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【今年こそ身につけたい】英語取得に必要な4つのこと

新年の目標として、今年こそは英語を身に着けたい!と思っている人は多いと思います。

ですが、その目標は果たされずにまた1年が終わってしまう。なんてことをこれまで繰り返してきていませんか?

これまで、自分自身で英語を学習したり、人に教えてきましたが、英語を身につけることは継続さえできれば難しいことではないです。(もちろん目指すレベルによりますが)

継続する事がとても難しく、一番大切なのですが、多くの人は「どんなテキストを使えばいいのか。どんなカリキュラムで勉強すればいいのか。」に気が向き過ぎているように思えます。

このnoteでは、英語学習を継続するために必要な、時間・モチベ管理、学習環境、カリキュラム、スキマ時間学習について書いていきます。

なぜ英語が必要なのか

英語が出来るようになりたい。と多くの人が言いますが、私が気になるのは「なぜ英語が出来るようになりたいのか?」です。

今まで数十名の人の英語学習相談や実際に指導を行ってきましたが、多くの人が学習を挫折します。

なぜか。それは、その人の人生において英語が必要ではないからです。(もちろん私の教え方が悪かったのもあると思います)

よくある学習を始める動機として、「旅行で英語を使って話したい。映画を字幕無しで見たい」などと聞きます。

ですが、本当にあなたは1日1時間以上の学習を継続してまで、旅先で英語が使えるようになりたいですか?映画を字幕無しで見れるようになりたいですか?

はっきり言ってこれでは動機が弱すぎます。この程度の、自分の人生に大した影響を与えない程度の動機では、私の見てきた限りほぼ学習継続はできないと思います。

英語学習には強い内発的動機づけが必要です。なぜ英語を学びたいのか、学ぶ必要があるのか。をこの記事を読んでまずは見つけてほしいです。

もし英語を学習することの優先順位が低いなら、学習しないほうが良いと思います。この記事を読む必要もないです。優先順位が低い状態で学習をしても、結局続かなくて英語学習に苦手意識を持ってしまうかもしれません。

もし、現段階で英語を学習することの優先順位が低いなら、英語がどうしても必要になった時に学べばいいだけです。

ちなみに私が英語を学ぼうとした動機は、100万近くのお金をかけてワーホリに行ったのに英語があまり上達せず、学歴も職歴もないことから強烈に将来への焦りを感じたためです。

途中何度も挫折しましたが、そういった内発的動機づけがあったため、なんとか学習を継続することができました。

月の学習時間として、最低40時間は確保してください。できれば60時間確保できると比較的短時間で成長が実感でき楽しくなる→学習が捗るという良いループに入れると思います。

英語力を数値化する

英語を学ぶことの優先順位が高く、継続して時間も確保できそうとなれば、まずは現在の英語力を数値化することをオススメします。

なぜか。それは、英語は成長がわかりにくく、せっかく実力をつけているのに途中で投げ出してしまうケースがあるからです。

成長する前には停滞期があります。階段の踊り場のような感じです。そこでは次の成長のために力を貯めている状態なのですが、成長がわかりにくく学習をしていても辛いです。

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このブログから画像をお借りしました。

こういった停滞期で学習を投げ出さないために、成長がわかりにくい英語力を数値化することを是非やってみてください。

有名どころで、かんたんに受けられるものとしてNHKの英語力測定テストはオススメです。

英語の読解速度を判定するテストもあります。リーディングを強化したいと思っている方に最適ですね。

ちなみに私の成績はこんな感じでした。

単語力を判定するためのテストもあります。(英語のサイトです)

ちなみに私の成績はこんな感じでした。

こういったテストを定期的に行い、数値をスプレッドシートなどで管理して、自身の成長を数値化することはモチベーションにつながると思います。3ヶ月に1回くらいのペースで受けてみてください。

もちろん、これら以外に英語力を数値化する方法として、TOEICを受けることはとても良いことだと思います。

特に目的もないのに、TOEICのスコアアップを目的とした学習は私は断固反対ですが、TOEICは英語力の数値化・モチベーション管理にはとても適しています。テストを受験すると程よい緊張感も生まれるので、3ヶ月に1回くらいのペースで受けると良いと思います。

ただ、TOEICは開催日時が決まっていますので、今すぐ受けたいと思っても受けることはできません。そんな方にはCASEC(キャセック)がオススメです。

CASECはTOEICとは違い、PCとネットさえあれば自宅から受験できます。TOEIC換算のスコアも出ます。試験時間も、TOEICが2時間なのに対してCASECはかなり短いですし、結果もすぐに分かります。(TOEICは1ヶ月近くかかります)

また、料金もTOEICが5,000円を超えてるのに対して、3,667円と安価です。(2020/01/03現在)

TOEICにはTOEICの良さ(アビリティーズ・メジャードという自分の英語力が正確に計測できる結果が試験後送られてきます)がありますが、まずはすぐテストを受けてみたい、という方にはCASECはとてもオススメです!

ちなみにですが、私が20歳を超えて英語学習を始めて、初めて受けたTOEICのスコアは300点台でした。数年前に特に対策をせずに受けて930点でした。

環境づくり

英語学習を妨げるのは自分です。面倒だからやりたくない、疲れているからやりたくない。などの言い訳をさけるためにツールで解決しましょう。

英語学習で大切なのは優れたテキストではありません。大切なのは良い椅子と、良いノイズキャンセリング機能付きヘッドホンです。

長時間学習をするとどうしても疲れてきます。ですので、疲れにくい椅子を用意しましょう。私はこの本に影響を受けて、20代前半でアーロンチェアを購入しました。

10万円を超える金額でしたが、購入から10年以上経っても未だに現役です。本当に買ってよかったと思います。新品でなく、中古でもいいのでまずは良い椅子を用意してください。

私の観測範囲の話ですが、すぐ勉強をやめてしまった方は、そもそも家に学習環境がない人が多かったです。専用の机や椅子もなく、食卓でやる。などという人がいましたが、それでは腰がすぐ痛くなり学習に集中できなくなります。

次にノイズキャンセリング機能付きヘッドホンです。英語はとにかく音をしっかり聞くことが大切です。(話せる・聞けるようになりたいという要望が少しでもあるなら)

また、後述しますが、スキマ時間で学習することがとても大切なので、どんな環境でも英語をクリアに聞けるようにしましょう。

そのためにノイズキャンセリング機能付きヘッドホン(イヤホンでも可)が必要です。この辺りは別の記事でも書いていますので、そちらを参照してください。

椅子やヘッドホンに比べて優先順位は低いですが、ブックスタンドを用意しておくと何かとはかどります。

文法テキストを見ながらノートを書く、テキストを見ながら音読するなど、テキストを開きっぱなしにしておきたいケースは多いと思います。

そういった時にブックスタンドがあると便利ですし、安価なので是非買ってみてください。ちなみにリンク先のブックスタンドのように、テキストを抑える部分がプラスチックで出来ているものはカバンに入れておくと抑え部分が折れることがあるので気をつけてください。

カリキュラム

正しい動機づけ、時間確保ができ、テストによって現在の英語力を数値化し、学習環境も整えたなら、カリキュラムについて考えるいいタイミングだと思います。

この世に英語学習のカリキュラムは沢山あります。また、あなたが何を学習の目的にするかで選択するカリキュラムは変わってきます。

ただ、どんなカリキュラムを選ぶにしても覚えておいてほしいのが、なるべく日本語を介さず英語学習をするようにしてください。

日本語を介して英語を学ぶと、英語を見たり・聞いたり・話すときに、英語を日本語語に訳す癖がついてしまいます。一度この癖がつくと、この癖を抜くのに非常に苦労します。

ですので、どんなカリキュラムを使うにしても、なるべく日本語を介さないように気をつけてください。

では、私個人のおすすめカリキュラムをいくつか紹介させてください。

まず、松井博さんの勧めるカリキュラムはオススメです。

中学英語は全ての基礎になるので、これを実践するだけでかなりの力がつくと思います。もし実践するなら中学英語教科書が必要になります。

教科書はメルカリで安く買うことができますが、教科書だけでなく、かならずCDも買うようにしてください!音声がなく、自分の適当な発音で練習をしても悪い癖がつくだけです。中学3年分の教科書を揃えても、6,000円程度で済むと思います。

次に、英語を英語で学ぶ方法です。

これは私自身も実践しましたがかなりオススメです。英語の4技能を鍛えることができます。カリキュラムも明確で、学習を進めるのに迷うことは少ないと思います。ただ、学習負荷が高いです。(私は途中で挫折しました)

ですので、この方法でやるなら、メンターや一緒に学習をする仲間をtwitterなどで見つけたほうが良いと思います。メンターを探すならこんなサイトがあります。

ちょっと変わったやり方として、公文もありだと思います。

どうしても学習習慣が身につかない。って人にオススメです。ただ、公文だけだと学習量は足りないはずですので、その辺りの工夫が必要になると思います。

最後に、レバレッジ英語勉強法です。

この本に書かれている勉強法を実践するなら、こちらもちょっと工夫が必要です。また、そもそもある程度英語が出来る人向けです。(大学入試などで英語を頑張ってきた人などがやるべき)

ざっくりとした概要はこちらのブログを見ると良いと思います。

この本を使うべき人は、特定のジャンルについて英語で知識をつけたい人です。また、この本で紹介されているテキストなどは日本語を介して英語を学習するような本です。

ですので、万人向けな本ではありませんが、1つのジャンルについてだけ英語で語れるようになりたい。など目的が明確で英語の基礎力がある人には最適な本です。

【追記】

エンジニアに特化した、話せるようになるための学習方法を書きました。英語のドキュメント読めるけど話せない。という人にオススメです!

スキマ時間学習

英語やりたいけど時間がない。と言う人いますが、間違いです。絶対に時間はあります。ただ、どれが学習に使える時間か。が分かっていないだけです。

時間がない。という人はまとまった時間がない、と言ってると思いますが、移動中や家事中のスキマ時間を使えば1時間以上はほとんどの人が確保できるはずです。

私は過去にTOEICコーチをやっていましたが、忙しいビジネスマンを相手に学習計画の相談に乗ると、最初はみんな「時間がない」と言いますが、ちゃんと見直すと2時間くらいは確保できる人が半数以上でした。

あなたはAmazonのジェフ・ベゾスやTeslaのイーロン・マスクではないので、絶対に時間はあります。スキマ時間を利用して徹底的に英語に触れましょう!

スキマ時間としては、会社の通勤往復・食事中・入浴中・家事中・ベッドの中などがあります。

これらの時間、テキストを読むことはできなくても、耳は空いてますよね?その時間にPodcastを聞いたり、テキスト付属の音声を聞いたり、海外ドラマを見たりしましょう。

どんなPodcastを聞いたらいいか分からない人はこの記事をどうぞ。

食事中以外はPodcastなどを聞くのが良いと思いますが、食事中は目も使えるので海外ドラマがオススメです。英語学習に最適なドラマはどんなの?という人はこの記事をどうぞ。

海外ドラマを見るなら、AmazonプライムやHuluなどいろんな選択肢はありますが、一番のオススメはNetflixです。日英字幕の切り替えができるので、英語学習に最適です。(私の知る限り、AmazonプライムやHuluは字幕切替ができません。)

もう本当に一瞬のスキマもないくらいに、空き時間は英語を聞いてください。みんな英語に触れる時間が少なすぎます。

まとめ

長い記事にお付き合いいただきありがとうございます。まだまだ書きたいことは沢山ありますが、この辺りでやめておきます。

カリキュラムを色々紹介しましたが、発音は絶対に絶対にやってほしいです。ですが、独学でやるのはとっても難しいです。

ですので、まだ独身で身動きがとりやすく、お金にも余裕がある方は短期のフィリピン留学おすすめです。こんな記事書きました。

フィリピンに3ヶ月とか行くと基礎は身につくはずなので、日本に帰ってきてからの学習も継続しやすいと思います。(0から始めると1にするまでが大変で挫折しやすいです)

もう本当に英語は続けるだけです。たったそれだけ。短期間で身につけたい、って気持ちはあると思いますが、働きながら学習する社会人にはなかなか難しいと思います。

3ヶ月で英語を話せるようになった!みたいな記事に惹かれる気持ちは分かりますが、気長に英語に付き合ってみてください。挫折してもいいから、絶対に英語を諦めないでください。日本語字幕でいいから海外ドラマを見続けてください。

時間さえかければ絶対に誰でもできます。応援しています。


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