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娯楽映画研究所通信

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娯楽映画研究所からのお知らせをまとめました。
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2022年3月の記事一覧

『百万人の音楽』(1944年・MGM・ヘンリー・コスター)

娯楽映画研究所シアター、ハリウッド・コメディ研究から自ずと音楽映画研究へ。『百万人の音楽…

『ベルファスト』(2021年・アイルランド・イギリス・ケネス・ブラナー)

 ケネス・ブラナー脚本・監督『ベルファスト』(2021年・アイルランド・イギリス)。本当に素…

『フィラデルフィア物語』(1940年・MGM・ジョージ・キューカー)

 連夜のハリウッド・コメディ研究。ジョージ・キューカーが『素晴らしき休日』(1938年)、『…

娯楽映画研究所ダイアリー 2022年3月21日(月)〜3月27日(日)

月曜更新!毎月「阿佐ヶ谷ネオ書房」で開催している僕のイベント「娯楽映画の昭和」で実践して…

『モーガン先生のロマンス”Vivacious Lady”』(1938年・RKO・ジョージ・スティーヴ…

ハリウッド・コメディ研究。芳醇の1930年代後半、RKOでジェームズ・スチュワート、ジンジャー…

『素晴らしき休日』(1938年・コロムビア・ジョージ・キューカー)

スクリューボール・コメディ研究からその源流、派生したものを考えつつ、先週の土曜日、ジョー…

”The Women ”(1939年・MGM・ジョージ・キューカー)

スクリューボール・コメディ研究から派生してハリウッドのコメディ映画のあれこれを考えている。昨夜はジョージ・キューカーの代表作の一つにして、長らく日本未公開だったMGM女優饗宴の佳作”The Women ”(1939年・MGM)をスクリーン投影。DVDでは『女たち』と邦題が付けられている。確かアテネフランセの上映では『ザ・ウィメン』だった。 1936年にブロードウェイで初演されたクレア・ブース・ルースの戯曲を、アニタ・ルースとジェーン・マーフィンが脚色。この年、ジョージ・キュ

『特急二十世紀』(1934年・コロムビア・ハワード・ホークス)

 番匠義彰作品の面白さの源流(と勝手に思っている)ハリウッドのスクリューボール・コメディ…

『独身者と女学生』(1947年・RKO・アーヴィング・レイス)

 番匠義彰監督作品の「面白さ」を、松竹大船の系譜から考えても、どうしても説明しきれないの…

『殺人幻想曲』(1948年・FOX・プレストン・スタージェス)

スクリューボール・コメディの鬼才、プレストン・スタージェス監督のフォックス時代の佳作『殺…

『レディ・イヴ』(1941年・パラマウント・プレストン・スタージェス)

プレストン・スタージェス監督『レディ・イヴ』(1941年・パラマウント)をアマプラでスクリー…

『七月のクリスマス』(1940年・パラマウント・プレストン・スタージェス)

 プレストン・スタージェス監督『七月のクリスマス』(1940年・パラマウント)。スタージェス…

『地図のない町』(1960年6月11日・日活・中平康)デジタルライナーノーツ

デジタルライナーノーツ 解説・佐藤利明(娯楽映画研究家) 【寓話的構成による社会派ミステ…

『お人好しの仙女』(1935年・ユニバーサル・ウイリアム・ワイラー)

 プレストン・スタージェス研究。1935年、ユニバーサルでスタージェスがシナリオを執筆したウイリアム・ワイラー監督のロマンチック・コメディ『お人好しの仙女』The Good Fairy(1935年)を堪能した。  1931年にブロードウェイで上演された、フランツ・モルナール作、ジェーン・ヒントン脚色の舞台「グッド・フェアリー」(元の芝居はAjótündér)の映画化。モルナールの戯曲から遥か離れて、スタージェスが映画的なシナリオに換骨奪胎。のちのスクリューボール・コメディの