自分のサービスを作る時に気をつけてほしいこと|双方向性を確保する

個人でなんらかのサービスを営んでいる方であっても「自分のオリジナルサービスを1人で作り切った」という人はとても少ない。

多くの人を見ていて、それは「仕事がデキる」とか、「能力の高低」とは別の軸だと感じる。この「思った以上に難しい」という"隠れた"壁に阻まれて、前に進めないでいる人は多い。

隠れた、というのは、「自分1人でがんばったらできる」と思っているケースが多いためだ。これはなかなか伝わりにくいことではあるのだけど、この記事ではそのことについて書いてみたい。

この内容は難しいと思うけれど、一般的には明言されることはない、しかしとても重要な「奥義」的な内容になる。ご理解いただくと、絶対にあなたの役に立つ。


そもそも、「何かセカンドビジネスを始めたいけど、なかなか足が出ない」という方は、フランチャイズとか、資格系のサービスなど、オリジナル商品ではなくて価値提供パッケージがすでに組まれているものを使って事業を始めるのもいい。

そうでなくオリジナルな商品を、という場合には、「1人では難しい」というのがポイントなので、適切な人と共に歩むことだ。その場合はまず「まともな人である」という前提の上で、相性が必ずあるので、「すごい人か?」よりも「私が前に歩めそうか?」というポイントで選ぶといい。


私もそういったサポートをしているけれど、何もサポートをしているから言っているわけでもない。これは「自分1人で距離の決まっていないマラソンに出る」ような、「自分の後ろ姿を自分で見る」ような作業なので、人と走った方が断然ラクだし、後ろ姿は見てもらった方が早いことは間違いない。

仕事人として優秀であるのに、いざ自分のコンテンツサービスは作れない、という人は本当によくいる。私だってサービス作りのサポートは長年してきても、自分自身のサービスを1人で作るのはいつも難しい。


いつの時代も、あたかも「1人で簡単に」ビジネスは起こせる、という情報や書籍は溢れている。ノウハウもいくらでもある。「学んで努力すれば私にも可能だ」と思わせてくれるキャッチコピーが並ぶ。

しかし残念ながら、事業作りは「知識」ではない。そのため「情報の学習」ではできるようにならない。「今の私」から、何度でも変わり続けることが必要だ。

それができるタイプの人は1人で創り上げていく。


この記事で表したいポイントはここにある。とにかく「1人では難しい」ということを、わかっている人が少ないように見えるという点。わかった気にはなっている。

「だから起業塾に入ればいいんでしょ」「セミナーに出ています」「オンラインサロンに入ってみました」「コンサル頼んだ」といった話ではないということだ。

何をやっても、「情報を得ている」だけではけっきょく1人でやっているのと変わりないがないということ。本がサロンに変わっただけでは効果が薄い。「関わり合い」を持てるかどうかだ。


大事なことは「インタラクティブ」であること双方向のやりとりを行いながら、1つの方向性に向かって進み続けるかどうかにかかっている。

私自身セミナーやグルコンやワーク会を開催した際に、そこに双方向性を持って「参加」してくるという人は少なく、さらに参加だけでなく「関わって」くる人というのはほぼいない。しかし、「狙ったサービスを作り切る」には、その達成まで相手と「関わって」いけることが重要になる。

逆説的だが、これがわかるなら、頭でなくとも感覚で掴めるなら、1人でも進める。「ようするに」で言ってしまうと「変化を起こせるかどうか」。ここまで抽象的にまとめるとわからなくなるかもしれないけれど、成功するまで、自分が成功する形になるまで、変わり続けるかどうかだから。


p.s.
これはだから「誰かのサポートサービスを受けるべきだ」という話ではなくて、サービスを作り上げるまでの態度、同時に情報に接する時の自分の態度が核心だ。

その態度を変えるためだったり、より効率的効果的に行うために、他者に自分のチェックや行動の併走を頼むのが有効というのは、あくまでサブの話。人間と、現実と、「関わる」こと。それをしない人、それがどういうことかよくわからない人、というのはとても多い。この記事が少しでもきっかけになればと思うけれど、よーわからん、となる可能性の方が高い。何か質問などあればコメントください。

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