純ジャパが独学でTOEIC970点を取った英語勉強法
*社会人1年目の時にひそひそと運営していたブログの記事です。サーバーの解約に伴い、もったいないので文章をnoteに移動しました。若干の加筆修正はありますが、当時のノリの文章をそのまま載せています。(2021/6)
ちなみに、この記事が一番多く読まれました。故に割と有料級情報?
今日は英語学習に関してです。筆者は大学生になるまで海外に行ったことすらなく、英会話教室等に通ったこともありませんが、科目としての英語は昔から得意な方ではありました。大学2年の時には独学でしたが、初受験のTOEICで940点を取得したこともあります(先日二度目の受験で970点を取得しました!)。
今日はそんな私が思う、誰でもできる最強の英語学習方法をシェアしたいと思います。
英語が話せる様になりたいけど、お金を時間もそこまでかけたくないという人にこそ読んでいただきたい記事になっています。是非実践していただいて役立ててもらえれば幸いです。
TOEIC対策の勉強≠英語が上手くなる勉強
TOEICの勉強って、正直TOEICのための勉強であってあまり実際の場面では役に立たなかったりします。
確かに社会人でよく英語のビジネスレターに目を通すのであれば使い所はあるのかもしれませんが、TOEICで身についた知識は日常会話だったりSNS等でのコミュニケーションには基本役に立ちません。
俗にいう「生きた英語」を身につけたいのであれば、TOEICの勉強は程々にして他のことをするべきです。というか、しっかりとした英語勉強をしていれば自ずから英語力は伴ってくるので、あとはその英語力をTOEICにフィットさせていけばいいだけなのです。
というわけで以下では「生きた英語」を身につけるために筆者が大切だと思う方法をいくつかシェアしていこうと思います。
YouTubeとKindleを活用する
この二つは本当に効果が絶大です。
以下詳しく説明していきます。
YouTubeはリスニング教材の宝庫
リスニング教材としてみると、YouTubeはまさに宝の山です。
英語学習の向けのチャンネルから、バラエティ番組、ニュース番組、そしてドキュメンタリー映像等々。もちろん日本のユーチューバー同様、海外のユーチューバーも面白い動画をたくさん投稿しています。そう言った動画を見るだけでもネイティブが使う自然な英語を学ぶことができたりします。
例えば、linguamariaさんのチャンネルには、英語学習者向けに発音やボキャブラリーについてよくまとまった動画がたくさんアップされています。私も暇があればよく動画を視聴して英語学習をしています。彼女の発音はとても聞き取りやすいので、リスニングの勉強にもなって一石二鳥ですね。
What would you do はアメリカの番組?なんだと思います。英語学習には非常に役の立つプログラムになっています。ほとんどの動画は、誰かが差別的な扱いを受けている場面に遭遇した時に一般の人々が「あなたならどうする?」のかを隠し撮りして観察する内容になっています。
様々な年代の人の生の英語が聞けるだけでなく、人種問題や倫理問題について深く考えさせられる、意義深い一面もあり、学びの多い内容になっています。人種の坩堝と言われるアメリカだからこそ撮れる内容であり、日本の我々はこれらの動画を見ながら学ぶ点が非常に多いと私は思います。
個人的なお勧めです。dearnessieさんはオーストラリア人のユーチューバーの方ですが、ルーツは中華系でさらに韓国や中国へも交換留学で訪れているという才女です。何よりも可愛いです(笑)
扱うトピックも日常的なVlogだったり、美味しいものを食べている動画や大学生活に関する動画だったりと、とっつきやすいものも多いので初心者にもぴったりなのではないかと思います。やはり、可愛い子の動画は継続してみるモチベーションにもなりますし、話されている英語も自然で真似しやすいものが多いのでこの辺りが英語学習には最適だと個人的には思ったりもします。
英語なら格安で読めちゃう
Kindleは洋書になるとその本領を発揮します。
例えば、かの有名なユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』は日本語訳版だと上下巻合わせて3,960円(当時)します。しかしこれが英語の原著版になると、なんと上下とかそもそもなくて一冊で1,600円(当時)になります。
実はKindleストアってこんなのばっかりだったりします。基本的に英語の原著を日本語に翻訳した本は英語で買うと日本語版の何倍も安いことがほとんどです。ちなみに無料でダウンロードできる本もかなり英語の方が充実していたりします。そして何より、日本語訳を待たずに端末上で読めちゃうので、英語ができると安く読めるだけでなく知識を誰よりも先取りできる様になります。
もちろんKindleを利用するメリットは経済的であるということだけには限りません。Kindleには辞書が内蔵されているので、わからない単語を長押しすると基本的に単語の意味がその場で調べられます。つまり、洋書を読みながらわからない単語は全てその場で一瞬で調べられるのです。
ですので読みながらつっかえることもありません。Kindleにはマーカー機能をついてますので、わからなかった単語だけマーカーを引いて後で見返すことができる様にもできちゃいます。正直言って、こんなに便利なアイテムがあったら教科書なんて一冊も必要がありません。
英語を使う必要を自ら作り出す
ここまでインプットの話を中心にしてきましたが、使える英語を学びたいのであればやはり英語を使う環境を実際に用意する必要があるものです。
ここからは、筆者が実際に体験した
日本国内でできる
インプットのための環境作りの話をしていきます。基本的にどれも日本国内にいながらにしてできることなので再現性があると思っています。
外資系企業でインターン
外資系企業に日本支店で長期のインターンをしましょう。ちなみに本国では有名だけど日本では知名度がないところなんて実は超穴場だったりします。海外から派遣されてきている人は皆超優秀なのに、日本では知名度がなくてインターンにもそこまで応募がないため、案外簡単に入れたりするためです。
私がかつて長期インターンを経験した会社も欧州ではかなり有名なメーカーですが、日本での知名度は正直そこまでって感じでした。ただ、海外からも多くのインターン生が日本に来て働いていたため、若者同士仲良くなって業務時間外もよくカラオケや居酒屋に行くなどして交遊を深めていました。
外資系企業でインターンをすると業務で英語を使って調べ物をしたりプレゼンをするだけでなく、業務外の時間でも海外からきた社員やインターン生と交流する機会があるため、全体的に英語力が爆上がりします。
まだ時間がたっぷりある学生で就活の対策に何かインターン等を経験したい人は、外資系企業で長期インターンを経験するとインターン経験として語れるだけではなく、英語力も身について外国人の友人もかなりできるため本当に良いことづくめです。お勧めです。
All English の授業に参加する
これは大学生じゃないと少し厳しいかもしれませんが、大学生なら正直使わない手はありません。
大学には留学生向けの全部英語で行われる授業が案外設置されていて、日本人のローカルな学生にも開放されていることがしばしばあります。
もちろん英語で何かを学ぶ授業であり、周りはみんな留学生なのでついていくだけでも大変だと思いますが、日本にいながらにして海外の大学に留学したかの様な授業を受けることができるので、個人的には非常にお勧めです。
特に、日本の大学に来た留学生は日本文化や日本人に興味がある可能性がかなり高いです。一方で、普段日本人の学生と接する機会が少なくて困っているケースがよくある(筆者経験談)ため、日本人のローカルな学生が参加するだけで結構喜ばれると思います。
留学生って日本語があまりうまくなかったり、そもそも現地の学生と接する機会がほとんどないため、日本人の友達があまりできずに困っている人が結構多いです。
筆者がインドを旅している時も日本留学帰りのフランス人と仲良くなったことがありますが、大学では日本人と接する機会があまりなくもっと友達を作りたかったと嘆いていたのをよく覚えています。
せっかくの機会を生かして、英語を学ぶと同時に外国人の友人を作るといいかと思います。ちなみにそう言ったAll Englishクラスの先生(特に外国人の先生)は、日本人の生徒が頑張って授業についていこうと努力している点をしっかり評価してくれるので、案外いい成績も付きやすかったりします。
英語を手段として何か別のことを学んでみよう
これは応用編ですが、英語で何か別のことを学ぶと英語力もついて一石二鳥です。
例えば、筆者はYouTubeで英語で配信されてる中国語教材をよく視聴して中国語を身につけましたし、Kindleでいろんな本を英語で読むことで英語だけでなく歴史や哲学など様々な知識を身につけてきました。
基本的にインターネット上で一番情報量が多い言語は英語です。何か調べごとがあったら英語で調べると、日本語の何倍もの情報にアクセスすることができます。中国語学習の際も、英語を通じて学んだおかげで発音に関することは日本語で発信されている内容以上に深く学べたと感じています。
英語ができると学習できる内容の量や深さに差が出てきて、それらを学ぶために更に英語を使う様になり、結果として英語力も学習内容も身について一石二鳥です。是非これらの方法で英語に普段から親しみ、生きた英語を身につけ、そして英語を使って様々な知識を吸収することで自然と英語を身につける様に心がけてみてください。
すると自然とTOEICとかも以前に比べて解きやすくなっていると思いますし、何より自然な英語が口から淀みなく出てくる様になると思います。どれも今すぐ試してみることはできると思うので、是非ともチャレンジしてみてください。
(余談)当時を振り返る
今読み返しても、間違ったことは書いていないと思いながら、記事を編集していた。あれからコロナ禍が過ぎ去り、新宿に引っ越し、夜な夜な世界各国の変な奴らとゴールデン街で杯を交わしあった。そして気が付けば、今はニュージーランドで周りが全員ローカルKiwiの環境で仕事をしている。
一方で、ニュージーランドに来てからはひたすら自分の英語力のなさに自信をなくす日々が続いている。故に、本当はこの記事を公開するかどうかも迷った。いくらテストで点数が取れようと、実際に使いこなせるかどうかは全くの別物である。800点だろうと900点だろうと、実際に使いこなせないと何の意味もない。
それでも、一番読まれた記事だったので需要はあるかなと思い、公開することにした。こんな偉そうなことを言っておきながら、本当は毎日Kiwiアクセントに苦戦し、何度も聞き返して漸く理解できた気になっている状態でしかないのが現状である。情けないとは思うが、ここで挫けていては何も始まらない。
但し、TOEICのスコアが自分にとっては海外就職という夢を叶えるチケットになったのは間違いのない事実である。この記事がどこかで誰かの役に立てばいいと心から思う。
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