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「父親との約束」を果たすため、oVice宴会"支配人"として過ごした挑戦の1年

こんにちは、oViceのToshi a.k.a 支配人です。

支配人と言ってもそんなにお堅い人間ではなく呼称の一つです。笑
その由来として、現在oViceの新規事業である「oVice宴会」のマネージャーをさせて頂いております。

2020年11月、oViceに出会い、その可能性に魅了されてから気付けば1年10ヶ月が経ちました。この短い期間で会社・自分自身どちらにも様々な変化が起き、振り返ると「本当にoViceに入社して良かった」と思えます。

今回は話す機会がなかった過去を振り返りつつ、僕の体験を通して「oViceで働くことの魅力」や「転職活動で役立つかもしれないキャリア観」をお伝えできたらと思います。

現職に違和感を持っていたり、転職検討中の方が「この考え方いいかもなー、自分もチャレンジしてみようかな!」と思ってもらえるキッカケとなれば幸いです!

重大な問いに直面した、転職活動

僕は前職に17卒として新卒入社して、ゲーム業界の人材紹介エージェントとして働き、3年間在籍したタイミングで転職を決意しました。

前職の所属部署には「超」が付くレベルで良い方ばかりで、環境に不満はなく、仕事にやりがいも感じており、少しづつですが上司や先輩方からも信頼していただけるようになっていけてたと思います。

しかし、個人の成績は鳴かず飛ばずのまま気づけば3年間経った時に、ふと「この環境は好きだけど、仕事として本当に向いているのかな?これが本当にやりたいことなのかな?」と思うようになり、これが転職を検討するキッカケとなりました。

そこから仕事をしながら少しづつ自身のことを振り返り始めました。
3年間を必死で働いてきた為、正直その期間では自分自身のことやキャリアを立ち止まって深く考えることはありませんでした。

そして、初めての転職活動で「これからの人生で本当に大切にしていきたいことは何か?」という重大な問いに直面しました。

この問いを通して、"大切な約束"を思い出したのです。

胸で誓った父親への約束

誰にでも価値観を形成する原体験があるかと思います。僕にもありました。

僕は工務店を営んでいる家族の長男として生まれました。父親が社長で、長男の僕は生まれた時から後を継ぐことが決まっていました。(知嗣-としつぐ-という自分の名前の由来にもなっている)
だから、幼い頃からどんな将来を描いたとしてもきっとどこかで「でも最終的には家業を継ぐから」という事に気付いており、未来を思い描くことへの諦めのような気持ちを持っていました。

例えば、小学6年の頃に集まった保護者へ一人一人が発表していく夢発表会では「サッカー選手になる!」と高々と宣言しましたが、実は裏側ではただ母親に喜んでほしいからという想いしかなく、本気にはなってませんでした。そんな頃から自覚的なので、中学の時点では両親を喜ばせたい想いから、夢を聞かれた時には既に「家業を継ぐ事」と自ら口にするようにしていました。

高校卒業までそんな未来に対する閉塞感、窮屈さを感じていましたが、大学生になる頃、その状況は一変。家業は畳むことになり、父親から「お前は好きに生きていい」と言われました。
最初は戸惑いがあり、「今更自分の価値観も、何をしたいのかも分からない」という危機感も大きく芽生えました。

しかし、僕はそれを「やりたいことをやっていいんだよ」と前向きに捉えるようにしました。父親もレコードが大好きで、きっと音楽に関わる仕事がしたかったんだろうなと昔から息子ながら感じており、やりたいことがある中で家業に人生を捧げたことを知っていたから、「こんなに有り難いことはない。必ず僕はやりたいことを見つけて、その為にがんばります。」と胸に誓いました。

自分にとって「やりたいことをやる」という考えは世間的には当たり前かもしれませんが、その時まで僕は諦めていたことでした。その時から、僕にとっても目指していいものになった。

この父親に対して僕が胸の中で誓った自己実現をするという”大切な約束”に立ち戻り、これが叶う環境を求めて転職活動を始めました。

決定打は「挑戦の総量」

活動を始めてから、具体的に「じゃあ自分が何をやりたいのか」を考えて、その選択肢を試しました。「採用担当」として選考を受けたり、退路を断つように前職を退職して、憧れていたクリエイターを目指して毎日UdemyとTech Academyを使って勉強に明け暮れたりしました。その選択肢の中にoViceもありました。

僕にとってoVice入社は計画していたキャリアプランではありませんでしたが、入社の決断をした理由が主に3つあります。(全てが揃っていたことが大事だった。)

  1. 友が全力で戦っていたから手伝いたいと思った

  2. 自身のキャリア観が後押しとなった

  3. oViceの「挑戦の総量」が最も大きいと思った

まず1つ目の理由についてですが、前職退職直後に僕は友人であり、oVice創業メンバーの東智也(以下、トム)と焼肉を食べに行きました。(奢ってくれてありがとう!)

彼を通してoViceのことを知り、彼自身が人生を賭ける勢いでoViceにコミットしていました。最も信頼していて、敬意を払える友達が頑張っている。どんな責任や重圧を追っていたのか、今でも僕にははかり知れませんが、素直に手伝いたいと思った。それは僕にとっては大きな理由でした。


2つ目の理由として、タイミングの良さと自分が信じていたキャリア観が後押しとなりました。僕は大学生の時に所属していたキャリア論を学ぶゼミで「プランド・ハップンスタンス(Planned Happenstance)」という理論について学ぶ機会がありました。それはこういう内容です。

プランド・ハップンスタンス(Planned Happenstance)は、「計画された偶発性理論」と訳されるスタンフォード大学教授であるクランボルツ氏によって提唱されました。 「キャリアというものは偶然の要素によって左右されるものが多く、偶然に対してポジティブなスタンスでいる方がキャリアアップにつながる」という考え方のことです。

引用元:https://onl.sc/XTAeBLp

これまでの僕の人生を振り返るとまさにこの理論通りで、偶然の出来事によって左右されてきました。oViceとの出会いも「掴むべき偶然の出来事」なんじゃないかとポジティブに考え、「挑戦して、キャリアアップに繋げよう」と素直に思えました。


そして、最後の決定打は当時出会えるであろう企業の中でoViceには最も大きい「挑戦の総量」があると思ったからです。

また新しいワードだ…と思った方、すみません(笑)。
カッコつけたい訳ではないんです(笑)。

退職して「改めて、やりたいことをやろう」と思い、色々と転職活動で試してみても全てしっくりきませんでした。
だから、「何をしたいか」ではなく、「どういう状態でいたいか」というアプローチでその後のキャリアを探ることにしました。

では、「挑戦の総量」とは何なのか?というと、これは僕にとって自己実現度合いを事実として残せる指標です。
年を重ねても、振り返った時に挑戦した事実(Ex.新しい役職に就いた、スキルを獲得した etc)は自分の歴史に残ります。僕は将来、20代~30代で自己実現してこれたのかな?と振り返る時にYesと言いたいので、その指標として「挑戦の総量」が重要と考えました。

整理するとこういう考え方でした。

  • 転職の目標:自己実現できる環境で働く = 父親との約束を果たす

    • 自己実現の状態ゴール:自分の可能性を最大限に発揮している状態

      • その度合いを測る指標:挑戦の総量

oViceは日本発のプロダクトとしてグローバルNo.1を目指しているスタートアップです。ユニコーンになることも目標に入れて、一丸となっています。

だからこそ、やることは山積み。oViceに関わり始めた最初の1ヶ月間だけでもそんな「スタートアップゆえの余白の多さ」を感じました。(当時、創業10ヶ月目)

しかも、SaaS業界はもちろん、カスタマーサクセスもカスタマーサポートも、ありとあらゆるMRRを積むのに必要な業務は僕にとってすべて未経験のことでした。そんな状態からの始まりだったこともあり、スタートアップ特有の余白が、僕には自分自身の可能性を発揮するための余白と思えました。

oViceに感じた「グローバルに使われるサービスとなる」という可能性も考えると「挑戦の総量」がその時点で出会える企業でトップだろうなと思ったんです。

そして、oVice入社。激動を支えてくれたのは、たった一つの考え方。

入社して半年ほどは、2人しかいないカスタマーサポートから始まり、大量のメール対応・invoice/contract関連の対応からそれらの仕組み化まで一気に経験しました。それだけでも大変でしたが、緊急事態宣言下でのトライアル増大期にはカスタマーサクセスも兼任して、毎朝9:00~夜20:00頃まで面談対応し、それから溜まったメール対応をしていくような2ヶ月間もありました。想像していた以上にやったことないことのオンパレード。笑

入社半年後にはoViceの社内浸透を目的としてoVice上で飲み会をやってもらう「1000食配布キャンペーン」にアサインされて、その対応をしました。
加盟店側との連携や配送のミスが起きないような対応方法など、これもまた挑戦的なプロジェクトでした。

そして、このキャンペーン対応をキッカケに「既存ユーザーへのoVice浸透と同時に、他業界にも入り込み、利用者の間口を広げて市場規模拡大の一助となりたい」と思い、「oVice宴会」の立ち上げを担当させて頂きました。

oViceには常に多くのイシューがあり、そんな環境で未経験なりにどうして自分はやってこれたのだろうと振り返るとずっと持っている一つのマインドに支えられていたように思います。

それは、「いまの全てがいつかの仕事に繋がっていく」ということです。
名言でいう「Connecting the dots
ことわざでいう「人間万事塞翁が馬」。
呼び方は何でもいいんですが、僕の根底には、この思想がありました。

このおかげで、入社後に色々と少しは柔軟に対応してこれたのかなーなんて思います。

そうして現在まで「挑戦の総量」の大きさを体感してきました。oViceは広げる価値があり、広がるほどにユーザーからの嬉しい声も届きます。これからも目指している目標は大きく、まだまだ圧倒的に挑戦が求められる状況です。だからこそ、入社前にやりたいことがなかった僕が、「oViceを世の中に広げていきたい」と本気で思えています。

今の目標は、「oVice宴会が社内で定期的に開催されたから、あの部署の人と話せて、連携が取りやすくなった!」という体験を増やすことです!

なので、ぜひ一度使ってみてください!

「oVice宴会」は、食事配達とoViceによるオンライン宴会を通して「新しい関係構築の手段」として役立ちます!シームレスにコミュニケーションが取れて、豪華な食事を楽しめる新しいオンライン宴会として本当に楽しんでもらえると思います!^^

Meetyでも幹事の方のご相談お待ちしてます!
個人的な野望や目標もあるので、それはMeetyで話せたら嬉しいです!笑


最後に

こんなに長いnoteを読んでくれたということは、少なからずoViceに興味を持ってくれていると信じています。笑
(読んでいただき、本当にありがとうございます!)

そんなあなたに伝えたいのですが、oViceには本当に様々な魅力的なメンバーがいます。「あ、この人なんか話しやすそうな雰囲気だな」くらいの決め方でいいので、よかったら誰かと話してみてほしいです!!(切実)

そして、oViceはサービスリリースしてまだ2年ですが、先日シリーズBの資金調達をしました。組織としても更なる拡大が求められ、次なるチャレンジへ向けて多くの「余白」があります。その余白に魅力を感じる方はスタートアップが向いているのかもしれません。

これを読んでいる方が、oViceに可能性を感じてくれて、これからの未来を一緒に作っていく仲間になっていたら嬉しいなと願って締めたいと思います!
長文となってしまいましたが、読んで頂き、ありがとうございました!!!


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紹介しきれなかった「oVice宴会」についてはWantedlyで詳しく記事にしていただいております!


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