円が1ドル160円に

ちょっと最近、円安がひどいですね。
1ドル160円って、10年ちょっと前には80円台だったりしたかと思いますが、つまりその時期にドル立てで預金をしていたら価値が約倍になっていたということになるわけです。
世界的に見た場合は、日本の銀行に貯金をしていると、お金が減っている、という可能性があるわけです。
もちろん対象となる国によってこの状況は変わるわけですが、ドルで考えれば、資産が半分に減っているとも言えるわけです。
ニーサとかの拡充なども大事だとは思うのですが、お金の知識に関しては生活に不可欠なものなので、ちゃんと子供の頃から学ばせる必要があると思います。
もしかすると、これは新しく科目となった情報よりも大事な生活するに必須な科目かもしれません。
日本人には貯金神話が未だに残っていると思います。銀行や郵便局にお金を預けていれば、損はしないという考え方。確かに金利が低くなっても貯金残高は使わなければ減りません。
しかし、実際のお金の価値を考えると物価は基本的には上がっていくものなのです。物価がある程度維持されてきていた日本の状況が異常なわけです。
私が人生で会った起業家のほとんどは親が商売をしていました。これは実は金融教育と関連しているような気がしています。
起業というのは、いわばお金の活用法なのだと思います。お金に働いてもらうことが投資であり、お金を使って人を働かせることが起業なのです。もちろん、起業にはプランやアイデアなども必要ですが、投資にも投資計画やアイデアが必要になるのです。
ただ、貯金、預金に関しては単に保守的なだけで、実は国力が落ちているときはただ無策に資産を食いつぶしているだけなのです。
商売人はお金の本当の価値を知っているからこそ、自分の子どもに金融教育を施して、その結果が起業にむすびついているのだと思います。
金融教育を受けることで、起業が促されるとしたら、早くに金融教育をすることにより学歴以外の選択肢を子どもに与えることができます。
この円安を機会に、お金の本当の価値を考えでみるのもいいかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?