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ころな - この時代をひとりミュンヘンの地で生きる -

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この時代に自由な学生として ミュンヘンの地で生きることができるという幸せ München - ミュンヘン Mein Herz - わたしの心 Mein…
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ドイツと日本の比較から見えてくること 信仰 編

前書き ヨーロッパ諸国、私の住む南ドイツでは特にキリスト教、特にカトリック信仰が未だに盛んです ある友達の家では、日曜の家族みんなで囲む食事の際にお祈りを捧げるしきたりを体験しました これはキリストという神に対してこの食事をいただけることを感謝しているのですが、 日本語の「いただきます」という食物自体への感謝を含む表現と、少し似ているような気もしました 「あなたは宗教を信じますか?」という問いを投げかけられ、よく回答に困ることがありました 日本について語る際、信心深い

コロナウイルスの示した社会構造問題(写真:ロイター/Ahhit Perawongmetha)

問題点コロナウイルスの大流行 それに伴う生活用品、食料品の爆買い 経済の停滞を病気のこととほぼ同様に心配 現状観察から言えること人間の情けなさ、現代の社会構造の貧弱さが顕著に表れてしまっています… 自分はどのようにこうゆう事態に立ち向かうのか、その立ち位置はしっかりとしていなければなりません まず第一に、正しい情報を仕入れる、そしてそれを咀嚼して、生活の中に活かす、そしてそれを周りの人と共有し意見交換する 自宅などで時間があるけど、何していいのかわからない!って方

ドイツと日本の比較から見えてくること コロナ編 1

いま世界中が揺れている この嵐を無事に乗り切るために必要なこととはなんだろうか? 物事の一面だけを見ていると 何が正しく、何が間違っているかの判断がつけにくい この嵐を乗り切り、よりよい未来へ進むには 多面的な思考が必要となってくるのだ 多面的に物事を見るっていうのは 一つの身体に複数のアイデンティティを持ち 物事を考えるということ 私の祖父母世代のように 戦争や高度経済成長期の大動乱の時代を生き抜くと 1つの場所で生きていても、軸のしっかりとした 多面的なアイデンテ

ドイツと日本の比較から見えてくること コロナ編- 2 ロックダウン

まえがきミュンヘンでのロックダウン生活ももう早くも一ヶ月になろうかとしています 今回は前回予告していたミュンヘンでのロックダウンのルールや様子を少しまとめようと思います 郊外の自然豊かな場所なので案外落ち着いて対処できています 自然と距離の近い暮らしはまるで実家のある宗像での生活のようです どこにも行かず家でゆっくりできるのは幸せだと感じられるようになってきましたが、週末にどこかに出かけることもないので、なかなかメリハリをつけて作業に取り組むのが難しいなという印象です

現実と夢-夢と現実

-まえがき-コロナのニュースが世界を席巻するようになってから 日常生活の多くの部分がひっくり返りました この平等な革命が起こるまで 私たちは人間社会、そして自然界があげる叫びの声を聞いて あたかもそれらを理解して、実践しているようで 真剣に取り組めていなかった部分が多々あるかと思います “旅に出る”という人生の最大の目的と動力が失われ 春休み期間の3月は特に落ち込みました ただ、しばしば私の旅は一種の“現実逃避行動”でもあったのです その“仮想現実”へエスケープすること

10万円あなたはどう使う

私は10万円はもらえません なぜならもう政府からすると、“海外のヒト”だからです 『10万円...あなたはどう使いますか??』 政策として考えると正直“バカな”ばらまきだと考えますが 個人として見ると、背に腹は代えられぬというのが現実でしょう 私個人は、まだ学生の身ですが大切な人たちから温かい支援を受けているので経済的に困窮してはいません お金という仮想現実 日本円は私にとっては“仮想通貨”以外の何物でもありません そんな仮想通貨も現実に使えるプレイヤーがいると少しそ