内転筋の重要性

こんにちは。
引き続き内転筋についてです。

歩行動作での役割

内転筋群が最も働く瞬間は、立脚中期〜後期すなわち、着地〜後ろ足にかけて働きます。

脚を後ろに振る際、股関節は伸展・内転・内旋を伴い、母趾で地面を捉える事が出来ます。

反対に脚を前に振る際は、股関節屈曲・外旋・内旋し、小趾側で地面を捉える事が出来ます。


股関節伸展・内転・内旋の働きを担う筋群こそ内転筋群になります。

母趾、小趾でバランス良く地面を捉える事で、MP関節がバランス良く伸展するし足底が安定します。

https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/15/071300026/031900318/?P=2&ST=m_bodycare


https://note.com/riccca/n/nf7e88727beca

手の指で実際に試してみると分かり易いです。
指を手の甲へ倒すと手の平が引き伸ばされて硬くなりますよね。

均等に硬くなることで足底が安定します。


しかし内転筋機能低下により脚を後ろに振る際、股関節伸展・内転・内旋が行えないと、後ろ足も小趾側で地面を捉える事となり、足底外側ばかりが硬くなり、足底不安定を招きます。


また、外側荷重が癖になる事で
脛骨外弯や大腿骨外弯、すなわちO脚リスクも伴います。

モモ前が常に力む訳ですからそりゃ、足細くなりないっすよね。


小指側が常に潰されるわけですから内反小趾なども考えられますね。


加えて股関節内旋制限が掛かりますから、股関節外旋に伴い骨盤後傾を招く可能性もありますね。

ガニ股歩き嫌ですよね。


当たり前ですが骨盤後傾位ではお尻は垂れて見えますし。


また股関節伸展可動域の確保には多裂筋が同時に働く必要が有ります。

詳しくは上記をチェック。

股関節伸展可動域確保には寛骨前傾が必須ですからね。

伸展可動域が確保出来ないと、自ずと小股歩きになります。疲れますよ。臀筋も使えないですし。


後は変形性膝関節症や変形性股関節症なんかも考えられますね。

寛骨後傾→股関節外旋→膝が常に軽度屈曲しますので。


支配神経

閉鎖神経になります。
薄筋のみやや脛骨神経を齧りますが。

大腿神経と密接な関係である事から内転筋拘縮等で、腰や膝内側痛を発症する可能性もあると思います。

また閉鎖神経は大腰筋とも近い位置にある事から、大腰筋のコンディションも関わりが深そうですね。


筋連結

大内転筋は内側広筋や大臀筋(下部繊維)と関係を持ちます。

内側広筋とはハンター菅を形成し、大腿動・静脈や伏在神経の通り道となります。

大臀筋との連結はヒップスラスト等で活用出来ますね。モモでボールを挟んで行えば連結を生かして効率よく行えます。


長内転筋
恥骨結合を介して腹直筋との関係を持ちます。

腹直筋は腹横筋や内腹斜筋と言ったコアの安定性を司る筋群達と密接に位置するので、内転筋と腹筋群も関係を持つと言って良いでしょう。

クランチをする際にモモでボールを挟み、内転筋群を筋発揮させながら行うと良いでしょう。


めっちゃ良いのかけた。
読んでね。


終わり。

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