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『Aces and Adventures』をざっくりプレイしてみた

 Steamのウィンターセールで、前から少し気になっていた『Aces and Adventures』を購入してプレイしてみた。まだクリアしたわけではないので、プレイしてみた感想である。

どんなゲームなのか

 デッキビルディング型カードゲームRPGで、プレイヤーは敵を倒しながらダンジョンの最奥を目指していくステージクリア型のゲームである。

ゲームの特徴

 このゲームはバトルシステムである。戦闘はカードで行われるのだが、その攻防がポーカーの役で行われるのが1番の特徴だ。
 攻撃側は手札からカードを出して攻撃するのだが、1枚もしくはポーカーの役を出す。そして、使用したカードの枚数がそのままダメージとなる。防御側は、攻撃側が使用したカードの枚数と同数のカードを用いて防御し、その強さが相手を上回っていれば逆に反撃ダメージを与えることができる。例えば、手札からスペードのJを1枚使って攻撃を仕掛けるとする。その際、防御側は自分の手札から1枚を出して防御をするのだが、2~10のカードであれば防御側は1のダメージを受け、Q~Aのカードであれば逆に攻撃側が1のダメージを受ける。もし攻撃側が6のスリーカードで攻撃を仕掛けた場合、防御側は7以上のスリーカードを出すことができれば反撃の3ダメージを与えることができる、と言った感じだ。この時、防御側は必ず攻撃側と同じ枚数のカードを出すことを強制されるので、2,6,7のような役になっていないカードでも出さなければならず、おまけに役の強さで負けているので3のダメージを受けることになる。
 CPU戦を勝ち抜いてダンジョン(これもカードデッキの形をしていてめくられることで物語が進んでいく)を進めていくのだが、プレイヤーの手札は毎ターン5枚まで補充されるの対して、敵が攻撃や防御に使うカードの枚数はプレイヤーの攻撃/防御力と敵の攻撃/防御力を参照して決定される。敵の攻撃カードの枚数は敵の攻撃力ープレイヤーの防御力、敵の防御枚数はプレイヤーの攻撃力ー敵の防御力で、戦闘の都度ドローされる。なので、こちらの攻撃力が高ければ、敵が防御のためにドローされるカードの枚数が少なくなり、こちらの攻撃が通りやすくなる。こちらの防御力が高ければ、敵が攻撃のためドローされるカードの枚数が減り、強い役を出されにくくなる。
 もう一つの重要なシステムが、スキルである。攻防に使用するカードは通常のトランプ1セットであり、構築の余地はなく、こちらのスキルを構築して戦闘を有利に進めることになる。

スキルシステム 

 スキルはスキルカードとして、毎ターン通常のトランプカードとは別に1枚配られて、通常は最大3枚まで保有できる。このカードは指定された条件で使用でき、上手く活用することで戦闘を有利に進めることができる。例えば、『手札のスペード1枚をコストとして相手にダメージを与えてさらに手札のカードを1枚補充する』『ハートを2枚をコストとしてライフを3点回復する』などだ。通常の攻撃をする代わりに使用できるなど、その種類は多く、そのカード30枚をデッキとして構築するのがこのゲームの一番の楽しみポイントである。クエストをクリアしてマナと呼ばれる経験値を獲得することで、カードを集めてデッキを強化していく。スキルカードは強力なのだが、条件を満たすことができないと使用できないため、手札で腐ることが往々にあり、同じスキルで固めすぎると使用できず次のスキルカードを引けなくなってピンチになったりと考えどころではあるが楽しい。

プレイヤーキャラクター

 プレイヤーキャラクターの選択肢もある。最初はオーソドックスな戦士しか選べないが、何回かクリアしていくと魔術師やアサシンのようなキャラクターを選択できるようになる。デッキはキャラクターによって異なり、先述のスキルもキャラクター毎に設定されている。そのため、単純にカードの強さで勝負するだけでなく、スキルを駆使する方を重視するようなキャラクターもいる。まだ私は戦士しか使っていないのだが楽しみである。プレイヤーごとのレベルアップ要素もあり、ゲームスタート時点のベースレベルを上げることで、HPが増えたり、ターンに1回使えるスキルを保有するようになったりして戦略の幅が広がる。
 他にもダンジョン内での(その冒険限定の)レベルアップ要素もあり、手札の枚数を増やしたり、防御に特定のスートを使うことでダメージを減らしたりとかなり強力な効果を得ることができるので、積極的にレベルアップはしたいところ。

気になる点

 この手のゲームあるあるだが、日本語がサポートされているもののちょっと翻訳が怪しい。しかし全然わからなくてスキルの意味がわからないようなことはないので全然OKである。戦闘バランスも結構気にはなるが、対人ではないのでこんな感じか~というところである。

総評

 今のところ楽しいし、やりこみ要素も多い。しばらくは遊べそうではあるが、理解が進むとそれなりにサクサクできるが、先々をじっくり考えて動く要素は少し薄いかもしれない。とりあえずエンディングまでプレイしたらまた感想を書こうかと思う。

 ではまた。

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