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フォニックスのすすめ - 僕が発音学習でしてきたこと

私は元々の声が低めなこともあって、割と「英語の発音いいね。」とか、「英語で話している"時"はかっこいいね。」と言われることがたまにあります。(日本語で話している時もかっこいいねと言われたいです。)

私が英語のドキュメントを読んで録音したのがこちらです。

聞き返すとイマイチなのですが、馴染みのない単語が多く、ネイティブが読み上げた音声もないので、もしネイティブが読み上げた音声があればもっとうまく読めると思います。

さて、言い訳も終わった所で今回この記事を書こうと思ったキッカケは、知り合いから「フォニックスってどうなん?」と聞かれたためです。

自分自身、発音に関しては色々と試行錯誤してきた結果としてフォニックスに出会って、発音が良くなったなと思っています。

もちろん、フォニックスをテキストで勉強する以外のこともしてきたので、その辺りの「どんな事をしてきて、どれが役立ったか?」をお伝えしたいと思います。

そもそもフォニックスとは?

フォニックスについては私が説明するより、より詳しい記事を読んだほうがいいと思います。

この記事から引用すると、フォニックスとはこういうものです。

フォニックスというのは英語のスペル(つづり)と発音の関係を教えるために開発された指導法で、英語圏では幼稚園から小学校1年生にかけて必ず学ぶものです。初見の単語でも正確に発音したり、初めて聞いた単語からスペルを類推できるようにしていきます。

先のリンク先記事はBrightureというフィリピンの語学学校のものですが、運営者の松井博さんの英語学習法記事はとても参考になります。

この記事内でもフォニックスについて言及されています。

なぜなら、これで覚えると、見たことのない単語を憶測で発音しても間違っていないことが多いんです。フォニックスで英単語の75%は正しく発音できると言われています。『残りの25%読めないならダメじゃん』と文句を言っている人もいるようですが、僕はそれだけ読めればとってもいいと思いますよ」

松井さんもフォニックスのテキストを出版されています。

「あいうえおフォニックス」というサイトは、サイトデザインやキャラクターはかわいいし、ビデオでフォニックスを解説してくれるのでとても役立ちます。

発音学習に取り組み始めた時期

さて、ここからは私の話になりますが、2009年頃から独学で英語学習を始めました。

色々調べた結果、「英語上達完全マップ」というサイトで紹介されている学習方法が独学者に向いていそうだ。と判断して、このサイトで紹介されている学習方法に従って勉強を進めました。

ちなみに、サイトと同じ内容が本になっています。

英語上達完全マップに従って学習をするのは、今ではあまり良くないと思っています。

いくつか理由はありますが、その1つの理由として、発音学習についてあまりこの本では触れられていませんでした。

そのため、発音の勉強をした方がいいんだろうな。と思いつつ、TOEICでいうと600点くらいまでは本格的な発音学習はしていなかったと思います。

独学でやっていたこともあって、ここまで来るのに学習開始から1年以上は経っていると思います。

発音は英語の根幹となるものですので、本来は発音学習は一番最初に取り組むのが一番効率が良いと思います。

フォニックスに出会うまでの発音学習

フォニックスを知る前は、Amazonで見つけた適当な発音学習本を買って少し勉強していたと思います。

口の動きが見えるDVD付きの本などを買った記憶があります。

結局どれも続かず、本格的な学習には至らずじまいで、他の文法の学習や音読なんかをやっていたような気がします。

フォニックスに出会ってからの発音学習

キッカケは忘れましたが、フォニックスを知り、色々調べるうちに「フォニックスは良さそうだ!」となり、Amazonでこの本を買いました。

当時ニートだったこともあり、時間はあったので結構真剣にこの本に取り組みました。

1冊をCD流しながらやると、全体を終えるのに大体1時間くらいかかるはずです。それを1日1回はやっていました。

多分、この本は全体を通して20回くらいは通読(発音練習)してると思います。

自分の発音の土台となってくれている、今でもとても思い入れの強い本です。

フォニックス学習の2冊目

前述の1冊目を終えて、2冊目に同じ作者のこちらを選びました。

正直この本はあまり真剣に取り組んでいません。理由は覚えていませんが、多分フォニックスに飽きたんでしょうね。笑

ただ、この本は「実践」と言うだけあって、いい内容だと思います。

1冊目の本は、発音の練習、口や舌の位置・形を覚えるのに特化しているため単語中心です。

ですが、この本は文章が中心なので、1冊目で学んだ基礎を活かすことができます。

例文も日常的に使える文章が多い点も素晴らしいと思います。

ちなみに2011年に私はこの本を買っていたみたいです。

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英語で学べば英語はできるとの出会い

英語上達完全マップに従って学習を進めてきましたが、英語学習にどうにも行き詰まりを感じていました。

具体的には、英語を聞くと日本語に訳してしまう癖がついてしまっていました。

英語で会話をしても、この癖のせいで会話のテンポに遅れてしまうことが多く非常にストレスを感じていました。

ですので、この頃には英語上達完全マップ以外の学習方法を探すようになっていました。当時TOEICで言うと700点くらいだったと思います。

そんな時に出会ったのが、「英語で学べば英語はできる」です。

個人的に、今まで何度か英語学習におけるブレイクスルーを実感していますが、この本に出会って「英語を英語のまま理解する」ようになれたのは、とても大きなブレイクスルーだと思っています。

改訂新版も出ていますが、私はそちらの中身を確認していないので、古い方を紹介しました。

フォニックスを身に着けた次にやった発音学習

具体的には「英語で学べば英語はできる」で紹介されていたこの本に取り組みました。

これは本当に効果的でした!今まで学んできた発音学習の基礎が生かされて、リズムよく英語を話す力がついたと思います。(発音についての本も「英語で学べば英語はできる」で紹介されていますが、私はそれには取り組んでいません。)

特にこの本ではなくとも、英語で歌う。という趣旨の本は沢山あるので、自分の好みにあう本を選んでもいいかなと思います。正直、「英語で歌おう!」で紹介されている曲は童謡などが多く退屈です。

ただ、どんな曲を選んでも回数はちゃんとこなすことが大切です。本に従って、たしか1曲100回は歌うようにしていました。

ちなみに私はこの本を2012年末に買っていたみたいです。

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発音学習以外に取り組んだ発音向上に役立ったこと

覚えている限り、ちゃんと「発音」に取り組んだのは以上の本のみです。

ただ、それ以外に音読や瞬間英作文などにかなりの時間をかけています。また、空き時間には欠かさず英語のPodcastを聞いたりもしていました。

今はもう有料になってしまいましたが、このPodcastは英語で英語の語彙などを説明してくれるPodcastでとても有用でした。

それとフィリピン留学に一ヶ月行って、発音学習も少ししました。2013か2014年頃だったと思います。

当時はTOEICで言うと815点でした。フィリピンでは遊んでばかりであまり真剣に学習していなかったですし、発音学習もほぼ完成していたので学びはそれ程ありませんでした。

さて、個人的に学習以外で役立っていることとして、海外ドラマを何十時間も見たことがあると思っています。

前述の通り、ニート期間があり暇だったのでiPhoneでCivilization Revolutionをやりながら海外ドラマの「Friends」を何度も見ました。

見たというより、ゲームの画面に集中していて聞くだけのことも多かったと思います。

どれくらい見た(聞いていた)かと言うと、シーズン全体を通して少なくとも6,7回は見ています。

1シーズン大体25話、1話20分くらいでシーズン10まであります。ですので、全シーズン見るのに5,000分(約83時間)かかります。

全シーズン6回見たとすると、最低500時間は英語を耳にしていたということになります。

単体で発音を学習することも大切ですが、英語をたくさん聞いて正しい音をインプットすることもとても大切だと思います。

正しい音を知らないと、正しい発音は出来ないですからね。

ですので、発音をよくしたい!と思ったら、発音学習をすることも大切ですが、沢山の英語を聞いてインプットする。という事も大切です。

私はたまたまニートで時間だけはあったので、海外ドラマを沢山見ることが出来ました。またFriendsは非常に内容が面白いので、何度見ても飽きることはありませんでした!

NETFLIXなら、字幕・音声の切り替えが豊富で英語字幕付きで見れてオススメです。(Amazonプライムでは、現段階では字幕の切り替えなどできません。)

発音学習時の注意点

最後に、自分で発音学習に取り組んでみたり、人に学習指導などをした気づきから、ちょっとしたアドバイスをさせてください。

発音学習は短期集中で!

基本的に、発音学習は単調で、舌や喉も痛くなるつらい作業です。ですので、とても挫折しやすいです。

発音単体での学習は、頑張れば1ヶ月ほどで終えることが出来ます。ですので、1冊に絞って1ヶ月位集中して取り組んで一気に基礎を作ることをオススメします。

毎日少しずつやって身につけよう!ってスタイルは向かないと思います。

発音学習のためのフィリピン留学はオススメ!

前述のように、発音学習は挫折しやすいです。独学ならなおさらです。

それなのに、発音学習は最初に取り組む必要があります。なぜなら、英語学習の根幹となるものだからです。

学習初期の挫折しやすい時期に、挫折しやすい物に取り組むのはなかなか大変です。また、発音学習は自分で正しい発音ができているか確認が難しいです。

ですので、発音を学ぶためだけにフィリピン留学に行くのはオススメです。1ヶ月も行けば十分だと思います。

社会人で家族もあり、そんな長期間行けない!という方は1,2週間くらいの単位でも受け入れてくれる学校は多いと思うので、長期休暇や有給を使って短期留学をオススメします。

痛みと付き合う

発音学習の最初は喉が痛くなるし、口や舌も筋肉痛になります。

日本語は口先だけで発音できますが、英語ははっきり大きく口を開ける必要がありますし、舌の位置も沢山変化するので最初は口や舌に痛みは絶対にでます。

ですが、回数をこなすと口や舌の痛みも軽くなってきます。これは絶対に保証できます。ですので、最初の1週間くらいは気合で乗り切りましょう。(急な根性論)

喉の痛みは仕方ないので、常にのど飴を食べながらやったり、お風呂に入りながらやると湿度が高いので喉が痛くなりにくいと思います。

音を正しく聞こう

正しく発音するには、舌の位置なども大切ですが、CDの音もちゃんと聞く必要があります。

英語学習全般に言えますが、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンやヘッドホンは必須です。

音を聞きながら話す際には自分の声で音声がかき消されないように、イヤホンよりもヘッドホンを利用することを強くオススメします。

私はBOSEのこのヘッドホンを使っていました。

今は最新のSONYのヘッドホンを使っていますが、そのヘッドホンと比べても上記リンク先のBOSEのヘッドホンのノイズキャンセリング機能はそれほど遜色はないと思います。

わざわざ最新のものを買わなくてもいいと思いますが、ノイズキャンセリング機能付きヘッドホンは絶対に用意したほうがいいです。

英語を話す時には声を意識的に変えよう

冒頭で書いたように、私は「英語"を"話す時はかっこいいね」と言われることがあります。

なぜなら英語を話す時には、日本語で話す時よりもお腹から声を出すことを意識して、声を低くするように変えているからです。

こんな記事もありました。

他の人の英語を聞いていて、「この人の英語あまりかっこよく聞こえないな」という人は、大抵日本語と同じ声で英語を話している傾向があるように感じます。

もちろん、ネイティブのように話す必要はないと思いますが、すこし声の出し方、意識を変えるだけでも大きな変化は出ると思いますので、英語を話すときには是非意識的に声を低くしてみてください。

他にも沢山発音について書きたいことはあるのですが以上です。

この記事が少しでも役に立つと嬉しいです🙏

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