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売上規模370億以上のティップネス/#3マーケティングトレース

前回【ゴールドジム のマーケティングトレース】に続き今回はティップネスをマーケティングトレースしてみます。

会社概要:ティップネスについて知る

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売上高
順調に伸びているがここ2,3年は停滞。
※2015年は変則的な決算の影響

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店舗数および会員数
店舗数は伸びているものの、会員数は微減。

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事業ポートフォリオ

展開しているフィットネスクラブの形態は8種類存在しており、
価格と総合⇆専門の軸でプロットして配置。

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STP分析:ターゲットを決め差別化を図る(TIPNESS)

今回は所謂「ティップネス」をテーマにSTP分析をする。
フィットネスクラブが有象無象に存在している状況化で、ティップネスが取っているSTPについて考察。

S:セグメンテーション
ダイエットや運動習慣を付けたくて運動をしたい、している人。
T:ターゲティング
30〜40代位の女性中心(Webサイトの人物像より判断)
スタジオレッスンなど、トレーニング以外のプログラムや同じ目的で参加しているコミュニティを求めている人。
P:ポジショニング
トレーニングだけでなく、豊富なスタジオレッスンプログラムを用意。
ユーザーに選択肢を多く与え、トレーニング以外もエクササイズできることを訴求

4P分析:マーケティングミクスで全体像整理

Product:サービス
充実した設備、スタジオプログラム、他クラブとの連携
Price:価格
入会後2ヶ月は1,850円、3ヶ月以降は5,500円~9,000円と利用可能時間によって価格を分けている。
Place:店舗
東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、東海エリア、中京エリア、関西エリアと関東を中心に展開。
Promotion:広告
電車広告、駅ナカ広告、駅でのビラ配りなど、人通りが多い場所で認知させている。デジタルの集客チャネルとしてTwitter、Facebook、Instagram、YouTubeをやっているが、更新頻度は低い。

もし自分がCMOだったら?

もし自分がティップネスのCMOだったら、2017年をピークに落ち込んだ会員数を戻し新規会員を増やすことができるか?

①SNSの拡散力を活用したキャンペーンを行う。
Instagram、Twitterを利用しfollow&RTキャンペーンで応募者全員に
¥980(税込)で1ヶ月利用できる特別チケットを発行。
→発行上限を設けておくが、拡散数のテーブルごとに付与枚数を増加させる。

③関東圏以外のエリアに新規出店を進める。
店舗展開エリアが関東圏中心のため、中京・関西、九州、東北エリアの出店を強める。
関西:奈良、和歌山
中国地方:島根
東北:青森、岩手、北海道
九州:長崎
が人口10万人あたりのジム登録件数ランキングが下位の県のため出店余地あり。
人口約10万人当たりの「スポーツクラブ」登録件数による都道府県ランキング(2015年)※タウンページデータベース参照

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デジタルとオフラインの施策両方行い、デジタル上(SNS)で新規出店の告知や新規出店キャンペーンを行い、積極的に新規会員獲得に向けた施策を行う。
既存会員の継続率もきになるところだが、既存会員の継続率がわかればいいなーと思いつつ、今回はこれで終わり!

Twitterもよろしくお願いします! https://twitter.com/jyunia0110