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2024年1月実施 最終東大本番レベル模試 スタッフによる所感【英語】


全体概観:標準


難しい問題もありましたが、比較的点数がとりやすい問題もそろっていたのではないかと思います。本番は、難しい問題がきても、焦らず、「自分が難しいと感じているということは他の人もそう感じている!」と考えて、取れる問題を確実に押さえましょう。

第1問


A:標準
各段落で筆者が言いたいことをつかみ、その中でも重要な部分を抜粋して文章化しましょう。今回は第一段落の冒頭で全体のテーマが示され、第二段落のBut以降に筆者の主張の比重が置かれていました。具体例や比喩はさらっと流し読みしつつ、何を伝えるためにそれらが使われているのかを考えられるといいと思います。

B:やや易
(ア)は問題となっている文が、その段落において果たす役割を考えましょう。前後の文の内容も加味することで答えが絞れるでしょう。(イ)は並列して使われている形容詞longとshortが対義語となっていることに着目することができたかが鍵だと思います。

第2問


A:やや易
比較的書きやすいテーマだったのではないかと思います。内容に関する細かい指示はないため体験談や具体例を書くことで、自分の主張に根拠を持たせ東大の求める論理的な文章に近づけると思います。難しい文法や単語は無理に使おうとせず、減点を最小限にできるようにしましょう。

B:やや難
問題となっている文章を自分の中でかみ砕いて、言いたいことと構造をつかみましょう。最後の「~ものだ」は、「人々がそうすべき」ように、自分の知っている英語で表しやすい表現に解釈することが大事になります。

第3問:標準 


やはりリスニングでは下読みが大事になってきます。本番は焦ったり難しかったりで予想以上に下読みに時間がかかってしまうこともあると思います。そんな時も焦らないことが重要です。最高でどれくらいまで時間をかけるのか、最低限どの程度理解したら次に進んでよいかなども決めておくといいかもしれません。(B)の(16)のように、二つの情報を用いた計算が必要になる問題もあります。数値が必要になることを事前に知り、その部分は注意して聞くようにするようにしてみてください。

第4問


A:標準
今回は文法的誤りが多かったです。ここに費やせる時間は少なく焦ってしまうとは思いますが、文構造を確認しながら読み進めていけるようにしましょう。内容から正誤を判断する問題も近年はよく見られるので内容も把握して読み進めましょう。

B:やや難
日本語にしづらい表現が多かったように感じました。(イ)は、andが並列ではなく、あとの部分が前の部分の結果であることを示しているとつかめるとよかったと思います。(ウ)は知らない人が多かったと思われるallureという単語を、文脈から判断し訳に入れることが必要となりました。

第5問:標準


語り口調の文章で読みにくいと感じた人も多かったかもしれません。ニュアンス的な部分などは理解しにくいとは思いますが、流れをつかんでついていきましょう。今回は大丈夫だと思いますが、登場人物が多くなると混乱するので印をつけるなどして整理しながら読み進めましょう。今回、(A)や(C)は答えやすかったと思います。(B)はwhatが正しい用法で使えたかが鍵だったと思います。Whatやthatなどの様々な用法をもう一度確認しておきましょう。

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