新宿グルメ総まとめVol.1【新宿御苑】
せっかくなので、この2年間で食べ尽くした新宿グルメを一挙大公開する。この2年間、ほとんど自炊をしなかったため、相当な数の飲食店を訪れた。有名店から近所の定食屋まで、実に多種多様なメシで腹を満たしてきた。
特に、生まれながらのけちん坊なので、ひたすらランチに行きまくった。ランチはコスパがとにかくよすぎる。新宿でランチに行くことを生きがいに、在宅のランチを中心に日々新規開拓を続けていた。今回は新宿の中でも最もお勧めの美食激戦区、新宿御苑周辺のお店をいくつか紹介していきたいと思う。
シェフス
ランチのコスパNo.1
恐らく新宿御苑周辺で一番通った店。シェフスカレーという常時売り切れの伝説的メニュー以外は全部食べた。
一般的にイメージする中華とは大分違い、上海家庭料理の優しくてまろやかな味付けが五臓六腑に染み渡る。言葉にするのが難しいが、まさに引き算の美食といった感じで、余計なものを一切足していない素材本来の旨味を存分に堪能することができる。おすすめはやはり海南丼。これで1,200円は意味が分からないよ。
泰然
伝説中の伝説の親子丼
これに勝る親子丼は絶対にない。泰然は平日ランチの利用のみだが、これがかなり高難易度。なんせ、ランチ営業は平日3日間(月木金)のみで、これもすぐに売り切れること多々あり。
しかし、この平日ランチの親子丼はリアルに目玉が飛び出るレベル。秋田県産の比内地鶏をふんだんに使用した黄金の器、立ち上る湯気と気高き香り、全てにおいて親子丼の最高傑作である。
ランチメニューは親子丼のみ。一本勝負である。店内に着席すると無言でも親子丼が出てくる。シンプルなものが結局一番尊い。ぶっちぎりNo.1です。
すし亭 郡司
新宿で寿司を喰らえ
これは散歩していてたまたま見つけた店。正直そこまで期待はしていなかった。だって、有名どころのお店ほとんど行き尽くしたもん…
しかし、ここは予想をはるかに上回るクオリティと物量。まさに、新宿の中心で昼からお得に「寿司を喰らう」ことができる。寿司が昼間からぶんなぐってくる。恐ろしい。
店内の雰囲気も、新宿にありながら地元のカウンター形式のお寿司屋さんといった感じ。とにかく、寿司を喰らいたくなった日にはおすすめ。
あおい
新宿でまぐろをしゃぶり尽くせ
まぐろ食べたくなったら間違いなくここ。とにかくまぐろの海に溺れることができる。こんなにまぐろで口の中溢れたことあったっけ?というくらいまぐろに食らいついた。しゃぶった。
ランチにしては値段は少々お高めだが、まぐろを浴びたい日にはここしかない。まぐろを浴びに行きましょう。
小麦と肉 桃の木
なんて優しいラーメン…
余談だが、ランチ巡りをしていて気づいたことがある。どうやら、僕はそこまでラーメンが好きではないようだ。好んでラーメンを食べようという気にはならない。ただし、桃の木を除いて、である。
ここはラーメン屋でありながら殺伐とした雰囲気が一切ない。そしてメニューも生姜醤油のラーメンだったり、テール丼だったり、微妙な変化球ばかり投げてくる。
しかし、これが美味しい!桃の木という名前から発せられるやさしさ、穏やかさ、まろやかさがその器の中にはある。それでいてガツンとした食後の感覚もしっかりある。何故かはわからないが、僕は二日酔いの日の昼に、無性にここへ行きたくなる。
うしかね
究極の焼き肉ランチ
山形牛を売りにした焼肉屋さん。ここも散歩中に偶然見つけて訪問した。味音痴なので、正直ランチの焼き肉には一切期待していない。というか、基本的に焼いてタレつければ味全部一緒というスタンス。
しかし!!!ここは違った。まずランチで出てくる肉が普通にめちゃめちゃ油乗っててピカピカ。網もちょうどいいサイズのものが各卓に用意されており「どうして1,200円で…?」という圧倒的コスパ。そして肉がとにかくうまい。タレでごまかしてるみたいなこと言ってすいませんでした。
とにかく、焼き肉行きたいならここで1,200円払う以上の価値を、他のどの店にも見出せない。ランチなのでキムチやみそ汁ももちろんついてくる。神 of 神。
ラ・トック
ボンジュールが止まらない
パリの食堂がコンセプトのフランス料理屋。食堂というだけあって、かなりリーズナブルにフランス料理を堪能できる。
なんといっても、この圧倒的雰囲気…
ワイングラスの中、ただの水なんだけどね。昼から優雅にのんびりしたいとき、おすすめです。席数少なめなので、待ち覚悟だけど行く価値おおあり!
ポトフ料理ジョワ
君はポトフを知らない
ポトフを大真面目に食べたことがある人、手上げて!と言われてもほとんどいないだろう。ポトフとは何か、ポトフってどんな種類があるのか、すべてジョワが教えてくれた。
味も雰囲気も満点だが、何よりもポトフなので食後の罪悪感がゼロ、むしろ健康体になった気までする。ポトフをまだ知らぬ諸君、ジョワで待っている。
ハンバーグ ウィル
新宿御苑のラスボス、遂に来る
言わずと知れた名店、待ちの列の長さは新宿御苑でもダントツのNo.1であろう。岩手県産高級銘柄豚「岩中豚」100%使用というだけあって、その甘味、吹き出す肉汁、目の前の鉄板から漂う香り、何もかもが期待を超えてくる。
しかーーーし、とにかく待ちが長すぎる!こんなに美味しいハンバーグを前にあれだけ長い列を並ぶのは、さすがに精神的に参る。頼むから、味ちょっと劣化しててもいいから、コンビニとかで売ってほしい。そしたら毎日食べる。
(番外編)curry 草枕
涙の別れ、一番愛した新宿の名店
新宿御苑にとどまらず、新宿のおすすめといえば僕の中では間違いなく草枕でした。毎週あほみたいに通ってました。チー牛並みの速さで呪文の如く「チキン肉2倍10番ごはん普通盛り」と唱えてました。
最後は「なすなすとまとチキン肉2倍10番大盛でご飯チョモランマ」でフィニッシュするのが密かな夢だったが、先日突然閉店の知らせ…
本当にありがとうございました。一番大好きなお店です。
というわけで、本当はまだまだあるけど疲れたのでこのあたりで。