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ザッツ・エンタテインメント!

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MGMミュージカル黄金時代を支えたプロデューサー、アーサー・フリードとその時代についてまとめた原稿です。
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#ロイ・デル・ルース

『デュバリイは貴婦人』(1943年8月19日ニューヨーク公開・MGM・ロイ・デル・ルース)

『デュバリイは貴婦人』(1943年8月19日ニューヨーク公開・MGM・ロイ・デル・ルース)

ハリウッドのシネ・ミュージカル史縦断研究。5月19日(木)は久しぶりにアーサー・フリード製作、ジーン・ケリー、ルシル・ボール、レッド・スケルトンの華やかな”Du Barry Was a Lady”『デュバリイは貴婦人』(1943年・ロイ・デル・ルース)をスクリーン投影。アマプラで字幕版が配信中(ジュネス企画版)なので、おそらく初めての字幕版での鑑賞となった。日本では昭和26(1951)年10月9日

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『ブロードウェイ・リズム』(1944年4月13日・MGM・ロイ・デル・ルース)

『ブロードウェイ・リズム』(1944年4月13日・MGM・ロイ・デル・ルース)

ハリウッド・ミュージカル史縦断研究。MGM名物「ブロードウェイ・メロディー」シリーズ、初のテクニカラー作品にして(結果的に)最終作となった『ブロードウェイ・リズム』(1944年4月13日・MGM・ロイ・デル・ルース・日本未公開)を米盤DVDでスクリーン投影。この映画、若い頃に観たくて観たくて、なかなか叶わず、今から四半世紀以上前に、友人でタップダンサー、索道研究家の松本晋一さんにVHSテープをみせ

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『踊る不夜城』(1937年・MGM・ロイ・デル・ルース)

『踊る不夜城』(1937年・MGM・ロイ・デル・ルース)

 1930年代のMGMミュージカルのメイン・ストリームの”Broadway Melody”シリーズ第三作”Broadway Melody of 1938”『踊る不夜城』(1937年・ロイ・デル・ルース)を久しぶりに堪能。アマプラで配信中のジュネス企画版の字幕入りをスクリーン投影。まだハイティーンのジュディ・ガーランドのパワフルなシャウト、ブロードウェイのレジェンドのソフィー・タッカーの歌声、そして

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『踊るアメリカ艦隊』(1936年・MGM・ロイ・デル・ルース)

『踊るアメリカ艦隊』(1936年・MGM・ロイ・デル・ルース)

 MGMミュージカル研究。エレノア・パウエル主演第2作『踊るアメリカ艦隊』(1936年・ロイ・デル・ルース)を、アマプラで字幕版をスクリーン投影。前年の『踊るブロードウェイ』(1935年)のキャストとスタッフによるシリーズの姉妹篇的なミュージカル・コメディ。

 エレノア・パウエル、ウナ・マーケル、シド・シルヴァース、フランセス・ラングフォード、そしてバディ・イブセンが引き続き出演。エレノア・パウ

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『踊るブロードウェイ』(1935年・MGM・ロイ・デル・ルース)

『踊るブロードウェイ』(1935年・MGM・ロイ・デル・ルース)

 MGMのドル箱となった『ブロードウェイ・メロディ』シリーズ第2作、『踊るブロードウェイ』(1935年・MGM・ロイ・デル・ルース)をアマプラでスクリーン投影。やはりミュージカル映画は、なるべく大きな画面で観るのが楽しい。ヘッドフォンの音量を大きめにして、1935年の銀幕の”ブロードウェイ模様”のファンタジックな世界を味わった。

【ブロードウェイ・メロディ・シリーズの背景】

 初作の『ブロード

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