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【定期】2021年5月の10曲


毎月10曲、(忘備も兼ねて)よかった音楽を紹介していくことにしました。


Amapola / Juan Quintero y Luna Monti

原曲はドミニカ共和国の偉大なSSW、Juan Luis Guerra。Juan Quinteroが歌うことで原曲の繊細なメロディラインが際立ち、心に染みます。


De bar em bar / Cassiano

Tim Maiaにも楽曲を提供し、'70sブラジリアンソウルを牽引する存在だったカシアーノが亡くなりました。きちんと楽曲を聴いたのは訃報を受けてからだったんですが、この曲のフリーソウル感にはやられました。


Linda / Bruno Bruni

ブラジルのストレンジ・ポップバンド。MVにエルメート・パスコアルっぽい人が出てくるけどまじでそんな感じの変で癖になる音楽です。


Back to Africa / Calypso Rose

映画「カリプソ・ローズ」は音楽ドキュメンタリーとして優れているだけでなく、男尊女卑の根強いカリプソの世界において切り開かれたフェミニズム運動や、彼女自らのルーツを通じてトリニダードの奴隷制をめぐる歴史も掘り下げられるなど、とても濃密なドキュメンタリーでした。コロナ禍で劇場が閉まり、観られていないとしたら非常に惜しい。。。


Open World feat. Eric Clapton / Daniel Santiago

Kurt Rosenwinkelのレーベルから出されたブラジルのギタリストのアルバムで、 "Caipi"にも通じる人脈が参加。クラプトンのギターもいい感じ。


棒人間 / Breimen

2020年作。しゃがれたぶっきらぼうなボーカルとソウルフルな演奏、ファンキーなホーンセクションがエモい。


Tan común feat. Adam Rapa / Así

アルゼンチンのインディバンド。プログレやPMGみたいにどんどん変わる展開。最近のアルゼンチン音楽のシーンは本当に興味深いです。


Africaine / Chris Combette

フランス領ギアナ出身のSSW。同じカリブの音楽でもスペイン語圏のものとは雰囲気がかなり違うことに驚かされます。美しい音楽に乗せて歌われるのは当地の社会問題や歴史など、歌詞カードの内容も興味深いです。


La idea / Telescopios

こちらもアルゼンチンのインディーバンドの2020年作。シティポップ的な感性がこうして地球の裏側でも共有されてるのが面白いですよね。


…恋に落ちたら / Penthouse

飛ぶ鳥を落とす勢いの快進撃で本当に嬉しくなります。社会人をしながら妥協せずいい音楽を追求していくというあり方は今の時代において理想的だと思うし、こんな形でできるんだという勇気をもらえます。曲もメンバーの演奏も文句なしにかっこいい!