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かれこれ2年ぐらいテレビのない生活をしている

※この記事は2021年に執筆したものです。

タイトルそのままで、もうかれこれ2年ぐらい家にテレビがない。
これを周りに言うと驚かれることが多いのだが、よく言われるのが「家で何してるの」
私は家で何をしているのだろうと一瞬考えるが逆にテレビ見る以外でする事は沢山あると思うんだけど、まぁそれは良いとして。とりあえずテレビがなくても暇はしないことだけは言える。

どうも周りの話を聞いた感じだと
・とりあえずつけっぱなしで暇つぶし&寂しいのを紛らわせたい(無音が嫌)
・時報みたいな感覚で朝ニュースを見たり夜にドラマ見たりとか
・王道にドラマやバラエティ見たり金ロー見たりの娯楽
という感覚らしい。

時報感覚は確かにと思った。
実家にいた頃は朝にズームインを見て占いのコーナーあたりになったら家を出る、みたいな感覚があったのを覚えている。毎日や毎週やる番組というのは生活にちゃんと根差しているのだなと思う。

だが、一人暮らしをしていて私の場合は結果的にテレビを見ることはほとんどなくなった。よくよく考えると実家にいた時も自分からリモコンを手にすることはほとんどなかったし、そこまで興味がなかったのかもしれない。

しかし私はテレビ的なコンテンツは割と好きだ。
テレビよりYouTubeに人々が流れているという話だが、個人的には「ユーチューバー」の作るコンテンツよりテレビの方が面白いと思っている。
最近気づいたのだが、私は何においてもクオリティの高いものが好きなのだと思う。テレビはやはりプロが出演してプロが編集しているので、必ず一定以上のクオリティがあってコンテンツとして凄いものなんだなぁと再認識したり。勿論、低予算のものや素人が作成したものでもちゃんとメッセージや遊び心があるものは大好きだが。

じゃあ娯楽としてテレビ見ないの?という事になるかもしれないが、結局のところ「見たらそれなりに楽しめるけど優先度が低い」というだけなのだという所に行き着く。家事をしたり写真を編集したり考え事したり本を読んだり音楽を聴いたり映画を見たりブログ書いたり以前なら楽器の練習したり
そんな感じで過ごしていたら結局1日の中でテレビを見る時間がなくなってテレビを売り払ったという次第。ちょっと後悔をしているのは大きい画面で映画を見れないという事。

だが、一方で時報の話にも繋がるのだが世間の動向、トレンドなどはテレビの影響が大きく、そういった情報はそこそこくだらない物で無くても困らないなという事に気付いたり。
今でこそ影響力は下がってはいるとは思うが、やはりテレビの影響力というのは強いのだと思う。芸能人の髪型や服装を世間は真似をするし(90年代のトレンディドラマ最盛期が一番顕著だったらしい)、お笑い芸人のギャグや芸は世間の(主に)若年層が真似をする。SNSで話題になる事においても、SNS単体で起こった事だけでなくニュースやバラエティで起こったことを起点として話題、炎上する事も多々あるよう。そういった情報がほとんど入らなくなり、私の生活において知らなくても困らない事の方がほとんどだったので結果的に良かった。(その代わり世間話は出来なくなる)

あと、バレンタインやクリスマスも結局商業なんだという事に改めて気付けたり。テレビがないとそういった「メディアが演出する季節感」に疎くなり、そのお陰でそういったものがなくてもちゃんと季節の移ろいを感じようと思えるようになった。

自分にとってどうでも良い情報が入らない環境というのはとても大事なのだなと思う。そうやって世間の雑音に出来るだけ触れないようにして、欲を言うならもうちょっと自分の興味のある事、自分の作りたいものに向き合うだけの時間が増えればいいなぁと思う今日この頃。

今日は割とどうでも良い話だったが、こんな感じの人なんだね、とでも思って頂ければ。


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