potatotips #68 に参加しました (iOSブログまとめ枠)

メルチャリのiOSエンジニアの toshinarin です。
2020/02/12(水)に開催された、potatotips #68  に参加しました。メルチャリより、同じくiOSエンジニアの wakinchan  が登壇させていただいたので、今回発表されたiOS Tipsをまとめます。会場は、コネヒトさんでした。

発表内容は、SwiftUI関連が2件、App Store Connect関連が2件、CLIツール、UIKitについてがそれぞれ1件でした。App Store Connect関連のうち1件は、メルチャリのiOSエンジニア wakinchan による、App Transferについてでした。以下、発表順にご紹介します。App Transferについては、最後となりますが、目を通していただけると幸いです。

Swift製CLIツールをMintを使わずSwiftPackageManagerで管理する

yanamura さんによる発表。

Swift製CLIツールをMintを使わずSwiftPMで管理する - コネヒト開発者ブログ

Swift製のコマンドラインツールを管理するためにSwift Package Managerを使うという内容でした。ツールを管理するためのツールをインストールする手間がなく便利そうですね。

SwiftUI のみで開発したアプリをリリースした話

Akkey さんによる発表。

SwiftUI 実践 tips 集 - Qiita

MIHO というキャラボイスアプリを SwiftUI と Combine を用いて開発したときに得られた学びの紹介でした。アプリは、リストにあるセリフをタップすると、音声が再生されるというもの。タップ領域の問題や、端末ごとの画面サイズの違いへの対応などが紹介されていました。デモ中に、事故だったそうですが、Xcodeでのビルド完了時にキャラボイスが再生され、優しく通知してくれる設定になっていたのが羨ましかったです。僕も試してみます（違。

SwiftUIで作りながら学ぶアニメーション インジケーター編

Ryo Tsuzukihashi さんによる発表。発表者一覧で、ヨミガナが「つづきはし りょう」となっていて、続きは資料さん？と思ったのですが、司会者のとのやり取りで、つづきはしさんという名字だと理解しました🙇

作りながら学ぶ！ SwiftUIアニメーション インジケーター編 - Qiita

順を追ってインジケーターの作り方が紹介されていました。ステップごとに調整すべき値が説明されていて分かりやすかったです。このTipsを参考にすれば、自分好みのインジケーターが作れそうですね。

SandBox Tester Tips

funzin さんによる発表。

SandBox Testerを手動で作ることに限界を感じて、fastlane spaceship をBitriseで実行するようにして自動化したお話でした。懇親会でお聞きしたのですが、4半期ごとに2週間、自由な課題に取り組める期間があるそうで、そこでの成果とのことでした。エンジニアにとっては嬉しい制度ですね。おまけで、テスターを作成し続けるとどうなるかについても検証されていました。答えは以下に 👉

SandBoxテスターの作成数の上限について - Qiita

コネヒトさんの紹介

CTOの​伊藤 翔さんによる発表。コネヒトさんは、ママリというサービスを運営されています。育児中の方なら知っている方も多いのではないかと思います。開発組織としては、技術コミニティにはなくてはならないを目指しているそうで、ス・マイル制度というアウトプット支援制度のひとつを紹介されていました。チームとしてアウトプットを議論し、それによるインセンティブはチームで分配するという制度で、良いサイクルが回りそうな制度だと感じました。

入り口すぐの壁には、社内の改善を進めるためのみらい会議や、くえすとが紹介されていて、働く環境を自分たちで改善していっている雰囲気を感じました。ぜひ見習いたいです。

そのAlertController 回転ロックできないってよ

Tamappe さんによる発表。

UIViewController単位で制御するという前提で、アラートが表示された状態で画面の回転を制御したい場合に、どこで制御すべきかという内容でした。結構ハマって、考えられるパターンをすべて試したそうですので、このTipsを知っておけば、大幅に時間が節約できますね。

未知の世界 App Transfer (App 譲渡)

なかなか経験する機会のないApp Transferについて。世の中に情報がないわけではないものの、断片的で、はっきりしない部分が多い作業かと思います。
Appleの公式ドキュメントからApp Transferの概要について触れ、App Transfer前後の状態が3つあることを意識する必要があること、Firebaseを利用しているアプリの場合に気をつけたいポイントなどを紹介しました。

メルチャリのアプリでなぜApp Transferが必要になったのか、背景もご説明しました。

成功するか確信が持てない部分もあったApp Transferですが、メルチャリチーム全員と、メルカリのiOSチーム、セキュリティチーム、ITチームのサポートを受けながら、無事に完了することができました。今後は、neuet株式会社の新しいオフィスにて、より一層多くのお客さまに使っていただけるようサービスを改善していきます。そんなメルチャリでは、一緒にゴリゴリ開発して、圧倒的に心地よい街の移動体験を創り出して行けるメンバーを募集しています。

少し興味はあるけどよく分からないしなーという方、新オフィスオープニングパーティにて、メルチャリのうらがわトーク、電動自転車のプロトタイプの展示を予定しておりますので、ぜひお誘い合わせの上、お越しください。開催日時は、2020年2月28日（金）19:00 ~ 22:00 です。お申し込みは、以下からお願いします。

[neuet] オフィスオープニングパーティお申込み

以上です。懇親会での話も絶 えることなくとても楽しい会でした。ありがとうございました。