チャンネル登録者数170万人を超えるYouTubeギター講師の使用機材
こんにちはToshikiです。
Paul Davids(ポール・デイビス)というオランダ出身ギター講師のYouTubeチャンネルをご存知でしょうか?
優しそうな人柄と口調、わかりやすい解説から世界中で人気のギター講師です。
現在もその数は伸び続けており2020年5月現在は登録者数が170万人を超えています。
コメディー要素が多い海外のギターチャンネルでは確かに登録者数200-300万人規模の投稿者を発見できますがギターレッスン専門チャンネルでは海外でもあまり見ない超トップクラスの講師です。
Paul Davidsが他の有名ギターYouTuberと違う最も差別化されるポイントに**
シネマティックな雰囲気を出したハイクオリティ動画**をアップしている部分も有ると自分は思っています。
今回のnoteではPaul Davidsが実際に使っている撮影機材を紹介&簡単な説明をさせていただきます。
今回のnoteはPaul DavidsさんがYouTubeで使用する機材をまとめたリストを紹介する形になっています。
専門的な機材が多いため作者自身も全ての内容について細かく説明できないのが多い為、気になる機材をお求めの方は検索して調べていただけると幸いです。
紹介する機材の多くはAmazonアソシエイトリンクを使用しているのでご理解をお願いします。
カメラ
Sony a7III
Sonyフルサイズミラーレスのスタンダードモデル。
動画&写真両方に優れたハイブリッドカメラになります。
以前のnoteでも紹介したTom Quayleも使用していて海外でおしゃれな動画を撮っているYouTuberの多くの割合はこのα7IIIのユーザーが多いです。
以前の記事
Sony a7RIII
写真専門のカメラマンに向けて作られた超高画素機
Resolution(高解像)を象徴するSonyのRシリーズは4000万画素を超える写真、5Kに近い動画の撮影が可能です。
データ量が多いですが素材を切り取ってもピクセルが潰れず写るので編集の幅も大きく広げられます。
魅力的ですが「データ量が凄まじい、暗所には弱い」などのデメリットもあり、主にフォトグラファーへ向けられた機材なので購入には最新の注意を払ってください!
Sony a7SII
画素数を落とすことによってSensitivity(高感度)を重視した映像クリエイター向けのミラーレス。
画素数が低くなることにより暗部からハイライト部分までの広いダイナミックレンジを撮影可能。
広いレンジで撮影された映像には表情や環境の色合いなどの様々な細かいリアリティーが動画で現れます。
しかし2020年現在は2代目a7SIIまでしか出ておらずオートフォーカスが弱かったりバッテリー持ちがかなり悪いカメラです。
最新機種a7S IIIの登場を何年も待っているファンが世界中にいます(早く出て・・・僕は買うから・・・)
現在このa7SIIは買う事をおすすめできませんので動画を目的に購入するならa7IIIがお勧め!
DJI Mavic Air
まさかのドローン(笑)
意外とビデオブログも撮っていた時期がありますのでそのために使っていたのかと思います。オランダのドローン法については分かりません。規制だらけなのは間違い無いので少し夢がある機材です。
ドローンを使った実験動画「ワイアレスシステムはどこまで届くのか?」
レンズ
ZEISS Vario-Tessar 24-70mm F4
広角から中望遠までカバーできるレンズです。
チュートリアル形式の動画を撮影する・手元や指板をアップしたい・背景が圧縮された写真を撮りたいなど様々な要望に応えれるレンズです。
F4とレンズに入る光は低く実際に自宅で使う場合多くの照明(ライト)が必須になってきます。
Sony FE 24-105mm F4 G
焦点距離をさらに伸ばした24-105mm
先ほどの24-70mmとほぼ性能は同じですが105mmと距離がさらに伸びているのでさらに遠くの物が撮影できます。
Sonyの純正Gモデルなので高い解像感が出てサイズも割とコンパクトで軽いという事で人気です。
Sony G Master 85mm F1.4
シネマテックなYoutube動画を撮る先駆けになった一人のクリエイターが「King of Broll」と称した焦点距離85mmを持つSonyレンズ番。
こちらはおそらくPaulさんが趣味またはサムネイル 撮影用で所持している物。
85mmや135mmのレンズは画像に凄まじい圧縮(コンプレッション)を与えてフォーカスを合わせた被写体以外をボカす事ができたりしますがYouTubeのチュートリアルみたいに近い距離で撮影では被写体が近すぎるのでボケてしまいます。
自宅で撮るだけならそこまで需要がないレンズです。
編集ソフト
Adobe Premiere Proを使用。
映像業界ではスタンダードな存在なのでチュートリアル動画がYouTube上に多くあります。
Final Cut Pro Xでも同様の編集ができますがPremium Proはさらに多くの編集がソフト内単体でできるので割と本気なSNS動画を生産し続けたい&映像活動を少し本気でやりたい人にはお勧めです。
ライセンスが月額払いでデメリットと様々な所で言われますが
Adobeのソフトは単体プランを用意しているのでそれを購入できます。
Premium Pro単体プランは年間契約2万6000円で使用可能です。
オーディオ/マイク
DTMソフトはAbleton Live
Paulさんは自作WindowsPCで撮影&編集しています。AbeltonLiveを自分は使ったことがなく詳しくは説明できませんが、DTMソフトの基本的な性能は共通して同じです。
RODE NTG4
チュートリアルで必要不可欠なショットガンマイク。
カメラの上にマウントするのがYouTubeでは主流と思われますが
実際はマイクアームを使い
画角に入らないギリギリまで自分の顔に近づけて撮影するのがベスト
クリスピーなオーディオを求める方に是非!
RODE VideoMic Pro +
様々なYouTuberのビデオブログなどで使用される頻度がとても多いRODEのマイク。こちらは自分も愛用しています!
かなり高音質で撮れてマイク本体から少しだけセッティングも変えれますので自宅に広いスペースがない方などにもおすすめ!
Neumann KM 814
Paulさんのアコギ動画は音がとても気持ち良いのですがKM814単体でこの音を作り出す事は不可能。もう1本を使い2つの音をミックスしています。
SE Electronics VR2
非常にデリケートな事で有名なリボンマイクです。
少しでもダメージを与えたら1発アウトなヤバイ機材です(笑)
リボンマイクはコンデンサーマイクの様に「高音質」で撮るというよりも「立体感」を重視した音撮りを実現します。
ちなみにこちらのマイク2種類が出ており
VR1は パッシブ
VR2はアクティブです(アクティブにはファンタム電源が必要!)
こちらの動画は5種類のマイクを使い分けて1曲がどの様に変わるのかを実験する動画。その後登場するアコギメインのマイクは上記の2本が多いです!
Earthworks SR25
エレキギターの音取りに使用しているハイエンドマイク。
海外ではクリーン&クランチ系を多用するサウンドレビューやチュートリアル動画でよく紹介されています!
もちろんアコギでも高いクオリティーの音撮りが可能!
Shure SM57
エレキギターのマイクといえばこちらが超有名です。検索をかければ様々なレビューが見つかります!オンライン購入で気をつけたいのはとても有名なマイクなので偽物が多く出回っています!
実は僕自身2015年に偽物をつかまされてます(笑)
ZOOM H4n Pro
Paulさんは屋外撮影の時にこちらのハンディーレコーダーを高い頻度で使用されてます
高価で扱いが慎重になるスタジオマイクなどを持ち歩けない場合はこれがベストかもしれません!
おそらく自宅でも普段使っている部屋とは違うリビングなどで撮る時に使用されていると思います。
Sound Devices MixPre-6M
*リンクは最新機種のMixPre-6 II
Sound Devicesのプリアンプは多くの海外トップのクリエイター達が使用してます。直接パソコンにオーディオを録音するよりもこっちでベースとなる音をしっかり録音したら音質が更に良いとか!
ハイエンドレコーダーなので夢があります...
RME Fireface
ハイエンドなオーディオインターフェイス。
ハーフラックサイズですが複数の楽器を同時に録音する時やドラム、アンサンブル形式の録音をする場合なにとても重宝しているらしく性能はお値段から伺えます。
EVE Audio 207
モニタースピーカーはこちら。
自分が留学時代に見た事&聞いた事があるスピーカーで持っている先輩が羨ましかったのを覚えています(笑)
しっかりした環境でセットして使うと凄いテンションが上がります。
セットされていない自宅環境でもめちゃくちゃ音がいいですよ!
SNSの動画投稿にはオーバーキルな機材
おそらく日本国内でここまで機材を揃えているYouTuberはトップでもあまり見かけません。
機材が揃っていても各機材に詳しく&
適切なセッティングを全部合わせていく必要が有ります。
しかしそういうのを全部除いて
めちゃくちゃロマンがある機材のラインナップです(笑)
スペースが狭い日本の部屋では機材置き場の広さがそこまで無かったりと
全く同じセッテイングにするにはハードルが高いかもしれません。
映像美や音質も大事ですが
最終的に投稿している本人のコンテンツ内容にファンが付いてきますので
最低限のスペックでコンテンツを量産しつつ機材を時々投資する流れで生活していけば、
2−3年で上記の物は全て揃えれるかもしれません。
PaulさんはYouTubeだけで生計が立てれるまでの役12年間は学校からお願いされて専属のギター講師をされていましたので教える事に関しては超プロだったのがわかります。
動画は講師を辞める時のVlog
実績と信頼の長い講師がハイクオリティーな画質&音質でYouTubeに投稿すれば直ぐ伸びるのは当たり前と思われますが、実はそうでもなくPaulさんが一躍有名になったのは約2年前に投稿されたこちらの動画から。
僕もPaulさんを知ったきっかけはこの動画でした。
それまではGuitar LessonとYouTubeで検索してもヒットしなかったチャンネルなので一気に有名になったのは本当にこの動画の後から。
Paulさんのチャンネルですが最初の方に公開された動画を確認するとチュートリアル系はなく主にバッキングトラックを出しているだけでした。
ハイエンド機材は登録者増加に繋がるのか?
たまに聞かれる質問なのですが正直にお伝えすると現在は「微妙」な回答しかできません。
というのも
「視聴者は投稿者から有益な情報を求めている」
という概念だけで考えた場合ハイエンド機材を揃えたところで意味がありません。
しかし有益な情報+聴きやすい音+高い画質+引き付けられる編集が
視聴者満足度を高める動画になるのは考えられます。
ハイエンドな機材は投資額が高いですが帰ってくる満足度のお釣りも大きいです。
そしてここ最近個人的に思っている事ですが、
YouTubeで実際に見てもらう確率を上げるためには
「視聴者と同時(もしくはそれ以上)にGoogleの期待に応えた物を出す」
という考え方もでてきました。
Google が掲げる10の事実を読んでいただくと
さらにわかるかもしれません。
少し話が脱線してきたのでここで終わろうと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
機材について1個1個書いていくだけの単調な記事になってしまいましたが
海外クリエイターに少しでも影響がもらえたのなら幸いです!
今後もこんな感じの投稿は続けていこうと思います!
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