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【対人スキル】情シスのよもやま話

おはようございます、こんにちは、こんばんは。





■情シスにも対人スキルは重要

僕たち情シスの業務としては、

  • デジタル化による業務改善(IT化・DX化)

  • システムの企画や開発、管理、保守

  • ソフトウェアの導入、管理、保守

  • ユーザーサポート

  • セキュリティ管理

  • ネットワーク、各サーバー、PCの管理

など、ITに関わることを幅広く担当します。

管理や開発などパソコンと向き合うデスクワークばかりなイメージですが、人と関わる仕事も多く存在します。



そんなわけで。
「対人スキルもとても重要だよ」と言う、よもやま話。

対人スキルと言っても、タフな商談で契約を勝ち取るとか言葉巧みに相手を誘導するとか場を盛り上げるとかそういう事ではありません。


・課題解決には変化が必要


今回取り上げるのは、『課題解決のために「変化すること」をビジネス現場に納得してもらう』ということ。


僕ら情シスは各部門から課題をヒアリングし、その解決のためにシステムを導入したり内製したりして、課題解決や業務効率化を図ります。

システムの力を借りることで大きな効果を得ることが出来るのですが、「仕事の方法を変更する」ということに難色を示す人、「変化することを拒む人」が少なからず存在します。


理由としては、

  • 慣れた仕事だから変えたくない

  • 今まではこのやり方で問題なく仕事ができていた

  • 改善しても給料は増えない

  • ITに疎くて理解できない

  • 忙しくて改善する暇がない

「理由になっていない」理由ですよね・・・。


これら以外にも、当然「業務の都合上、どうしても出来ない理由」というもの存在します。

「これらをどう乗り越えるのか」も改善に向けた情シスの仕事のひとつです。


そもそも提案しているシステムや手法が最善とは限りません。
現場の方々と意見を出し合い、双方にとって有益な改善ができて初めて「達成した」と言えるわけですから。


・「なぜ改善するのか」を理解してもらう


僕も現場出身なんで、「例え非効率でも慣れた業務を変えたくない」、「新たに仕事を覚えるのが億劫」という気持ちだけは分かります。

しかもシステムのテスト期間は従来業務と並行稼働だったりするので、一時的ではありますが業務量が増えます。


しかし、我々情シスは経営サイドから「残業を減らすように改善しなさい」、「今と同じ人数で生産性を上げる改善をしなさい」などと指示を受けます。


この意識のギャップを埋めることが先決となります。

ただ単に「上が決めたことだから」と現場に押し付けるのではなく、「改善の理由、目的」をしっかり伝え、理解してもらうことが大切です。


システムやプログラム云々の前に、改善は意識を揃えることが重要です。

経営者目線になれ、とは言いません。だって被用者なので。

しかし、雇われて給料を貰っている以上は企業の利益に貢献しなければなりません。「無駄を省き、生産性を上げる」のも仕事のひとつです。


さきほど挙げた「現場からの改善できない理由」を丁寧に掘り下げると、案外原因がシンプルだったりします。

出来ない理由を述べるだけではなく、「どうやったらできるようになるか」を考えていくことが大切です。


・改善箇所が増えれば増えるほど


「改善の目的を理解してもらい、丁寧に解説しシステム導入のサポートをする」という、情シスの仕事の一部分を取り上げました。


実は、これをしないと割を食うのは情シス側です。

納得してもらわなければ当事者意識が無くなり、「何か不測の事態が起きたらすぐに情シスへ連絡すればいい」となります。

トラブル対応マニュアルなど資料を用意しても彼らは見ません。
「調べるのダルいし情シスに電話して対応してもらえればいい。だってあいつらが担当したことだから」と。

改善は情シスだけで行うのではなく、現場と協力して行います。
その業務を運用するのは現場、メンテナンスするのは情シスです。


そんな、よもやま話。





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