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娯楽映画研究所通信

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娯楽映画研究所からのお知らせをまとめました。
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#大映京都

田宮二郎as鴨井大介・大映「犬」シリーズ大全

大映現代劇アクションといえば、やはり田宮二郎「犬」シリーズに尽きる。東京オリンピック直前…

『婦人警察官』(1947年2月16日・大映京都・森一生)

ここのところ、敗戦直後の大映映画を連続視聴。国策映画から一転、GHQの指導の下、民主主義啓…

『素浪人罷通る』(1947年10月28日・大映・伊藤大輔)

 阪妻映画連続視聴、今回は、昭和22(1947)年10月28日公開、GHQによる「チャンバラ禁止令」…

『月の出の決闘』(1947年7月15日・大映京都)

丸根賛太郎監督&阪東妻三郎コンビの快作『月の出の決闘』(1947年7月15日・大映京都)をKADOK…

勝新太郎&田村高廣「兵隊やくざ」大全

 勝新太郎&田村高廣コンビの人気シリーズ「兵隊やくざ」全作レビューのインデックスページで…

『兵隊やくざ 殴り込み』(1967年9月15日・大映京都・田中徳三)

 シリーズ第7作『兵隊やくざ 殴り込み』(大映京都・田中徳三)が公開されたのは昭和42(19…

『兵隊やくざ 俺にまかせろ』(1967年2月25日・大映京都・田中徳三)

 昭和40(1965)年にスタートした、勝新太郎&田村高廣のコンビによる痛快戦争喜活劇「兵隊やくざ」シリーズも2年間で6作目。斜陽の映画界で、大映ではコンスタントに収益が見込める「カツライス=勝新太郎・市川雷蔵」のシリーズ映画が連作されていた。 第5作『兵隊やくざ 大脱走』(1966年11月9日・田中徳三)までは、連続した時間軸の物語だった。前作は、昭和20年8月、配線間際のソ満国境を舞台に、ソ連軍の猛攻から、北満開拓団の救出成功したところで「完」となった。しかし、それから

『兵隊やくざ 大脱走』(1966年11月9日・大映京都・田中徳三)

 勝新太郎の粗野だけど純情な大宮二等兵と、田村高廣演じる大学でのインテリ古参兵・有田上等…

『兵隊やくざ 脱獄』(1966年7月3日・大映京都・森一生)

 昭和41(1966)年7月第二週の日本映画各社の封切りは次の通り。松竹は7月9日に宍戸錠&吉…

勝新太郎と田宮二郎『悪名』大全

朝吉(勝新太郎)と清次(田宮二郎)コンビのパワフルで豪快な痛快シリーズ! 佐藤利明の娯楽…

『続・兵隊やくざ』(1965年8月14日・大映京都・田中徳三)

 斜陽の映画界で、大映プログラムピクチャーを「座頭市」「悪名」シリーズで牽引してきた勝新…

『悪名一番勝負』(1969年12月27日・大映京都・マキノ雅弘)

 大映でのシリーズ最終第15作、勝新太郎の『悪名一番勝負』(1969年・マキノ雅弘)。前作から…

『新書・忍びの者』(1966年12月10日・大映京都・池広一夫)

 カツライスの「ライス」こと市川雷蔵が昭和38(1963)年から主演、空前の忍者ブームを映画界…

『悪名十八番』(1968年1月13日・大映京都・森一生)

 前作『悪名一代』(1967年6月17日・安田公義)から半年ぶりのシリーズ第14作『悪名十八番』(1968年1月13日・大映京都・森一生)は、清次=田宮二郎の最後の作品となった。前作で「任侠映画」に大きくシフトしてしまったシリーズを、本来の「悪名」シリーズの味わいに戻した明朗な痛快篇。「悪名」はこれでなくっちゃ、の名場面が随所にあって、楽しい仕上がりとなっている。  この映画の封切り同日、日活では渡哲也の代表作となる『「無頼」より 大幹部』(1968年1月13日・日活・舛田