『働き方改革』と、『仕事が好きだから働きたい人の働く自由』は両立するの?

仕事が楽しくて仕方ない人は、それでも『働き方』を変えなくちゃだめなのか

こんばんは、合同会社ほしのやのゼンイツです。

今日は、前々から思っていた事ですが、なんだか賛同を得られない考え方なのかなぁと思い、あんまり積極的に話していなかった、働き方改革についてのとっても個人的な考え方を記事にしてみたいと思います。

そもそも働き方改革とは何なのか。

厚生労働省が2019年に発表した定義によると、「働き方改革とは、働く人々が、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で選択できる働き方」だそうです。

さらに、国連からの長時間労働に対する勧告も相まって、時間外労働への制限が設けられる流れになったそうです。(詳しくは厚労省のHPをご覧ください。)

多様で柔軟な働き方を選択する、という部分には大賛成ですが、一義的に労働時間に制限をかけるのは、個人的にはあんまり腹落ちしないのは、わたしだけでしょうか。。。

仕事がたのしくてやっている人は、楽しみを奪われる事にもなりかねないです。

しかし、確かに仕事をする目的が「お金」以外に何もない場合には、強制的な長時間労働は、苦行でしかないので、規制が設けられるのもうなずけます。。。


結論から言うと、働き方改革って、『長時間働くこと=悪、苦痛』という人にしか当てはまらない。でも、この考えに当てはまらない人がとっても多いので、あんまり意味が無い、という気がします。

あくまで、私の個人的な考えです。笑

ブラック企業宣言をしたい訳ではありません。笑

わたしは仕事が楽しいんだから、わたしから楽しい時間を奪うルールを作るのはやめて欲しいな、という主張です。

そもそも、『長時間働くこと=悪、苦痛』、という考え方もよく分からないです。当てはまる人もいれば、当てはまらない人もたくさんいるはずです。

それなのに、皆一様に労働時間の短縮とは、なんとも腹落ちしない考え方です。今までの残業代を上回るくらい基本給を上げて、その上で、「残業はやっても給料変わらないよ」、と言うなら筋が通ってると思いますが、ただ単純に残業禁止、残業代ももう出ないよ、とするのは、働く人の「楽しい時間」も「生活費」も、どちらとも奪う結果になってしまう、というのが私の考えです。



会社の経営者は、働き方改革をできるのか?すべきなのか?

例えば、会社を経営する社長をはじめ、取締役一同が、朝9時から夕方5時までしか仕事をせずに、それ以外の時間を趣味に使っていて、もう余暇の時間は仕事の事はまったく考えない、そんな社長・役員たちばかりだったら、その会社は本当に大丈夫なのか、心配になりませんか?笑

実際、成功している会社の役員、社長は、寝る間も惜しんで働いているケースが多いように感じますし、会社が景気の波にのまれそうになった時は、余暇を楽しむ余裕なんかないように感じます。

この様に、『経営者』×『働き方改革』は、相性がとっても良くありません。

これは、守りたいものを守るために、やるべき事をやっていたら、時間がいくらあっても足りないからです。

社長が自分自身できないことを、社員にやらせようというのは、やはりどうしても無理が生じるように感じます。

経営層は例外だ、となると、もう働き方改革の考え方は破綻します。

経営層は例外なら、それはどこまでの役職を指すのか、管理職は、どうか、管理職ではないけど実際のプロジェクトのブレインとなる様なキーパーソンは働き方改革の対象なのか。

突き詰めて考えれば考えるほど、ぽろぽろと矛盾が見えてきます。

この様に、当てはまらないケースが多すぎるという点で、理論的に腹落ちしませんし、はたらくのが好きで楽しくてやっているのに、その楽しみをうばわないで欲しい、という感情的にも、やっぱり「働き方改革」ってよく分かりません。





『時間的ブラック企業』と『精神的ブラック企業』がある気がする

個人的には、自分自身の働き方は『時間』という物差しで測ると、決してホワイトではないですし、寝ても覚めても仕事のことを考えています。

仕事に関するストレスを感じて仕事のことが頭から離れない、といったことではなく、「あんなこともやりたいな、こんなこともやりたいな、そのためには何から手を付けようかしら」といった具合です。

ディズニーランドに行ったら、どのアトラクションから順番に回ったら1番沢山の乗り物に乗れるのか悩むのに似てるのかも知れません。

しかし、個人個人の感覚は人それぞれなので、はたから見たら、「あの人は働いてばっかりで無趣味な人だ」といっ印象だと思います。

しかし、働いている本人としては、楽しいので、苦になりません。

この様な場合は、『時間的にブラック』では有りますが、『精神的にホワイト』だと思います。

ここで気をつけなくてはならないのは、『精神的にブラックかホワイトか』という点だと思います。

「ゼンイツがあんなに働いているのだから、わたしは休みたいけど休みにくい。だから、ツラいけど休めない。働くしかない」と周囲に感じさせてしまうと、『精神的ブラック企業』への道を歩み始めてしまいそうです。

あくまで、「スキだからやる。」「一緒にやるのが楽しいから、やりたい」と思ってもらえるような人間に成長しなくてはなりませんし、無理して働いている仲間には、体調を崩さない様に強制的に休ませることだって必要だと思います。

そして、こういったことへの意識がないと、結局、ステキな仲間は自分の周りには集まってこなくなるんだろうな、と感じます。

『精神的にホワイトかどうか』が、本当に重要であり、逆に言えば、精神的にホワイトな環境でなければ、働く時間が短かったとしても、『時間的にもブラック』になり得てしまうと思います。


働き方改革とのバランスは

理想論に聞こえるかも知れませんが、『働き方改革』と、『働くのが好き』とのバランスをとるためには、以下のポイントに気をつければいいのかな、と考えます。

➀残業してもしなくても、満足いくだけの給料が得られる。

➁一人一人がやりたいことをやれる。(社内にそのポジションが無ければ、創るか、副業OKにする)

➂ワクワクするようなビジョンを掲げて、共有し、そこに向かって一緒に進んでいく。


こういう会社であれば、ブラックだとかホワイトだとかの議論そのものが無くなる様な気がします。(精神的ホワイト時間的ブラックが問題視されなくなる気がします。)

スキだからやる。一緒にやりたいから一緒にやる。

これが一番パフォーマンスが高いと思います。

こんな会社を経営できる様に、わたしは毎日、自分磨きにせっせと精を出し、寝てる時間以外は常に仕事のことを考えているという、ブラックを通り越して漆黒の働き方を、気が付いたら今日もしてしまっております。笑



今日も最後までお読みいただき有難うございました!

ステキな夜をお過ごしください(^^♪









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