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【151】一番じゃなくても心に残る:私たちの豊かな人生

私たちの周りには、たくさんの「一番」があります。「一番高い山」と聞けば、すぐに「富士山」「エベレスト」の名前が頭に浮かぶかもしれませんね。確かに、これらの山はその高さで世界中から注目を集め、多くの人々に知られています。

しかし、世界には「二番目に高い山」も存在します。たとえば、日本では「北岳(きただけ)」(※冒頭の写真)、世界では「K2(ケーツー)」という山があります。おそらく、初めて聞いたという人もいるでしょう。これらの山も非常に高く、雄大な自然の美しさを持っています。それなのに、一番高い山ほど広く知られていないのは、私たちが「一番」を特別視する傾向があるからかもしれません。

だけど、本当に大切なのは、その山がどれだけ高いか、どれだけ有名かではないはずです。私にとっての一番の山は、昔住んでいた家の窓から見えた山です。その山は、特に有名な山でもなく、標高がわずか600メートルほどの名も無き山です。でも、私にとっては忘れられない、とても特別な存在となっています。

なぜなら、その山には子どもの頃の思い出が詰まっているからです。その山を見るたびに、家族と過ごした穏やかな日々や、友達と冒険した楽しい時間を思い出します。何をしている時もその山が背後に見えて、私たちを見守ってくれているように思えました。あれから40年以上経った今でも、その山の姿は、変わらずに私の心に残っています。

このように、私たちにとって大切なものは、いつも一番目に輝くわけではありません。時には二番目、三番目、あるいは順位が限りなく下のものでも、心に深く刻まれることがあります。運動会で転んでも、最後まで一生懸命走る姿はとても印象的ですよね。思わず拍手を贈りたくなってしまいます。大切なのは、その存在が私たちにどれだけ影響を与え、どれだけ心に残るかではないでしょうか?

皆さんにも、そんな「一番じゃないけど心に残る」ものがあるかもしれません。それは、人や場所、モノかもしれませんね。その存在があなたにとってどれだけ意味があるかを大切にすることが、私たちが豊かな人生を送るための秘訣かもしれません。

★ワンポイント

「一番」じゃなくても心に残るものは、私たちの人生にとってとても大切です。昔の家の窓から見えた景色のように、私たちの心に深く刻まれる存在を大切にしましょう。

★蓮舫氏の言葉(2009年)

「2位じゃダメなんでしょうか?」

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