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2020年5月11日にスタートした配信番組「佐藤利明の娯楽映画研究所」1周年です。毎回、阿佐ヶ谷ネオ書房さんで店主・切通理作さんを聞き手に、思いつくまま、娯楽映画や往年のテレビ映画について語っております。

5月3日配信は「歌う映画スター」をテーマに26分、タップリと語りました。

 この動画で語っているように、僕は1995年の「若大将トラックス」(ファンハウス)を皮切りに「歌う映画スター」の主題歌挿入歌を集めたCDの企画やプロデュース、ライナー執筆をしてきました。加山雄三さん、クレイジーキャッツ、小林旭さん、ザ・ピーナッツ、中尾ミエさん・園まりさん・伊東ゆかりさんの「スパーク三人娘」、舟木一夫さん、吉永小百合さん、渡哲也さん、石原裕次郎さん・・・映画音源による主題歌・挿入歌のコンピレーションを手がけてきました。また日活100年記念で5枚組のサントラ集「日活100年101映画」を企画製作。

 レコードのコンピレーションでも「昭和キネマ歌謡館 銀幕の二人 デュエット篇」(5枚組)や、戦前のSP盤復刻による「ザッツ・ニッポン・キネマソング」(ぐらもくらぶ)などの監修・選曲・解説を手がけております。

 このきっかけとなったのが2003年「エノケン生誕100年」で企画した「唄うエノケン大全集〜蘇る戦前録音編〜」(ユニバーサルミュージック)でした。唄う映画スターの祖であるエノケンさんのSP盤復刻が、ぐらもくらぶ創立のきっかけとなり、それから12年して「ハリキリボーイ〜ロッパ歌の都へ行く!」(ビクター)でロッパこと古川ロッパさんのコンピレーションを監修することができました。この2つのアルバムを相互補完するのが「芸能宝船・歌は戦線へ~戦争と喜劇人~」(ぐらもくらぶ)です。

 歌う映画スターの系譜。銀幕からレコードへ、レコードから銀幕へ、映画会社とレコード会社の蜜月は、流行歌から歌謡曲の時代へと、百花繚乱、時代を彩り、時代を創ってきました。




よろしければ、娯楽映画研究への支援、是非ともよろしくお願いします。これからも娯楽映画の素晴らしさを、皆さんにお伝えしていきたいと思います。