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系統鯉とは about blood line

品種、模様と錦鯉を知れば知るほど、次に出てくるのが血統、系統についてです。

わかりやすく一言で言ってしまえば、系統とは「誰が出作した鯉かわかるように、生産者の名前や屋号をつけたもの」です。

もっとわかりやすく言うと「ブランド」です。

当然、人気の系統、老舗の系統、色々あります。
基本的に小売り店の名前ではなく、生産者名が入ります。

また同じ系統でも、使う親鯉によって、鯉は大きく変わるので、本当に難しいです。

次回以降、細かく系統とその品種について記載していきますが、まずは代表的な各品種における系統名を書いておきます。

紅白

旧系統
 トモイン、万蔵、仙助、三九郎、半助、やごぜん、ブケタ、五助、

現在の系統
 大日、阪井、桃太郎。

大正三色

旧系統 
定蔵、甚兵衛、吉内、松之助、和泉屋、寅蔵、などなど

現在の系統
阪井、桃太郎、大日、松之助

昭和三色

旧系統 小林、釜付、兼蔵、竹田、関口、大日、阪井、西川

現在の系統
大日、桃太郎、伊佐、上野、関口。

御三家に限って言えば、現在は「大日養鯉場、阪井養鯉場、岡山桃太郎錦鯉」この三社で作り、その血統が各地に広がっている。

この三社を 大手三社と呼んでいる。

規模、価格、全てが業界でも飛び抜けており、この三社で基本的には頂点を争うことが多い。

もちろん、色々な業者ごとに鯉は作っており、それぞれが各社の血統、系統鯉には違いない。

では、なぜ、系統鯉、血統を大切にしているのか。
それは、成長をした際の結果が大きく異なるためだ。

親鯉を見ればその子が、どんな鯉で将来性が読める。また、骨格の良さや発色の良さは親鯉に依存するため、競馬の親を見るのと同じように非常に参考になる。

次回以降、各社の特徴や選び方を伝えていきます!



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