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#原田芳雄
『反逆のメロディー』(1970年・澤田幸弘)
“アクション王国”を築いてきた日活も、1960年代末、ハリウッドのニューシネマや、音楽を中心とする若者の嗜好の多様化の中で、大きな転機を迎えていた。主人公も勧善懲悪のヒーローからアウトローへと変貌を遂げ、バイオレンスやセックスなど、よりビジュアルも刺激的なものになってきた。
それが、日活ニューアクションの、一つの先駆けとなったのが昭和44(1968)年、舛田利雄監督、渡哲也主演の「無頼より大
『野良猫ロック 暴走集団’71』(1971年・藤田敏八)
シリーズ最終作『野良猫ロック 暴走集団’71』(1971年1月3日)は、それまでの長谷部安春監督による「野良猫ロック」が女の子たちの物語だったのに対し、主役はドロップアウトしたおじさんヒッピーとなっている。藤田敏八監督としては、『野良猫ロック ワイルドジャンボ』(1970年8月1日)、渡哲也と原田芳雄の『新宿アウトロー ぶっ飛ばせ』(1970年10月24日)に続く作品であり、本作の主役は引き続き
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