風景写真の現像とレタッチについての私感
数年前、雑誌の特集でレタッチしすぎの風景写真についての論考記事が話題になりました。過剰なレタッチは善なのか悪なのか。僕も少しインタビューを受けました。
そもそもの話
そもそもの話、フィルム時代から写真に何かしらの加工を施すことは行われてきました。フィルムで撮影し、暗室作業をしたことのある人ならば、写真が撮って出しではないことは当然理解されていることでしょう。カラーにしてもそうです。赤を強調する、暗部を明るくする、といったことはプリント時には当たり前のように指示していました