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マイ・ラスト・ソング アンソロジー

久世光彦『マイ・ラスト・ソング』初CD化!

演出家・久世光彦が残した「言葉」と「音楽」を伝える。
久世光彦(テキスト)×小泉今日子(朗読)×浜田真理子(唄とピアノ)
『マイ・ラスト・ソング』初CD化!
5月より全国ツアーもスタート!

 小泉今日子さんと浜田真理子さんが、久世光彦さんのエッセイ「マイ・ラスト・ソング」の世界を唄と朗読で表現したCD「マイ・ラスト・ソング アンソロジー」(日本コロムビア)が5月3日にリリースされます。その企画・プロデュース、構成をさせて頂いてます。また、小泉さんと浜田さんのライフワークともいうべきステージ「マイ・ラスト・ソング2023〜久世さんが残してくれた歌〜」が5月7日のビルボードライブ横浜を皮切りに全国8箇所ツアーが始まります。

 ぼくは、2020年の「マイ・ラスト・ソング 懐かしの水曜劇場編」から、この舞台の構成台本を担当しております。昨年、ツアーの打ち合わせをしているときに、小泉今日子さん、浜田真理子さんと「マイ・ラスト・ソングをCD化したいですね」という話になり、浜田さんがCDをリリースしているコロムビアに提案して、今回のCD化が実現しました。

 この「マイ・ラスト・ソング」は、演出家で文筆家の久世光彦さんが雑誌「諸君!」に十四年間に渡り連載、文藝春秋社から五冊の単行本が刊行されています。

死の間際に、一曲だけ聴くことができるとしたら、

あなたはどんな歌を選ぶだろうか。

 久世さんが「人生の最後の刻に聞きたい唄」をテーマに書き続けたエッセイ「マイ・ラスト・ソング」<朗読・小泉今日子><ピアノ・唄・浜田真理子><演出・佐藤剛>で受け継いで伝えるステージです。 ぼくは大先輩の佐藤剛さんにお声がけ頂いて、三年前から構成を担当しています。2008年の初演以来、十余年に渡って続いているこの舞台のエッセンスを、二枚組のCDに凝縮したのが「マイ・ラスト・ソング アンソロジー」です。

今回のCDでは、久世さんのテキストを小泉さんが朗読、浜田真理子さんピアノで楽曲を弾き語り、Marinoさんのサックスをフィチャー。DISC1は5つの朗読と7曲で構成。「みんな夢の中」「離別(イビョル)」「朧月夜」「月の砂漠」「さくらの唄」「街の灯り」「港が見える丘」を新たにレコーディング。久世さんのエッセイを小泉今日子さんが朗読し、浜田真理子さんが歌う。CD版「マイ・ラスト・ソング アンソロジー」となりました。

 さらにDISC2では、久世さんがエッセイで取り上げた楽曲のなかから、レコードメーカーの枠を超えて19曲を集めた「マイ・ラスト・ソング セレクション」です。平野愛子さんの「港が見える丘」、レスポールとメリー・フォードの「バイ・ヤ・コンディオス」、藤山一郎さんの「酒は泪か溜息か」、美空ひばりさんの「さくらの唄」、マレーネ・ディートリッヒの「リリー・マルレーン」、堺正章さんの「街の灯り」、高田恭子さんの「みんな夢の中」まで、国境、時代を超えた名曲の数々を収録。

 ライナーノーツはDISC1は小泉今日子さん、浜田真理子さんによる曲目解説、DISC2は、久世光彦さんのエッセイを構成した曲目解説となります。アルバムの構成、プロデュース、ブックレット構成は佐藤利明。監修は佐藤剛さん。つまりステージ「マイ・ラスト・ソング」チームが集まって、このCDを作りました。

 さらに、5月7日スタートの「マイ・ラスト・ソング2023〜久世さんが残してくれた歌〜」ツアー会場でのCD購入者には、限定の小冊子「マイ・ラスト・ソング劇場」(執筆・小泉今日子、浜田真理子、久世朋子、佐藤剛、佐藤利明)が特典として付くことになりました。こちらも現在、制作中です。

♦2023年5月3日(水)リリース『マイ・ラスト・ソング アンソロジー』
CD2枚組 ¥4,400(税込) COCP-42002~3(びいだまレコーズ/日本コロムビア)
DISC1:唄・ピアノ:浜田真理子&朗読:小泉今日子による新録音
DISC2:オリジナル音源によるコンピレーション盤。
各配信サイトにてストリーミング&ダウンロード(DISC2は一部楽曲のみ配信)

★日本コロムビア オフィシャルサイト


【小泉今日子コメント】

演出家、久世光彦さんから学んだ俳優としての矜持。 文筆家、久世光彦さんから気づかされた言葉の力。 「マイ・ラスト・ソング」では恩返しの気持ちで久世さんのテキストを読む。 背筋がすっと伸びて気持ちがよい。 念願のCD化、浜田真理子さんの声とピアノで奏でる唄は天国にだって届くはずだ。

【浜田真理子コメント】

久世光彦さんとはお会いしたことがないのにとても身近な存在になりました。「マ イ ラスト ソング」のアイディアはシンプルなようでいて、自分の来し方行く末 に思いをはせるとても深い深い試みだと思います。

【プロデューサー・佐藤利明コメント】

久世光彦さんの「マイ・ラスト・ソング」の世界を、小泉今日子さんの朗読、浜田真理子さんの歌声で綴った、 念願のアンソロジー・アルバムが誕生しました。本、舞台、そしてこのアルバムで「久世さんが残してくれた 歌」への旅をご一緒に・・・

【『マイ・ラスト・ソング アンソロジー』収録内容】
DISC1
唄・ピアノ:浜田真理子 朗読:小泉今日子
01【朗読1 マイ・ラスト・ソング あとがき】
02 みんな夢の中 作詞・作曲:浜口庫之助
03 離別(イビョル) 作詞・作曲:吉屋潤
04【朗読2 朧月夜】
05 朧月夜 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一
06【朗読3 月の砂漠】
07 月の砂漠 作詞:加藤まさを 作曲:佐々木すぐる
08【朗読4 さくらの唄】
09 さくらの唄 作詞 :なかにし礼 作曲:三木たかし
10 街の灯り~Mr. Lonely
作詞・阿久悠 作曲・浜圭介 作詞・作曲:Bobby Vinton, Gene Allan
11 【朗読5 港が見える丘】
12 港が見える丘 作詞・作曲:東辰三

DISC2
01 港が見える丘 平野愛子
02 バイヤ・コン・ディオス レスポール&メリー・フォード
03 酒は泪か溜息か 藤山一郎
04 蘇州夜曲 李香蘭
05 小さな喫茶店 中野忠晴
06 森の小径 灰田勝彦
07 二人の瞳 美空ひばり
08 時の過ぎゆくままに 沢田研二
09 涙のワルツ パティ・ペイジ
10 プカプカ ザ・ディランII
11 月の砂漠 森繁久彌
12 爪 ペギー葉山
13 円舞曲 ちあきなおみ
14 さくらの唄 美空ひばり
15 涙から明日へ 天地真理
16 思い出さないで 島崎恵子
17リリー・マルレーン マレーネ・ディートリッヒ
18 街の灯り 堺正章
19 みんな夢の中 高田恭子
※収録楽曲は一部変更になる可能性がございます。

2023年「マイ・ラスト・ソング」公演概要

【神奈川】Billboard Live YOKOHAMA 5月7日(日)1st:16:30 / 2nd:19:30
【福岡】北九州芸術劇場中ホール 5月13日(土)1st:14:00 / 2nd:18:00
【大阪】Billboard Live OSAKA 5月20日(土)1st:16:30 / 2nd:19:30
【島根】島根県民会館中ホール 5月27日(土)17:00 5月28日(日) 14:00
【岐阜】6月3日(土)17:00 ぎふ清流文化プラザ長良川ホール 6月4日(日)15:00 可児市文化創造センターala 主劇場
【北海道】道新ホール 6月9日(金)19:00
【東京】I’M A SHOW (アイマショウ) 6月11日(日)16:00

■テキスト 久世光彦
■構成 佐藤利明
■演出 佐藤剛
■出演 (唄・ピアノ)浜田真理子(サックス)Marino(朗読)小泉今日子


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