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プリン

   僕が調理師学校の生徒だった19歳だった頃に授業で習ったプリン。あれから考えてみたら25年ぐらい経ってしまったんだけど、この料理は相変わらず、いつ食べても幸せな気分になる美味しいデザート。僕の実家はこういう洋風のお菓子などは一切作らない家だったので、授業で習った日はとても嬉しくて、オーブンのある叔父の家にいって数日後にまた作らせてもらった。学校で習ったのはクラシックな生クリームは使わない牛乳と卵のみで作る昔ながらのプリンでしたが、やはりリッチなこくが少し欲しいので、僕はHalf and Halfを使っています。


材料           分量
(A)カラメルの材料
水             160cc
グラニュー糖        120g

(B)プリン液
全卵            6個
half and half                       800cc
(half and half がない場合は生クリーム250cc と 牛乳650cc)
グラニュー糖        150g
バニラエクストラクト    小さじ2

プリン型 120cc(4oz) x 10個

1.沸騰したお湯を用意しておく
2.オーブンを350℉(180℉)に温めておく。
3.プリン用の型の内側にバターを指で薄く塗っておく。
4.カラメルを作る Aの水160ccから大さじ2杯(30cc)の水を別容器に移し取っておく。これはカラメルの仕上げに鍋に投入するための水。
5.4の水130cc (大さじ2杯の水を取り除いた残りの水)とグラニュー糖120gをテフロン加工の鍋に入れて強火で熱する。この時に水が沸騰して段々と泡が大きくなるが火を弱める必要はない。そして、水が徐々に蒸発して、泡がなくなり残った砂糖に一気に色がつき始める。煉瓦色になった瞬間に別容器に入れておいた水(大さじ2杯)を投入。火を消してよく鍋の砂糖と混ぜ合わせる。カラメルソース完成。
6. 5のカラメルをバターを塗ったプリン型に均等に入れる。
7. プリン液を作る。(B)の全卵をボールに殻のかけらが入らない様に割り入れて、よくホイッパーで混ぜる。次に残りの材料を入れて砂糖が溶ける様によく混ぜる。この作業の大切なポイントは泡を立てない様に混ぜること。(ホイッパーを上下ではなく左右またはボールにそって回しかき混ぜると良い)後ほどこの泡が残ってしまうと潰すのに時間がかかる。
8. 砂糖が溶けたのを確認してから、目の細かいざるで濾す。この作業をすることによって、滑らかさが増すのと見逃してしまった卵の殻を取り除くことが出来る。
9.バットにカラメルの入ったプリン型を設置し、8の液を型に流し込む。この時に全ての型が均等の分量になるように気を付ける(目視で構わないのです)。プリン型に液を流し込む時はレードルよりもピッチャーなどの方が手早く綺麗に入れやすい。
10. チャッカマンやライター、バーナー等で液の表面を素早く炙り、表面の気泡を潰す。気泡を潰さないでオーブンに入れてしまっても全く問題はないのだが、表面の仕上がりに凹凸が出来てしまい見た目が悪くなってしまう。
11. バットの隙間からゆっくり熱湯をプリン型の半分以上になる高さまで注ぎ込む。この時に湯が跳ねてプリン液の中に入らないように気を付けること。
12.温めておいたオーブンに入れて、タイマーを15分にセットする。
13.15分が経ったら、一度確認。表面が焦げていないか、奥と手前で均等に加熱されているかを確かめる。トング等で型を挟んで軽く揺らしてみて固まり具合を見ること。表面が軽く波立つ様ならあと5分ほど加熱。
14. 5分が経ち、もう一度トングで挟んで揺らしてみて表面が揺れないぐらいに火が入ったら、オーブンから取り出し、熱湯からトング等で取り出して常温で30分ほど休ませ粗熱をとる。
15. 冷蔵庫で2時間ほど冷やし完成。
16. そのまま型から食べても良いが、周りを指で優しく押して皿に出して食べた方がカラメルが全体に掛かり見た目も味も良い。いちごなどで飾り付けをすると良いでしょう。






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