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#8 「空気清浄機をつけると一分一秒すべての時間得した気がする」

空気清浄機を買った。
今年は花粉症がかなり酷くて、普通に生活するのすらなんか辛いといったような感じ。くしゃみ鼻水はあまり出ないけど、皮膚が赤くなったり頭が痛くなったり、喉がイガイガしたり目が痒くなったり。あとはぼーっとして頭のメモリが5MBぐらいになる。さっきやろうとしてたことってなんだっけ? 計算とかやることをまとめたりが頭の中でできない! などなど。冷静に考えると普通に病気とかと同じ生活に支障をきたしてる症状だよね?

でも世の中からスギはなくならないし、花粉症の人々は静かにアレグラとか飲んだりするわけで、もう自分でなんとかするしかないので空気清浄機を買った。
これがまあすごくいい。


これ。小さくてかわいい親切なロボだと思っている。


しかも光る。


こういった特徴のあるコレ。
これのなにがいいかと言うと、花粉症の症状がよくなるとかそういう話じゃない(そういう話でもある)。
買ってみて一日経った感想は「一分一秒全てをなにかわからないけど良くしてもらってる気がする!」というものだった。
家で仕事してたりいろいろ作ったりするときにも、勝手に自動で部屋がよくなっている気がする。
雑然とした部屋の空間自体になんとなくある気がしていた淀みだとか不浄ななにかを全部解決してくれているような感覚。スイッチひとつでそれが叶うお得感。それが置かれている部屋の入り口あたりのスペース、そこから聞こえる「シュー」という低い音が彼の勤勉さを証明しているような気がして「おっ、やってんねえ!」という気分。

実際に花粉症がよくなっていることよりも、なんかよくなっている感の方がよっぽど大きく感じる。とにかくお得感がすごい。
もちろん別に気がしているだけで本当にすべてがよくなっているわけではない。でもこれ、加湿器買ったときも同じ感じがした。


フランフランで買ったお花がかわいい加湿器。
机に乗るのがありがたい。

小さくて水を頻繁に入れなければならないのだが、その分「この水すべてが空気中に溶けて湿度が保たれている!」と思うとまた水を汲んできたくなる。

空気清浄機を買う検討は時々していた。花粉症が酷いならあった方がいいのかなと。
でも花粉なんて外からあらゆる角度で来るものだし、空気清浄機なんてもので解決できるのか……? 空気中にある花粉をキャッチして全部溜めておくなんて、そもそもできるのか? あんまり効かないのでは? そもそも空気清浄機ってものはどういう層が買っているのか? 機械でなんとかしなければ生きられないほど人間の身体って弱いのか?
今思えばいろいろ思うところがあった気がした。

空気清浄機ってわりと僕が思ったような「なんかいいな」みたいな部分で継続して使われているのかもしれないなとちょっと思った。
もちろん空気清浄機で空気が綺麗になっていることは疑いようのないことだと思うけど、それ以上に空気清浄機から受ける曖昧な感覚がいいのかもと。
こういうシリーズのもの、結構ある気がする。

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