ホドロフスキーのデューンを観る
ホドロフスキーはエルトポ、ホーリーマウンテンといった映画で有名なフランスの映画監督ですが、彼がフランクハーパーのSF小説デューンを映画化しようと試み、結果として完成することはなかったのですが、様々なデザインから絵コンテまで出来上がっていて、その素材が以降の多くの作品に影響を与えたと言われているそうです。
そのデューンの制作から中心、その後の影響を与えた作品までを語ったドキュメンタリー映画です。
そんな完成もしていない映画が,その後の映画にまで影響を与えたとかってあり得ないでしょうとか思っていたのですが、関わったスタッフがすご過ぎて,そういうこともあり得るかもとか思ってしまいます。
なんと絵コンテとキャラクターデザインがフランスのマンガ(バンドデシネ)家メビウスで、建造物デザインにHRギーガー、特殊効果にダンオバノンというスタッフで絵コンテまで仕上げたという話なので、それならクオリティはすごいのでは?と思ってしまいます。
映画の中の主張ではその絵コンテの中からスターウォーズがいくつかのシーンを流用していますし、最初のエイリアンでダンオバノンとHRギーガーを結びつけたのは、ホドロフスキーのデューンであることは間違いなさそうです。エイリアンの大ファンである私には、この結びつきを作ってくれて、どうもありがとうございますといったところです。
またキャスティングもすごくて、オーソンウェルズやサルバドールダリ、ミックジャガーも主要キャストとしてキャスティングできていたということで、
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