写真と日常 #14 【構図と数学】
(構図と数学)
子供の頃から絵を描くことだけが好きで、あとは興味が無かった。
放っておけばご飯を食べることもどうでもよくて、何時間でも描き続けていた変な子供だったと回想します。
偏った性格は数字や図形が苦手で、それは成長してからも変わりませんでした。
高校の美術教師が構図の重要性を力説していた記憶があるのですが、黄金比のこと等々。 図形や数字が次々と登場して、なんと計算式まで・・・⁉
そして思いました。 → 『なんだ、数学じゃないか!』 と。
絵画に限らず写真にも色々な構図があることは承知しておりますが、気にしないことにしています。プロのデザイナーさん等は構図の習得は必須なのだと思いますが、趣味人は気楽なものです。
過去の名だたる写真家やカメラマンは、どこまで構図に拘って撮っていたのかなぁ、と考えてしまいます。
個人的な憶測ですが、彼等彼女等はおそらく本能のままに、直感や培った感性を最大限に研ぎ澄まして、四角いフレーム内に封じ込めたい何かに反応し、シャッターを切り続けたと思うのです。
と、能書きを並べましたが、要は『構図=図形+数式』という計算式を、その人の感性の結晶かもしれない絵画や写真に、後付けで直線を引き、既存の枠に当てはめて、だから優れているのですと解説するから、私のような天邪鬼はモヤッとするのです。
あまり理屈っぽいことは書きたくないのですが、高校時代にデッサンや構図の件で美術教師とやりあったトラウマを思い出してしまって・・(反省)
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