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USMLE STEP1をM4で合格した私の略歴

 私自身が経験したことを基に、皆様のお役に立つ情報を提供できるように記事を執筆しています。米国留学についての無料で情報発信しております。「いいね」やフォローをいただけると、大きな励みとなります。みなさんと一緒に米国への臨床留学の目標を達成したいです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


STEP1に合格する医学生は特別な人?

 医学部生の中には、様々なバックグラウンドや能力を持つ方々が集まっています。例えば、

・帰国子女
・アメリカ国籍の持ち主
・アメリカの大学を卒業した学士
・バイリンガルやマルチリンガル

など、英語に長けた方や、単純に記憶力や理解力が優れた人、高IQの方々など、USMLEの学習において有利そうな方々が大勢います。しかし、このような特別な能力を持っていなくても、現在のSTEP1のPass/Fail制においてはハイスコアを目指す必要はありません。そのため、普通の医学科4年生でもPassすることが十分に可能です。

私の背景や能力

  • 家族:非医療者・非アカデミア (みんなFラン卒です)

  • 大学:東大/京大/国際医療福祉などでない普通の国公立医

  • 成績:真ん中くらいをウロウロ

  • 高校:偏差値50台の中高一貫

  • 入試:一般入試 (特待生/補欠合格/地域枠などでない普通の合格)

  • 英語:苦手科目 (はるか昔に英検3級落ちてから資格は避けてきた)

  • 海外:日本生まれの日本育ち・留学経験なし

 ご覧の通り至って普通の医学生です。読まれた方によっては、ザコっと思われたかもしれません。その通りだと思いますし、周りの友人を見ていると自分の無能さを自覚する毎日です。では、力のないものが成果を出すにはどうしたらいいのでしょうか?

合格率=生産性×投下時間

 USMLEにおいてなんらかの能力値の高い人は、「生産性」が高いです。例えば、帰国子女の方々は英文読解がスラスラ読めるのでUWorldを苦労なく高回転でこなすことができるでしょう。
 では、能力高くない(=生産性の低い)私はどうしたらよいでしょうか?答えは1つです。投下時間(USMLEの勉強にかける時間)を膨大にかけることです。効率の良い楽々勉強法などの都合のよい勉強法などはありません。ただ、UWorldを解きまくりFirst Aidを暗記しまくるしかないです。数分、いや数秒でも時間があったらスマホ/iPadでUWを解くかFAを読んで下さい。小さな積み重ねで膨大な勉強時間を確保するしかありません。「でもバイトをしなくちゃ…」とか「部活が強制で大変で…」とか色々ご事情はあると思います。私の先輩には、運動部の練習中にもFAをコピーした紙で勉強してる人がいました。アルバイトを体力を削られるバイト(eg, 飲食なのどのサービス業)から隙間時間のある仕事 (eg. 事務受付などアイドルタイムの長い仕事)に変えて、その時間をこっそり勉強にあてて工夫されてた方もいました。時間の捻出のやりようはいくらでもあると思います。諦めずに数秒や数分を日々の生活の中で捻出して下さい。そうすれば、長い期間で考えた時に膨大な勉強時間が確保された事になり、UWの問題数も思ったより進んでいて、FAも頭に意外と残っていくものだと私は考えます。ご参考になれば幸いです。

 

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