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人生で影響を受けた"三浦春馬"の主演映画


私は映画鑑賞と読書が趣味で、色々な作品や本に日々出会います。その中でも自分のアイデンティティに割と影響してくるぐらい感銘を受ける本や映画が本当にたまーーーーにあって、そういう作品は『これはちょっと人に教えたくない』と自分だけの宝物になってしまって、あんまりオススメを聞かれた時に口に出すことがない存在になります。(恋人とかには言ったりするかもですけど、本当にそのレベルで紹介したくない笑)

その中に三浦春馬さん主演のたぶんあまり有名ではない映画があるので、このタイミングで、自分の内に秘めとくのももったいないと思い。改めて紹介します

その映画は「真夜中の五分前」という作品で、
日本から韓国へ移住した時計修理工の見習い青年リョウと、偶然知りあった美女ルオラン・その双子の妹ルーメイとの出会いの物語です。あまりはっきりとした物語の起承転結がない映画なので、好みはかなりわかれそうな気がしています。

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この映画に出会ったのは、たしかあまり目的もなくなんとなく生きてる自分に少し落ち込んでいた時期でした。渋谷を歩いていて、小さめの映画館を通りがかったときにたまたま上映していて、ふと思い立って観ました。

映画はほとんど韓国語で物語が進行し、主演の三浦春馬さんも日本人の設定ですが流暢に韓国語で演じています。

中国の綺麗とは言えない混沌とした町並み
古い時計修理屋に響く秒針と金物の音
夜の窓からはいってくる朝日や街灯の明かり

すべてが繊細で緩やかな映像と音が綺麗ですっと映像中に入り込めました。

映画館を出たとき普段は気にしていない回りの音が透き通ってまっすぐはいってきて、静寂と孤独感と人間の温かみみたいなものが残った感覚があります。

割とちゃんと感動して、その後パンフレットを読み込んだとき以下のようなことが書いてありよりこの映画に感銘を受けたのを今でも覚えています。

三浦春馬さんが役作りのために習得した韓国語が、実際現場に入ったリハーサル時に監督から『ネイティブすぎて現地民みたいだからもっとカタコトに戻してほしい。』と指摘が入った

三浦春馬という俳優を専門職とした人は、この1作品のために1言語ぼほネイティブで発音できるようになっているのかと、1つの仕事に向かう真面目さとか努力値に圧倒されました。

自分の生き方はまだまだ未熟だなと考えさせられましたし、もっと目の前の仕事に真面目に本気で取り組まなきゃと思い直しました。

その時から三浦春馬さんは真っ直ぐな努力家の印象が強くあります。そしてこの作品を思い出すたびに自分の背筋が整えられます。
もしまだ観たことがない方がいたら、観てみてください。時計の音と夜の街の静けさが本当に心地よい作品です。Huluで見れるみたいです。ぜひ

I'm sorry for your loss.


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