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洋ゲー党が『FF14』にドハマりした理由

普段は海外製のオープンワールドや、インディーズのプラットフォーマーアクションをやってばかりの人間だが、ある日後輩がFF14を始めると聞いて、一緒に始めてみようと思った。
なんとなく最初のひと月で見える範囲を遊べればいいかなと思ったけれど、これは本当に浅はかな理解だった。
FF14は凄かった。


1.偏見を払拭する超豪華なJRPG体験

前世代くらいから(今世代がPS5だとしたら、前々世代)和製のRPGは微妙だよな~みたいな言説があったと思う。なんとなくそれは感じていた。正直『オクトパストラベラー』と『DQ11』は肌に合わなかったし、FFに至ってはX以降やってない。『メギド72』は一年以上遊んでるけど。
格ゲー同様、かなりマニアックなジャンルになってしまった印象を覚えていた。やっぱり海外の大作タイトルに比べると、受ける印象が小粒だなという感じがしていた。

でもFF14はそれを裏切ってくれた。
まず、ストーリーが素晴らしい。まだ四つ公開されている内の、二つ目の大型ストーリー『蒼天のイシュガルド』が終わったくらいだが、とにかく緻密である。一見平和だが内部に問題を抱える主人公サイドの三国と、版図を広げんとする帝国の政治劇がじっくりと描かれ、要所要所でFF伝統の召喚獣(今作では「蛮神」)が暴れまくる。そんなお話の渦中に、FFのジョブになりきりながら呑み込まれていく。展開のためにとりあえず置かれたような気の抜けたキャラは一人もおらず、全員が自らの実存に沿って全力で問題にぶつかっていく。あと顔が良い。

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ミコッテ族のヤ・シュトラ嬢。
クソババアに育てられたからか、たまにピキる。(進行上、どこで待機しているかわからなくなったのでスクショはウィキからお借りしました)


いくつもの謎が話を跨いで進行していくので、いわゆる連載型のシナリオということになる。ローンチから7年経ってまだまだストーリーは展開しているらしいが、それだけ話を続けられる体力と人気があるということなので――まあ言うてスクエニですし――運営の余力にハラハラしなくても済む。(その昔、僕が大好きだった『アンライト』というゲームが悲しくもサ終してしまったわけですが、その話はまた今度します)


2.超高い民度による、実家のような安心感

そんなこんなで、DPSという簡単なロールばかりやっていたので、フレンドと遊ぶためにタンクを練習し始めることに。一応ウィキを読んだが、いまいち理解できない。案の定上手くいかず、野良パーティーでマッチングして入るダンジョンの最初で、2回も全滅の憂き目にあう。10割自分のせいで、これは解散申請をしないとなと思っていると……

「全然大丈夫ですよ、ゆっくりやりましょう^^」

……これが世に言う「光のおじさん」か、と感動する。オンラインゲームなんて、気に障ったら何も言わずに即抜けが常識だと思っていたが、そんなのは人情を忘れた世界での出来事だったようだ。
その人に範囲攻撃とタゲ集めスキルの使い方を教えてもらい、その後は問題なく攻略できた。いつもの数倍楽しかったダンジョン攻略となった。自分がアドバイスを受ける以外にも、似たような場面は何度か見た。それくらいFF14の民度は高い。超高い。そしてありがとう先輩。

もちろん、月額課金制ということで、タダで適当に遊べばいいやという人がいない説もあるのだろうが、ひとつには「コンテンツルーレット」という仕組みがうまく機能しているのがあると思う。
というのは、自分がすでに開放している(遊んでいる)ダンジョンの中から好きにマッチングに参加する機能で、普通に選んで参加するより報酬が良いのだ(何度も参加できるが、報酬が良いのは日に一回だけ)
つまり、上級者は見慣れたダンジョンを遊んで上手い報酬を貰うand初心者は初見のダンジョンを手解きしてもらいながらストーリーを進められるというwin-winの関係がシステム上で出来ているのだ。これは本当にスゴい。

なので、オンラインゲームのスレた人間関係に心が荒んでしまったあなたでも、ぬくぬく世界を救うことができる。おすすめである。(高難易度は綿密な予習が必要なようだが、そこまで行くのにそもそも結構時間がかかるし、やらなくてもいい)


3.莫大なコンテンツ量

戦闘コンテンツ:各種ダンジョン、ボス、レイドボス、PVPの個人戦と団体戦、フィールド戦闘、討伐依頼etc

非戦闘コンテンツ:ハウジング、クラフト、マーケットでのユーザー間売買、料理、釣り、演奏、ロケーション探し、フォトセッション、カジノ(カードゲーム、MOBA、レース、麻雀、ミニゲームなどなど)

多分書き洩らしている。というか把握してない。麻雀のついでにダンジョン探索できるゲームとも言える。ジョブだけでも相当量あるので、「竜騎士飽きたから青魔導士やるか~」みたいな楽しみ方もできる。エオルゼアは、広い。


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いまならジバニャンも貰えるぞ! さあ、Elementalサーバーで僕と握手!

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