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【成績開示あり】琉球大学医学部学士編入試験の不合格体験記

サムネイルは2022年4月に波照間島で撮影した星空です。
なかなか行くのが難しい島ですが、とても良いところなのでぜひ行ってみてください!
沖縄繋がりということでこの写真を採用しました。

保有個人情報開示請求により、琉球大学医学部学士編入試験の試験結果を手に入れることができました。

開示結果を元に、実際の倍率、琉球大学受験時の自分の実力、琉球大学医学部学士編入試験の再現問題の類題、面接の質疑応答の内容、医学部学士編入試験の面接で高得点を取る方法に対する考察などを書き連ねていきます。

琉球大学は再受験ともとても相性の良い大学なので、再受験を考えている方もとりあえず受験してみることをおすすめします。

これは持論ですが、合格者よりも不合格者の情報の方がより価値があると思っています。
このnoteを反面教師として琉球大学の正規合格を勝ち取って頂けると嬉しいです!

筆記と面接点の割合などといった成績開示結果だけでなく、その内容に対して自分なりの考察等も述べています。
琉球大学の医学部学士編入試験に関してここまで深掘りしたnoteは、おそらく他にありません。


琉球大学医学部学士編入試験受験時の私の実力

まずはその時点での自分の学力を紹介します。

  • 英語の記述試験は6年ぶり

  • 物理化学は高校センターレベル

  • 生命科学は勉強開始から2週間

  • 統計学は5時間ぐらい

研究で忙しかったこともあり、5月頭から医学部学士編入試験の勉強を始めました。
琉球大学の医学部学士編入試験においては準備期間2週間という圧倒的短さ。

英語は1月に受験したTOEIC以来ほぼ何も勉強しておらず、高校物理化学に関してもさらっと公式を復習したぐらいの勉強量です。
生命科学に関しては、この時点ではDNA複製とDNAの転写の違いを理解できていない壊滅的なレベル。

倍率30倍だから受験したところで無駄かもしれないと思い、一時は沖縄に行くことすらやめることも考えました。旅費ももったいないので。
とりあえず受験してみた結果、なんと1次試験を通過。

医学部の一般入試には10回以上落ちていることをこのnoteでお伝えしたように、決して自分の学力はレベルの高いものではありません。
実際に、今年受けた全統記述模試では物理の偏差値が60を切っていましたし、本当にそんなレベルです。

この時点で、「医学部学士編入試験受験生でセンターレベルの物理化学ができる人はほとんどいないのでは?」という仮説が立ちました。
当初の考えでは、琉球大学、香川大学をとりあえず受験してみて、手ごたえがなければ博士課程進学を考えていました。
しかし、何とかなりそうという手応えを掴めたので、受験を続行することに。

琉球大学医学部学士編入試験の倍率30倍!?

琉球大学は私が受験した最初の医学部学士編入試験です。今年の受験者は約150人で、倍率で言えば約30倍です。

受験を始める前はこの倍率を見て、医学部一般入試を経験していたので、とても競争率の激しい試験なんだと思っていました。
しかし、編入試験には一般入試で言う「足切り」制度が事実上存在しません。
そのため、来年度の合格を目指している層も受験します。倍率が高いからと言って過度に恐れないでください。

試験の出題内容はセンターレベルの問題ばかりで、決して難しい問題ではありません。

センターレベルの物理化学ができる人にとってはチャンスです。
私のように、それプラス生命科学を最低限抑えれば、色々な大学の筆記試験は通過できると思われます。
生命科学の勉強法は無料で公開しているので、参考にしていただけると嬉しいです。

2023年度琉球大学医学部学士編入試験生命科学の改変問題

出題内容をそのまま掲載するのは著作権的に問題があると思われるため、一部改変した問題を掲載します。

英語(小論文)

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