トイレのドアはシマル

結婚してから長年にわたり
自宅トイレのドアを閉めたことがなかった
特に子どもが産まれてからは
世話に追われ、閉めることが減った
そのうちに閉めることを止めた


子どもが成人しても
夫に長年教育的指導をされても
さんざん非難されても閉めなかった

そんなワタシが今朝気付いた
トイレのドアが閉まっている

今まで
閉められなかったドアが

閉まっている

これ、閉めたのワタシ?

ドアを閉めたのはワタシだ

そういえば
近頃ドアの隙間から見える景色が
狭くなってきてた

ああ、だんだん変わってきてたんだね

なんだかんだ言って
習慣化されている行動も
その必然性が無くなれば
次なる必然性に向かって変化していく

要するに
長年かけた習慣も
置かれた環境に適応して
変化できるのだ

自分ごとでこうなんだから
人間の変化には
かなりの年月がかかるが
結構変化できることは確実だ

これが分かれば
今している研修や講義にも焦りが減り
新たな自信が持てる

続ければいい
伝え続ければ、届け続ければ
必要のある人には変化が起こる

トイレのドアはシマル

押忍