見出し画像

USMLE Step1受験当日!!(御茶ノ水/東京会場)

  こんにちは。私自身が経験したことをもとに、皆様のお役に立つ情報を提供できるように記事を執筆しています。無料で情報発信しています。「いいね」やフォローをいただけると、大きな励みになります。みなさんと一緒に米国への臨床留学の目標を達成したいです。


当日の持ち物

必須の持ち物は以下の2つ「Scheduling Permit」と「パスポート」です。また、「We strongly encourage you to print your Scheduling Permit」との指示があるので、必ず印刷して持参しましょう。スマホが電池切れになるなどの事態に備えて、他の重要な書類や文章も印刷してクリアファイルに入れておくと安心です。耳栓に関しては、試験会場のプロメトリック側が自身での持参を強く推奨しています。当日使用を想定すると、日々の勉強から耳栓を使い慣れておくと良いかもしれません。

★パスポート
★Scheduling Permit(印刷)
★Appointment Confirmation(印刷)
★耳栓

・マスク(任意着用)
・ポケットティッシュ(鼻セレブ用)
・水や軽食(さっぱり系)
・点鼻薬
・点眼薬
・温度調節用の上着 

当日の服装

 服装の選択は8時間(7時間の試験+1時間の休憩)を乗り切るうえで重要な要素です。試験室に最初に入室する時(1回)と各セッション間の休憩後に部屋に戻る時(6回)とで、合計7回の厳重な身体検査が行われます。この検査は、係員が手持ちの金属探知機を使用するほどの本格的なものです。以下に注意点を列挙しておきますので、参考にしていただければ幸いです。

上着 (ポケット×, フード×)

 上着の関する身体検査は、ポケットとフードの中である。ポケットは中を裏返しと指示されるらしいです。また、フード中までチャックされた受験生も過去にいたそうです。季節にもよりますが無地の半袖Tシャツがオススメです。寒さ対策に別の物でも良いと思いますが、パーカーとかは一番NGだと個人的には思います。

ズボン (ポケット×, ベルト×)

 ズボン系で一番厄介なのがポケットです。特に男性の服には一体何個のポケットがあるんだよ!!って思うズボンがありますので避けましょう。個人的には「ポケットレスパンツ」が最強だと思います。楽天で検索すれば出てくると思います。リンクはアフィリエイト目的だと思われるので付けませんのでご自身で検索して下さい。翌日届くのを購入してなんとか当日はしのぎました。あと、ベルトはしない方が良いです。全身を金属探知機で検査するので、ナックルの部分が反応してしまうかもしれません。また長時間の着席にもベルトは苦しくなるので外していきましょう。

サンダル (靴下×)

 靴や靴下の中も何か怪しい物を隠すにはちょうどいい場所です。係員もチェックに余念がないと思います。事実、ズボンの裾を上げて足首を見せるように私は指示されました。最適解は「ビーチサンダル」だと思ってます。何かを隠しようがないので最強です。あと、7時間着席なので足元がゆったりしてると血流も良くて楽です。

アクセサリー類 (指輪×、イヤリング×、眼鏡△、マスク±)

 アクセサリーなどの装飾品は家に置いてくるのは当然として、問題は眼鏡です。最近は眼鏡にカメラを仕込んでる受験生がいるらしく、しっかり外して机の上に置くように指示されます。係員はその眼鏡を全周囲ジロジロみてOKをもらいます。この時間が若干ストレスなので、コンタクトの長期使用に慣れてる人はコンタクトの方が良いかもしれません。
 マスクに関しては2023年3月下旬の時点で、着用は任意となっていました。ある研究では、チェスのプロプレイヤーはマスクの着用により試合の選択力or判断力が低下するという調査があります。USMLE受験では似たような選択肢を選ぶシーンに多々出くわします。最高の選択をできるように、医療関係者ですがその時だけは外しましょ。

会場 (雰囲気, 動線, 設備など)

  8:10くらいに御茶ノ水ソラシティアカデミアに到着した。建物内1Fでは長椅子に座って勉強している人がいて少し物々しい雰囲気だった。会場の5Fにあがると、20-30人前後が列を作ってプロメトリックが開くのを今か今かとカラス扉の前で待っていた。8:30頃になると開場され受付に人がその列のまま流れて行った。この時間までにお手洗いの場所の確認などを済ましておこう。これ以降の説明は下図を参考にして下さい。チェックインカウンター(受付)で受付を済ませるともう後には戻れない。受付が終わった人からロッカーの場所まで移動し、所持品をしまいロッカー前の椅子で待機している。まもなく名前が呼ばれ、身体検査と本人確認をして試験会場へ案内される。試験時間は9:00からと思っていたが、受付順で各自どんどん試験を開始される。私は、試験会場の雰囲気に飲まれないように、試験会場の席についたらすぐに開始せずに何回か深呼吸してからパソコンに向かった。

 耳栓をしてこともあってか、かなり静かな落ち着いた空間で試験を受験できた。会場の熱い寒いもほとんど感じなかった。休憩時間は各5-7分で毎セクション間でとり、ラストの休憩時間が20分くらい余った。気分転換のために1Fまで降りて建物外の新鮮な空気を吸った。これにより最後まで集中できたと思っています。係員から渡された物(通行証?)を首からぶら下げていれば、どこに行こうが自由なのがこの試験の変なユルさでもある。

↑会場の動線↑

受験する机に置かれていある物リスト

USMLE を受験する際に机にある物を列挙いたします。画像もできるだけ近いものを選んだつもりです。少しでもイメージが湧けば幸いです。

①スタッフ呼び出しボタン
 (何もなければ普通は使いません)
②防音イヤーマフ
 (個人の耳栓を持参すればば使うことはありません)
③音声問題用ヘッドホン
 (使うから置いてある…問題漏洩になるのでこれ以上は言及できません)
④ホワイトシート&黒ペン
 (受験番号と名前を身体検査スペースで受験生自ら記入させられる。これらをパソコンに入力すると試験がスタートする)
⑤PC, マウス, キーボード
 (画面が大きく見やすい)
⑥ロッカーの鍵, パスポート

 試験会場への個人的持ち込み物(Personal Item Exceptions / PIEs)に関しては公式サイトをご参照ください。以前に @OgaMasato先生がtweetされていた内容です。https://www.usmle.org/step-exams/test-accommodations/personal-item-exceptions-pies

↑受験会場の雰囲気と机にある物達↑

試験中の過ごし方 (合格ボーダーラインの方へ)

 USMLE STEP1本番の休憩時間の過ごし方のを提案させて下さい。トイレ&栄養補給は優先するとして残りの休憩時間は、前ブロックを解いた時に気になった用語をFirst Aidで再確認する時間にあてると良いかもしれません。休憩中はロッカーからPC&スマホ取り出してOKです。 類問が後のブロックで出題される可能性は十分あります。これは、1点, 2点を分ける合格ボーダーにいる方に特にオススメです。当日は、頭は冷静かつ体は興奮しているので全然疲れを感じません。まともな休憩時間をとらなくてもやりきれるはずです。最後のひと踏ん張りで1点をもぎ取りましょう!
 合格安全圏の方は、ゆっくり休んで頂いてもちろんOKです!簡単なソファーがあり大きな窓で景色が良いのでボーっと外を眺めて過ごすと良いかもしれません。余談ですが先輩の方であまりにも試験が余裕すぎて、休憩をほとんどとらずに早く帰ったという方がいらっしゃいました。

近隣ホテル (前泊の方)

 近隣にはホテルがいくつかありますので、受験日が決定したらすぐに予約するのが最適です。会場まで徒歩1分の「お茶の水ホテルジュラク」がオススメです。3日前キャンセル可ですので、宿泊可能性が少しでもある方はとりあえず予約しておくと良いと思います。3月下旬土曜入りで約12,000円程度でした。予約時にカード決済されますが、キャンセルするとカードに返金されます。私は実家から20-30分だったので結局キャンセルさせて頂きました。ホテル前泊のメリット&デメリットは以下の通りです。

・○渋滞&電車遅延&天候不良などトラブルを避ける
・○前日に会場チェックできる
・○家族や同居人と離れ孤独で集中できる
・×寝具が変わると寝れなくなるかも
・×起こしてくれる人がいないと不安
・×単純に費用がかさむ 

トラブル発生!!! (おまけの話)

 問題を解いている最中に、PC画面中央に関係のないウィンドウが一瞬出現しすぐに消えるという現象が1日を通して何十回と発生した。酷い時は「Restriction!」と書かれた画面が出てきて画面が固まった。試験官を呼び対応して頂いた。試験時間は数分減ったし、チラチラ出現するウィンドウに集中力を乱されるかもしれなかったが、当日は完全にゾーン入っていたので不思議な事に一切気にならなかった。ただ試験後に、運営スタッフさんに状況をお伝えした。試験中のトラブルとして認定して頂いた。どんな試験結果が出ても何かクレームを言うつもりはない事も同時にお伝えした。しかし、USMLE受験生はギリギリの精神状態で挑戦してる方々もいるので、今後こういう被害に遭われる方が出ないよう強く改善を要望した。

最後に

 これでこの記事は終わりとなります。最後までお読み頂きありがとうございました。良かったらフォロー&いいねお願いします。皆で臨床渡米を実現させましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?