを補い、知を蓄積・共有して一人ひとりの知を倍速で高めて問題解決能力を加速させることができると思います。
情報資産の内容によっては組織というスコープに留めないといけない制約があるので、組織であることに意味があるかと思います。

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また、組織に属すには以下の条件を自分や組織の中で満たしておく必要があるのかと思っています

組織のWHYに自分のWHYを照らしてシンクロできるか

組織が向き合う課題に自分ごととして向き合うためにも自分のWHYと組織のWHYは、シンクロしていたり、延長線上にある必要があるかと思います。じゃないと”なんのためにやってるんだっけ?”と都度組織の取り組みに疑問を持って立ち止まってしまうので。
歩みを止めることなく迷いなく組織の課題解決に向き合うには組織のWHYと自分のWHYはシンクロしている必要があるかと思います。

組織のメンバーの関心事を自分の関心事にできるか

組織のメンバーひとりひとりの専門性や取り組みは違ってくると思いますが、前述したとおり、それぞれの専門性で補い一つの大きな課題解決をおこなっていくものだと思うので、それぞれの関心を自分の関心事にする必要があるかと思っています。
他のメンバーの専門性に多くの自分の時間を割くという意味ではなく、ただ、ちゃんと耳を傾け共感するという感じです。そうしないと、一つの大きな課題解決を紐解いていった時に見えてくる小分けの課題を誰が解決していったらいいのか、効率良い立ち回りができなくなってしまうためです。
それぞれがお互いの能力や関心事を知ることで”一枚岩の課題解決をする人(組織)”になるのかなと思います。

Working Agreement (行動指針の合意形成)

組織に属すということは、多くの時間をともにすることになると思います。気持ちよく働くためにはある程度の行動指針の合意形成が必要かと思います。そうしないと課題解決を円滑に行うことができず、都度都度立ち止まって議論が発生してしまいかねないからです。
作って終わりではなく、常に仕事をやりながら並行して議論とアップデートを行ってよりよい合意形成を作って、新しく加わるメンバーにも組織での立ち振舞を早い段階で身につけて円滑に組織のメンバーとして同化できる、という価値もあるかなと思います。
Working Agreement に同意できない、必要ないという意見にはメンバー全員で向き合って方向性を見直す必要があるかなと思います。

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続いて、僕がプロダクト作りに関わる時に、関わるにあたって、どういうことを気にしているかを2点あげてみました。この2点ができていて自分の専門性が活かせれば、プロダクト作りへの関わり方(雇用提携, 役割)はあまり意識はしていません

(ここではプロダクト持続性には言及してないですが、プロダクト作り=”仮説が成り立てば、やがて持続させる”ことだと思います)

プロダクトのWHYに共感できるかどうか

組織に属すかどうかと同じく、プロダクトが解決しようとしている課題や何故やるのかに共感できることが大事だと思います。自分ごととしてちゃんと向き合って、プロダクトをよりよくするためにはどうしたらいいのかの思考をフル回転させるためです。

プロダクトオーナーの民主化

プロダクトに関わる際も自分の専門性をもとにプロダクト作りに関わると思いますが、上記のプロダクトのWHYに向き合うにはプロダクトオーナーと同等の視座・関心事に目を向ける必要があると思います。
そのためには、プロダクトオーナー(専門性を持った人)の立てる仮説や検証活動の内容に関心事としてともに向き合い、日々活動を行っていく必要があるかと思います。

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以上が、組織とプロダクトに向き合う時に意識している点になります。
そして更に違う視点(ボーナスステージ?)で、組織やプロダクトに向き合う時に大事な点が最近あるなぁと思いましたので最後にあげてみました。

人に共感して自分のWHYにできるか

ある人が向き合ってる課題、何故やるかに共感して、それに自分のWHYを照らし合わせて自分事として向き合うかどうかです。
”ある人”は、”ある組織”に属していて”ある組織”のWHYに共感していたり、”あるプロダクト”を作っていて、”あるプロダクト”のWHYに共感していたりすると思いますが、その人を透過して自分も組織やプロダクトの課題解決にも共感して向き合います。

これは人に憑依するというレベルの完全な特殊能力で、自分は上手くできる・できている自信がないですが、”人に共感して自分のWHYにできる”ができれば、様々な社会の課題解決に自分事として本気で向き合える力が備わるのではないかなと思います。

そのためには素晴らしい志の人に出会って、共感してともに成し遂げたい事や課題解決に出会うことが大事だなと思います。

ではでは、長くなってしまいましたが現場からは以上です。

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