俺のTCC|「評価」の使い方を変えたのでメモ(ver.6)

※Notionから転記したので箇条書き形式。タスク管理ツールTaskChuteCloudの「評価」機能とその設定に関する話。
※2023-10-27 更新


最近は評価機能を使っていなかった

  • この半年くらい、TCCの「評価」機能は使わずに運用していた。理由は効果と労力が釣り合わなかったためだ。私はタスク名やコメント欄に必要な評価や感想を追記するので、それが評価機能の変わりになっているという理由もあった。

  • しかし、今日読んだ大橋さんの記事に触発されて、久しぶりに評価機能を使いたくなった。
    >その日がどんな一日だったのかを瞬次に振り返るために毎日やっていること

  • なぜ使うのは「評価」機能なのか?こちらの記事では「プロジェクト」機能で1日のタスクを8+1種類に分類なさっているが、私の現在の「プロジェクト」の使い方は細かめのタスクの時間計測に使っていることと、ライフホイールの分類は棒グラフでなくて円グラフで見たいためだ。
    (TCCのレビュー機能では、「プロジェクト」は棒グラフでしか出力されない)

  • なので、代わりに「評価」機能をライフホイールにしよう!と思った。が、それはやめにした。


なぜよさそうな設定を試さないのか?

  • 上記の大橋さんの記事の使い方がいいなあと感じるところは(私個人の感想)、1日のタスクが綺麗に分類できて、その結果をひと目見ることで「こんな割合の1日だったのか」とわかる。そこから得られる、満足感や納得感がありそうなことと、そこから必要に応じてなにかしらの行動変更の手が打てそうなところだった。

  • ただ、そのためには全部のタスクを全てきちんと評価する必要がある。

  • 毎日100ほどのタスクを個別に評価分類していくことは、私にとってはやはり労力に見合わないと感じた。「同一評価タスクは一括選択してまとめてつける」のもいいが、そういうことも試した結果やはり大変で、「評価」機能を使うことはやめたという経緯がある。

  • 最も私にとってストレスだったのは、大橋さんのライフホイールでの分類方法を例にすると、そのタスクが「お金」にも「人間関係」にも「仕事」にも分類できるのに、その内のどれか1つだけしか評価を付与できない、という点だった。これに毎回いちいち悩む上に、結果としてどれをつけてもしっくりこない、という気分が残る。これがキツかった。


v.6では評価機能をタスク分類の「中項目」のように扱う

  • それでも、大橋さんの記事を読ませていただいて想像力がBURNINGしている状態は活かしたいと思って粘った結果、今回は評価をタスク分類の「カテゴリ」として使うことを閃いた。

  • 評価の本質機能は、a.タスクへの「タグづけ」と、b.「時間割合%の円グラフ出力」ができることだ。「そのタスクがよかったかどうか?」といった「◯✗」判断以外にも、自由な発想で活用すればいい。

  • 「カテゴリとして使う」とはどういうことか?たとえば、今書いているnoteも、また別のところで書いているnoteも、どちらも「書く」という時間だが、私はそれぞれに個別で「プロジェクト」を立てて計測している。
    今月note"A"は20時間、note"B"は19時間書いた、ということがわかるようなプロジェクト設定だ。

  • そうすると、プロジェクトは1タスクに対して1つしか割り当てられないので、「書いた」時間の合計が見られない。これにはちょっとした不便があった。

  • ここをまとめるために、「評価」を「中項目(カテゴリ)」のように使う。これなら、評価するタスクはそれに該当するものだけになるため評価軸もハッキリする。そのタスクをどれくらい取り組んでいるのか、そのバランスを見たい、増加させたい、と思うものだけを評価項目としてセットすれば、結果の円グラフを見ることも楽しみだし意味がある。

  • これで、評価の円グラフを見れば「1日の中で書いている割合は10%」とわかり、プロジェクトを見ればその打ち合わけは「Aが10分、Bが20分、Cが、、、」という形ができる。

  • 逆に、評価する必要のないタスクは空欄にしておける。この適度な気楽さがいい。


今回設定した7つの評価項目と狙い

最後に、今回設定した評価の7項目とその狙いを紹介する。

WORK(仕事)、LEARN(学習/習得)、THINK(本質思考)、WRITE(書く)、CREATE(創る)、WORKOUT(運動)、RELEASE(解放・回復)の7つになる。

  1. WORK(仕事):様々な仕事に一括してこの評価をつけることで、仕事へのトータル時間の割合がわかるようにした。
    ※このWORKが付与されるタスクの取り組みが少ない場合、生活が緩やかに崩壊している可能性があると判断できる(俗に言う「遊びすぎ」。仕事してない)

  2. LEARN(学習/習得):たとえば「読書の時間」などはプロジェクトで個別に計測しているが、しかし読書をしていれば途中からその内容を理解するために調べものを始める時間などもあり、さらにその目的は何かしらの「結果」を得るためだったりするのでまた別のアクションが発生したりする(趣味の読書はLEARNに入らない)。そのように、何かの結果に向かって学んだり調べたり試したりするタスクには、読書以外でも全てこの評価をつけることによって、「全体としての学習・習得の行動」の割合を見ることができるようにした。
    ※このLEARNが少ないと、WORKのクオリティが頭打ちになるので注意したい。たとえば主夫がWORKとして家事を毎日やっているとして、より効率的にする方法を身につければ時間を半分に、質は2倍に、ということもありえるのに、新しいものを学んだり取り入れない場合はずっと相対的に低いパフォーマンスで家事(WORK)をすることになる、という感じだ。

  3. THINK(本質思考):自分の行動を振り返ったり、本質的な事柄について考えを深めるようなタスクに付与。タスクシュートのレビューやルーチンへの反映もこの時間。
    ※THINKが少ないと、人生の全体的な方向性や、目の前だけ見ていては失いがちな本当にたいせつなことを見落とす可能性がある。間違った方向に全力疾走しないためにも重要なタスクだ。

  4. WRITE(書く):色々な媒体に文章を書いている時間のトータル。これは人生においては必ずしもなくていいものだが、2023年は「書く」ことに力を入れているためにその割合が見たくて用意した。

  5. CREATE(創る):「アウトプット」ともくくれそうだが、こちらの方がより射程が広い。「書く」は別で計測し(4.WRITE)、それ以外の写真やら何やら、考えることも含めて創作活動に使ったタスクに付与する。
    ※私のCREATEタスクの認識の1面には、これが少ないと自分の「分身」が世に出ないので、いつまでたっても「行動:成果」が「1:1」のまま、ずっと働く必要があることへの注意が含まれる。これは仕事に関する問題意識だ。「働く」のはいいことだが、それだけをしていると自分ができる「仕事」の限界が低くなる。それは全体としてよいことではない。なので、積極的にCREATEタスクの割合は増やしたい気持ちだ。

  6. WORKOUT(運動):運動タスクに総合的に付与。プロジェクトで筋トレやランの時間は管理しているが、それらをまとめてWORKOUTの割合を見る。運動が不要な体質の人もいると思うが、基本的には適度な運動は心身の状態を健やかにしてくれるし、筋肉量は内蔵の環境にも良い影響を与える。内蔵は脳にダイレクトに影響する。
    ※このタスクの割合が減ると、パフォーマンスの上限値が下がるような感覚がある。逆に多すぎても下がる。長い目で見ると健康寿命を損なう。

  7. RELEASE(解放・回復):遊びや休息などの回復系に付与。自分が「うっひょー!」と思えるようなタスクに指定する。
    ※この割合が減ると精神が荒んでいくので、ある程度自分を遊ばせて上げることは大事だ。思いっきり好きなことや気持ちがいいことをすることの大切さ。カラオケで叫び散らす、森を歩く、温泉につかりまくる、など。
    ※昔は、仕事が好きで楽しんでやっていれば「RELEASE」タスクは必要ないと思っていた。しかしそれだけでは解放できない種類のストレスがある。


最後まで読んでくださりありがとうございました。何かしら参考になりましたら幸いです。

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