40代後半が狙える派遣社員の募集案件3選
派遣会社の募集案件には年齢制限はない。しかし実際のところ、応募者が多くてスキルが同レベルの場合にはおそらく年齢の若い人が有利だと思っている。
そんな中でも40歳後半から狙える募集案件はあるので、実際に私が勤務した案件をご紹介。
◆その1:大量募集の案件
大量募集の場合は当然だが競争率も低くなるため、先行基準も甘くなる。
時給も特別低いわけではないので、とにかく派遣で働きたい人にはお勧め。
【私が勤務した実際の案件】
外資系大手保険会社のテレフォンオペレーター。
前職の派遣の仕事では仕事を依頼してくる社員とのやり取りしかなく、もっと多くの人とコミュニケーションをとる仕事に就きたいと思って選んだが、決められた通りの言葉で受け答えすることが求められ、自分には合わないと感じて研修途中でリタイアした。
◆その2:応募する人が少ない案件を狙う
大量募集案件と同様に競争率が低く、応募すると即採用というケースもある。
【私が勤務した実際の案件】
大手エネルギー開発企業の分館での総務事務。
派遣先が自宅から自転車通勤できる立地で個人的にはかなり嬉しい条件だったが、最寄駅から徒歩15分またはバス利用という場所なので、電車通勤の人はまず応募してこないだろうと予想。案の定エントリーした翌日には派遣元から連絡があり、ほどなく派遣先の担当者と面談、採用となった。
◆その3:急募している案件に応募する
派遣先からできるだけ早く人が欲しいと言われているケースが多く、応募要件を満たしていれば早い者勝ちで採用される可能性が高い。
【私が勤務した実際の案件】
ベンチャー企業の不動産管理部門でフォーマット入力。
応募の翌日には派遣元から連絡あり。派遣先での面談を経て1週間ほどで就業開始。約1年半務めたのちに派遣社員としての勤務を終了。その後は派遣先企業と直接業務委託契約を結び、現在も勤務中。
◆スキルがあるのに通らないのはなぜか
派遣社員を常用している企業の中には、それほど責任の重い仕事を与えず社員の補佐として言われた業務を文句を言わずにこなしてくれればいい、と考えている企業も多いはず。
そのような場合は一定以上スキルがあれば、それ以上のスキルは必要なく、逆にスキルが高すぎると使いにくいのではないと懸念を抱かれる場合もある。
高いスキルを身に着けて、バリバリ働き、仕事に生きがいを求めたい場合には派遣社員で不向き。
◆派遣先でスムーズに業務するために心がけたいこと
あいさつを欠かさない
「おはようございます」「お疲れ様です」「失礼しました」「承知しました」「お先に失礼します」などのあいさつは基本的なことながら以外に実践できない社会人が結構多い。あいさつをきちんとするだけで職場での働きやすさや好感度・信頼度がアップする。
わからないことはわかるまで聞く
依頼された業務に不明点があるのに質問せずに引き受け、業務の結果が求められたものと相違したり、進んでいると思っていた業務が滞っていると分かった場合には不信感を抱かれる。不明点がある場合はわかるまで聞く。その瞬間は渋い顔をされることもあるかもしれないが、結果として求められた形の業務ができれば、不信感を抱かれるようなことはない。
派遣元から言われた内容と違う業務を頼まれる場合もあることを念頭においておく
業務内容に「付随した業務」と書かれている場合、ちょっとしたことを気軽に頼まれることが多い。
また、PCスキルの認識が派遣元と派遣先でずれていることもあり、基本操作ができれば大丈夫と言われていたのに(基本操作がどこまでの範囲かもあいまい)、勤務初日にPCのセットアップからさせられたことや、必要スキルにはPowerPointの操作は含まれていなかったのにいきなり図面を作るように言われたこともあった。
期待以上のスキルがあると知られると業務の内容を増やされることもある(ベンチャー企業に派遣されたときは雪だるま式に業務が増えていった)。
あまりに契約内容と違うときは派遣元に相談して、契約通りの業務にしてもらうか、時給アップの交渉を。とはいえ、派遣先へ気兼ねして派遣社員の味方をしない担当者もいるので、職場の上司などで気兼ねなく相談できる人がいる場合にはそのほうが話が早い場合もあるので、状況をみて臨機応変に対応するのがよい。
年齢がいくほど派遣社員として採用されることは難しくなる場合もあるが、パートやバイトに比べると時給が高く、働きやすい派遣先もあるので、条件面のみで決めるのではなく、「選ばれやすそうな案件」を狙って挑戦してみてください。
サポートいただいたら寿命が延びます。たぶん💛