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ブランディング事例共有会 (裏の顔)

本題に入る前に。

AR と VR の違いを今日少しだけ知りました。というか違いどころか、そもそも AR と VR のそれぞれのことを未だよく分かっていない今日この頃です。

さて、本題に入ります。

前回は、私が代表を努めている一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会主催が「ブランディングで社会課題解決する実践コミュニティ」をコンセプトに、コミュニティを発展させるためのイベント「ブランディング事例共有会」のことを触れました。

昨年12月に第1回目を開講し、以降、隔月で着実に開催していくこを決めたわけですが、今回は、その「裏の顔」として、どのような経緯があり、その後の試行錯誤に少し触れたいと思います。

当協会は、コロナ前までは、リアル講座オンリーで開催してしました。
講座の内容は、座学は半分以下で、ほとんどが、グループワーク、グループディスカッション、グルーブ発表で構成されており、講座の場づくりには、かなり工夫を凝らしていて、教えられるトレーナーは、その訓練をかなり積んでいます。このようなことからも、ブランディングを教えるリアル講座としては、それなりの強さを持っていたと思います。

ただ、新型コロナ感染拡大が広がり、リアル講座が開講できなくなると、その強みをオンラインに簡単に転換できません。
※講座のオンライン化については、かなり試行錯誤をしてきたので、別の機会で触れます。

当協会の講座として、リアル講座の場づくり以外で見い出すことが急務となりました。

昨年夏頃は、その強みとはいったい何だろうかと、改めてアンケートをひっくり返しながら、向き合う期間に充てることにしました。

・資格が取れること
・仲間ができること
・実践に活用できること
・実践事例が圧倒的に多いこと
・ブランド論の権威の田中洋教授が顧問でカリキュラムの監修者であること
・ブランディング事例コンテストを毎年開催していたこと
・産学官連携がある程度できていること

などなど、その他にも多くのことが見えてきました。

結局は、その中で際立っていたのが、「卒業生の実践事例の圧倒的な数」が強みということに行き着くことになります。

そして、強みとは別に、受講者のニーズも探っていきました。

明らかになってきたのが、協会の講座を受講した段階でも仲間ができることはもとより、トレーナーや1級資格者など、上位コースになるにつれて、一緒に仕事をしたり、勉強会したりと、深い関係ができていきます。

このように、いわゆる「仲間ができる」ということが、受講者が強く持っているニーズということも見えてきました。

結果、いろいろとやるよりは
【強み】実践事例が圧倒的に多い
【ニーズ】仲間ができる

徹底的に向き合うこととしました。

このことから、コンセプトとして「ブランディングで社会課題解決する実践コミュニティ」打ち出すことになり、軸となる施策(イベント)として「ブランディング事例共有会」を定期的に開催することに至ります。

「ブランディング事例共有会」を開催するにあたり、決めたことは、次のとおりです。

1.オンライン開催で定期化する
2.2時間で、できる限り多くの実践事例発表の場とする
3.集客にお金をかけない
4.SNSで口コミを広げる
5.卒業生が新たな参加者を連れて一緒に参加してもらえる
6.リピート参加者をある程度維持する
7.卒業生と新規顧客の割合を6対4程度とする
8.終了後にオンライン懇親会にて、参加者の満足度を上げる

第1回を終えて、それぞれ振り返ってみると・・・

1.オンラインで2ヶ月に1回(偶数月)に開催し2021年8月まで日程を決め、第4回目(2021年6月)まで、ほぼ発表者を既に決めた。
2.多くの実践事例発表の場といっても、1人が短すぎても内容が伝わらないので、3人が各20分(質疑応答+10分)のプレゼン、2人が5分のショートプレゼンにした。5分のプレゼンに対してもっと長く聞きたい意見はあったが、時間に関しては、丁度良いという感想が多かった。
3.広告をまったく打たずに、170名の申込みをいただいたが、当日のキャンセルが多かったので、次回は当日のキャンセルを減らす施策を検討する。
4.協会側では、SNSでの巻き込みは全くといっていいほど上手くいかなかった。近日に、1名専任者を採用し、しばらくはSNSのプロに指導を仰ぐことにした。
5.卒業生が新たな参加者を連れてきていただいた数は全体の1割程度だったが、次回以降は、2割程度に増やしたい。本部からのお願いを粘り強く対応する必要がある。
6.リピート参加者の人数や率は、2回目が終了時点で明確になる。ただ、今後は皆勤賞を設けて賞品を授与するか、徹底的(?)に称えることを検討する。
7.第1回の卒業生と新規顧客の割合は、7対3程度だったので、前述の4.と5.を粘り強くやるしかない。
8.終了後の懇親会は、ZOOMブレイクアウトルームをランダムで対応したため、発表者が固まることになるグループや、話すことがなく、あまり盛り上がらないグループができてしまった。改善策として、次回からは「オンライン勉強会」と名称を変え、ブレイクアウトルームを意図的に発表者を振り分け、当日の発表事例を振り返り、発表者を囲み学びを深めるディスカッションをする場とした。

とにもかくにも、協会卒業生の実践事例は、圧倒的な数があるので、隔月で5事例が発表されたとしても、あと数年は持ちます。これからも実践事例が増え続けるので、いつまでも続けることができます。

せっかく定期的に実践事例を発表しているので、その実践事例を見たい人がたくさん参加して、卒業生や資格者の実践の後押しをしていきたいと思います。

初めて参加する人に対しては、実践の素晴らしさを体感してもらうだけでなく、再現性のある「型」の素晴らしさを知ってもらい、講座受講につながることを願っています。
この新規受講者が実践をされ、しかるべきタイミングで実践事例の発表をしてもらい、更に新たな参加者を連れてきてもらえる。
このような拡大し続ける循環ができてくれば、きっと世界でも類を見ない、
「ブランディングで社会課題解決する実践コミュニティ」が実現できるはず。

とにかく、高速でPDCAを回していこう。

うーん。またワクワクしてきたところで、今日はおしまいです。

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