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 【深海の街へ】


『コンサートツアー 2021 深海の街』
横須賀公演初日に行ってきました。
(ネタバレを含みますので、ご注意ください❣️)

これまで行ったユーミンコンサート、
どれもどれも今回が一番良かったと思ったのですが、
今宵のコンサートは忘れられないステージでした。

横須賀芸術劇場は大好きな劇場です。


京急汐入の駅からすぐの好立地。
17時半開場、入場はスムーズです。
それにしても、ユーミンファン、
私も含めて、だんだん高齢化しているなあと思いました。



苗場コンサートと同様、
特製ファイスシールドが渡され、
マスクと併用しました。
空席が2割程度あり、
感染防止策もきちんとしています。



18時、場内に流れるチェンバロの調べ、
クラシックのコンサートのような
空気感に包まれていました。



18時半、いよいよコンサートの開幕。
深海へと誘われていきます。
どんどん深く深く…..

『海底二万マイル』のネモ船長が奏でる
パイプオルガンを思わせるキーボードの音色

マントをはためかせ、
臙脂色のフランス軍服テイストの
キリッとした衣装でさっそうと登場したユーミン。



まさか!やっぱり!

翳りゆく部屋」①(シングル)から
コンサートは始まりました。
じわじわ涙腺が刺激されて、ウルウルしてきます。

どんな運命が愛を遠ざけたの
輝きはもどらない
わたしが今死んでも

運命ということばが心に迫ります。


フレール・ジャックの調べ
グレイス・スリックの肖像」②(昨晩お会いしましょう)
まさかここで聞けるなんて…

みんなここに来て
過ぎた時を見せて
深まる夜の静寂へ つれてって


そして「1920」③(深海の街)
『とことんユーミン』でも「1920」が一曲目になるかどうかと話題になりましたが、4曲目かなと思いましたが、3曲目できました。

かならず わかる ふり返れば
何を追いかけたか
それは変わることのない
あと100年経っても


背面に大きく映し出されるノートルダム寺院、
ノートルダム寺院に行ったときの思い出、
火災で崩れおちる屋根を見た時の衝撃…

ノートルダム」④(深海の海)を聴きながら、

さまざまな思いが蘇り、

歩きだそう、歩いていこう

と勇気が出てきます。

そのまま「深海の街」⑤(深海の街)へと続いていきます。

夜の海を泳ぐ
君は何処へと辿り着くの
月は青く揺れる
無限の鏡の彼方の夜明けを信じて



一転して懐かしい、あのイントロ。
ノートルダムから環状8号線へ場面は変わります。
メンバーが2列で行進している映像。
コンサートの定番「カンナ8号線」⑥(昨晩お会いしましょう)

ここで初めて立ち上がります。
手拍子に気持ちが入ります。
ああ、これ、これ!
血がクルクル巡ります。

想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれど
あのころの二人はもうどこにもいない

心の中で熱唱!

次は
ずっとそばに」⑦(REINCARNATION)
遠い海から来たクーが目に浮かびます。

そっと呼んで 胸の奥で
ずっと そばにいるわ
今日も 明日も ずっと

そばにいて欲しい人の顔浮かびます。

What to do ? was woo」⑧(深海の街)

空を飛ぶくらいに
ペダル 漕ぎ続けるの
出来るだけ遠ぉくへ
何も考えないように


知らないどうし」⑨(深海の街)

なのに どうしても どうしても 忘れられない
こんなにも こんなにも 孤独な夜 耐えきれなかった

盛り上がります。

ここでユーミンのMC。
このコンサートを開催できた思いと感謝。
ユーミンの言葉一つひとつに
ウルウルしてしまいます。
ここに来れて、よかった。
あなたにあえてよかった。
そんな思いが溢れてきます。

そのまま
あなたと私と」⑩(深海の街)
REBORN  〜太陽よ止まって」11(深海の街)

きこえくる はじまりのうた
 終わりなき 旅立のうた


夜明けの浜辺でサンバを踊るユーミン

生まれ変わっていく


衣装はちょっとレトロなワンピース。
遠目には柔らかいシフォンに見えました。


ここでMC   
後半戦のはじまり。

美しいピアノの旋律に乗せて
「散りてなお」12 (深海の街)

散りてなお咲いている
君に面影胸に またひとり歩きだす
金色に頬をそめて


そう歩き出すんだ。としみじみ思いつつ
ウルウルしてると
ああ、なんて懐かしいピアノの音色。

「雨の街を」13 (ひこうき雲)

どこまでも遠いところへ歩いて行けそう


大好きな「雨の街を」
何度も何度も聞いて耳コピして
ピアノを弾いていた18才の私。

と思い出に浸っていると、続いて
「ひこうき雲」14 (ひこうき雲)

空に 憧れて 空を かけてゆく
あの子の命は ひこうき雲


涙ポロポロ。

思い切り泣いて!って言われているみたい。

ワンピースからパンツ姿にロングコートを羽織ったユーミン。
素敵です。

「NIKE 〜The goddess  of victory 」15(深海の街)

クロノスに乗って 勝ち取る女神 NIKE 


軽快なリズムに身を預けて

「LATE SUMMER LAKE」16 (ダイヤモンドダストが消えぬ間に)

きみにとても会いたいよ 心が帰れないよ


もう総立ちです‼️


そのまま
「Hello, my friend」17 (THE DANCING SUN)へ。

悲しくて 悲しくて 君のこと想うよ
もう二度と会えなくても 友達と呼ばせて


友達と呼ばせて〜ググッときます。


その心に飛び込んできたのは
「ANNIVERSARY 〜無限にCALLING YOU」18 (LOVE WARS)

“明日を信じてるあなたと歩いてる
ありふれた朝でも私には記念日”


明日を信じて歩くんだ!勇気もらいました。

そのあと、コートを脱いだパンツ姿のユーミンが
階段に上がっていき、そこに座って歌い出したのは
「水の影」19  (時のないホテル)

時は川 きのうは岸辺
人はみなゴンドラに乗り
いつか離れて
想い出に手をふるの


大大大好きな「水の影」
ここまで生きて来れてよかった…
ユーミンと同じ時代を生きてきてよかった…

この会場にいるみんながそう思っているのでしょう。
気持ちがひとつになっていきます。


そこでステージに幕が降りていきます。
会場が暗くなります。

そして、アンコールの幕が開きました。

最初に来ていた衣装で登場したユーミン。
アンコール1曲目は

「青い船で」20 (VOYAGER )

同じ時を旅している
たくさんの人の中に
なぜかとても ああなつかしい
あなたがいてよかった


大きな画面に美しい地球が映し出されます。
私たちの乗っている青い船は今、
感染症、大気汚染
戦争、貧困 、不況 などなど
かつてないくらいの
困難な状況になっています。
でも、あなたがいるから大丈夫…
大切な人たちの顔が浮かんできます。

もう泣けて、泣けて…クシャクシャ
メンバー紹介がありました。
究極の8人!
シンプルでほんとにほんとに
素敵な演奏をありがとうございました。

トドメは
「空と海の輝きに向けて」21(ひこうき雲)

“遠い波の彼方に金色の光がある
永遠の輝きに生命のかじをとろう”

これで、今夜は私のベスト3、
全部歌ってくれました。

なんて幸せな夜でしょう。
久しぶりの涙、涙でクシャクシャ。

照明がつき、アンコールも終わりかな?
横須賀定番のアンコール曲はないの?
と思っていると、

ダブルアンコール!
22曲目となる
「瞳を閉じて」22 (MISSLIM)

“小さい子供にたずねられたら
海の碧さをもう一度伝えるために
今 瞳を閉じて
今 瞳を閉じて”


大合唱が聞こえてきます。



子どもたち、
次代を生きていく子どもたちに
伝えよう!
海の蒼さ!空の青さ!
そして命の尊さ!

こんなにも泣いて、
さわやかになったのは久しぶりでした。

心のトリートメントでした。
ステイホームで鈍磨していたところに
澱のように溜まっていた何かが、
感情が大きく動いて、流れ出した気がします。

身体が軽くなっていきました。

始まる前には、
シュンミンのファンの皆さまとも
交流できた時間もあって幸せでした。

ユーミンの歌をいっぱい聴きて幸せでした。

会場にいる方たち、
そこにはリアルお友達も何人もいました
ほんとに幸せでした。



本来なら昨年開催されるはずのコンサートツアー、
もし、予定通り行われたら、
こんなに素晴らしいステージに
ならなかったかもしれません。

チケット抽選に外れたのですが、
「とことんユーミン」モデレーターのシュンミンが
誘ってくれていくことができました。

松任谷 由実./ヴォーカル

バンドメンバー, 
武部 聡志/キーボード
小田原 豊/ドラム、
遠山 哲朗/ギター、
浜崎 賢太/ベース、
小林 香織/サックス&フルート&コーラス、
佐々木 詩織/コーラス&パーカッション、
今井 マサキ/コーラス&ギター

シュンミン、ありがとう❤️

スタッフの皆様ありがとう💕

バンドメンバーの皆さまありがとう💗
松任谷さん ありがとう💓

そして、ユーミン ありがとう💖


始まる前に見た横須賀港に夕闇。
この日を一生忘れません。

#深海の街
#深海の街ツアー
#松任谷由実
#横須賀芸術劇場

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