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炭水化物の角砂糖何個分に要注意!

こんばんわ。

今日は昨日の続きを書こうと思っておりましたが、お客様からご質問を頂いた為、「砂糖何個分の罠」について書いていきたいと思います。

炭水化物と角砂糖は同じではない

以前も書いた事がありますが、ここ数年、炭水化物と糖質が同じものの様に書かれ、過剰に悪者にされがちです。

詳しくはコチラをご覧頂ければと思いますが、炭水化物 = 糖質 + 食物繊維であり、炭水化物=糖質ではありません。更に言えば、「糖」と一言で言っても、単糖なのか、二糖なのか、多糖類なのかも異なります。

しかし、サプリメントなどのホームページを見ていると、ご飯やパンに角砂糖何個分もの糖質が入っています!といった感じで、角砂糖を積み上げた写真で表現し、まるで炭水化物を摂る事が、まるで悪いことかの様に書かれているんですよね。

角砂糖はショ糖のみ(二糖類)、炭水化物は食物繊維+デンプンが中心(多糖類)

まず、角砂糖に使われるグラニュー糖は、基本的にショ糖になります。

ショ糖とは、別名スクロースとも言いますが、ブドウ糖(グルコース)+果糖(フルクトース)の二糖類です。

それに対して、炭水化物は食物繊維を含みますし、糖の多くは多糖類のデンプンになります。多糖類→二糖類→単糖といった感じで分解された上で、吸収されますので、吸収時間も二糖類より遅くなります。

それにも関わらず、炭水化物を摂ってはいけないものの様に見せ、このサプリを摂る事で、糖の吸収が押さえられます!みたいな謳い文句で販売されているものが多いんですよね。

炭水化物は健康に大切な栄養素

炭水化物は、三大栄養素にも含まれる様に、人が生きる上で必須の栄養素です。

過剰に摂りすぎる事が健康に良くないだけであり、脳も赤血球もエネルギー源はブドウ糖になりますので、適切な量を摂る事は大切なことです。

更に言えば、睡眠ホルモンと言われるメラトニンの原材料となるトリプトファンを脳を摂り入れる為には、グリコーゲンを摂り、インスリンが分泌されることも重要なポイントです。

どれくらい摂れば良いかが知りたい方は、コチラをご覧ください。

茶色い炭水化物がオススメ

もちろん、可能であれば、白米よりは雑穀米や玄米を選択し、普通の白いパンよりも、全粒粉のパンなど茶色い炭水化物を選ぶことをお勧めします。

なぜ茶色い炭水化物がおススメなのか?というと、お米であれば、胚芽やぬかの部分、小麦粉であれば胚芽やふすまの部分を削ぎ落すことで、ビタミンやミネラル、食物繊維が減ってしまいます。

その為、茶色い炭水化物の食品を摂って頂いた方が、食物繊維が豊富なことから、血糖値の急激な上昇を抑えられますし、糖の代謝に関わるビタミンをはじめ、ミネラルなどの栄養も得る事が出来ます。

炭水化物と角砂糖を同じものの様に考え、過剰に恐れるのではなく、炭水化物は健康に必要な栄養素ですので、適切な量を摂る様にしていきましょう!

また、健康の為には、玄米や全粒粉などの茶色の炭水化物がオススメです。




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