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ZOZO法務部が即戦力・中堅人材を募集している話(前編)

ZOZO法務部の采木です。画像は法務相談Slackアプリ「ほうむくん」です。

ZOZO法務部では現在、中堅人材・即戦力人材を募集中です(募集要項 https://corp.zozo.com/recruit/recruit-zozo/legal/)。
ZOZOは、本業で着実に成長し続け、新規事業にも多く挑戦している企業なので、法務としても充実した仕事に取り組める環境にあると思います。今回のnoteでは、募集要項では伝えきれない部分をまとめてみました。

株式会社ZOZOの事業と法務部の役割

ファッションEコマース「ZOZOTOWN」がメイン事業です。その中で新規の企画・打ち手やテクノロジーを活用した新規事業、またお客様の要望を取り入れた変革・改善が常に行われているため、法務の問題は日々発生します。ここ3-4年間に「ZOZOSUIT」「ZOZOMAT」「ZOZOGLASS」などの身体計測ソリューションを発表しています。また、既存アパレルに加えて、コスメ専用モール「ZOZOCOSME」やラグジュアリー&デザイナーズゾーン「ZOZOVILLA」を2021年にオープンしています。

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ユーザーやブランドはこう感じるだろう・こう動くのでは、といった推測と対策が、法務対応でも必要です。そのため、ITサービスやEコマースが好きで、「木を見て森も見る」を意識できる人が、ZOZO法務部では活躍しやすいです。なお、法務検討の統一性・効率性を両立させるには、差分(法務面の)をきちんと理解し、重要な点にフォーカスする姿勢が大切です。

その他、ZOZOは実は製造工程にも一部関わっていたり、投資や買収も毎年取り組んでいたり、海外事業も取り組んでいて海外子会社もあったり、スポーツ事業にも関与していたりします。そのため製造業法務、M&A、国際法務、スポーツエンタメ法務といった分野でも活躍の機会があります。

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なお、後述するコーポレート法務セクションでも同じく即戦力人材を募集します。上場オーナー企業がTOBを受けて上場子会社となり、求められるガバナンスレベルは上がっています。今が変化も大きく、面白い時期だと思います。

ZOZO法務部の特徴・カルチャー

(法務部なのでまず法務スキル(+これを向上できる)ことが最低限ですが、特徴として)①高いコミュニケーション能力が求められます。
最近はどの会社の法務部でも求められる「コミュニケーション能力」ですが、ZOZO法務部で求めるそれは、「相談者の悩みや検討漏れを明らかにし(言語化力)、ファクトとエビデンスを相談者に確認でき(引き出し力)、問題点・懸念点・解決策をシンプルに伝えられる(説明力)」と考えています。
決して、快活さ・華やかさ・話し上手が必須ではありません!真面目さ・誠実さはむしろ、良い特徴・武器です。ただ、自分なりに工夫したコミュニーションができる方は活躍しやすいです。

次に、②Eコマース、ファッション、ITサービスへの理解・関心も重要です。法令調査だけで終わる相談はほぼなく、「では実際のサービスにどう落とし込むか?」を事業部と一緒に考えることが求められるからです。
例えば、「それは法務の仕事ではない」と考えがちな方は合わないと思います。逆に、「この事業はZOZO全体を考えると●●部署が引っ張るべきではないか(可能ならそこに法務も関与したい)」と考える方にはとても面白い職場だと思います。

ZOZO法務部の組織

契約・規約・取引などを扱う事業法務(いわゆるサービス法務)セクションと、取締役会その他会議体運営やガバナンスを扱うコーポレート法務セクションに分かれています。
純粋な法令調査・契約書作成や海外法務は外部の弁護士先生へシームレスに依頼しています。これら以外の、ファクトやエビデンスを整理して複数部署にまたがる業務を円滑迅速に進めて大きな成果を出すことこそ、法務部員が付加価値を付けられるポイントです。
親会社からの出向、法律事務所の弁護士先生(フルタイム)、派遣社員さんが常時おり、ZOZO法務部は多様な視点を持つオープンな組織だと思います。

(新しい問題を相談できる弁護士先生は常に探していますし、リーガルテックも積極的に試しています。が、結局いつもお願いしている弁護士先生の良さを再確認したり、出来合いのリーガルテックより自社開発アプリや社内フロー工夫の方が正解じゃない?という結論になることは良くあります。)

(長くなってしまったので、後編に続きます

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