長くしていることこそ、いま見直す

久しぶりに他人の講義を見学させてもらった
夏過ぎから始める仕事の準備のために

技術を習得する演習系の講義で
1つの教室で学生を2グループに分け
2人の講師が同じ演習項目を教える

同じ演習のはずなんだけど...

え?
え??

同じゴールの技術習得の講義なのに
違うんだよね
やり方がちょいちょい違う
手順が、使い方が、着眼点が(-_-;)
学生同士がその違いを察して
チラチラ互いを気にしてる

学生があきらかに迷っている
どう学べばいいのか?

教えるときの基本
それは何を元にして教えているかだ

学生が分からなくなったとき
迷ったときに振り返り確認するのは
教科書であり、配布資料であり
講師それぞれのやり方ではない

実施評価基準が決まっている実技に関しては
○○先生風のやり方ではダメなのだ
でも、どうしても教えたがる
自分解釈のやり方を

今回はこれでいいよ
ホントはこうやるんだけどね
じゃなくて
ホントを最初に教えなきゃダメ

長くしていることこそ
ときどき疑うべき

長くしていると必ず道からずれていく
生き方も環境も性格も癖も違う人が
伝えているんだから仕方ない
だから、
まずは文章化されている教科書に忠実に

それを意識できるかどうかが
前に立って伝える人の資質に関わる
それが再確認できる機会を自ら求めることも
資質のひとつだ
教える人は大いに学ぶべきだ

聴講はホントに学べる
オススメするなぁ

押忍