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ヒューマンデザインとの出会い(3)

「猿山の管理人」の名付け親は、当時一緒にヒューマンデザインを学んでいた元彼氏で、まさに言い得て妙とはこのこと言うのだなぁと自分のことながら感心してました。

これは私のヒューマンデザインのひとつでもあるんですが、自分のことは棚にあげて、他人のことばかりに関心があって口出ししてしまうーー。しかも、細部に至るまで。履いている靴下の色や柄に始まり、言動、行動、対人関係や思考パターンまで、あんた他人のことなんだからほっといたらええやろと言われるほど。

動物園で猿たちを見ながら、こいつがボスで、こっちが対抗派、あれが嫁で、手下は其奴と此奴、手下のこいつとあいつが仲違いをしているのは同じ女をめぐってのこと等々。。。

他人のことやその人の人間関係をいつも見ていたいという気持ちがあるかと言うと、さして興味がある訳でもないのだが、見えちゃうのです。努力せずに。

そして、このような自分の性癖は人に悟られぬよう隠さねばならぬと思っていたので、これ私のデザインなんだよ〜、そこには良いも悪いもないと言われて「え〜〜?!なんで今まで隠してたのにわかっちゃったの?しかも、それはデザインだから変えようがないし変わらなくていいってことって最高じゃない
?」と、肩をなでおろしました。

なーんだ、自分のデザインだったら、これでいいんじゃーん!

この気持ちは私のなかでは開き直りというよりは、むしろ自己否定から自己肯定へのパラダイムシフトだったので本当にその後、生きるのが楽になりました。

人間て、そのままでいていいよって他人様から言ってもらえると本当に嬉しいもんです。

私も大いなる自己肯定のツールを手に入れちゃって、もう何が起こってもこれで全部デザインなんだからいいんです!って言っちゃうか。と、小さくよぎったのは間違いありません。

もうひとつ、私がヒューマンデザインを学んで助かったことというのが感情センターということについて。リーディングを受けたことのある人にしか分からない表現だが、私の感情センターは未定義。

幼少時代から喜怒哀楽の激しい子供でもなかったし、疳の虫とか、機嫌損ねて泣きわめくとか、ドラマチックに感情を表現することは皆無に等しいと言えるほどでした。

そういう意味では、わりと冷めた子供で大人になった今でも「君のそういう冷ややかな態度がこわいんだよ。」と殿方たちに揶揄されることもあります。本人は冷ややかにしてるつもり全くないんだけどね。(笑)

しかしながら、周りの大人の感情や友人の気持ちに人一倍敏感で、自分はたいして大好きだなぁなんて強く思ってない事でも誰かがその事をどれだけ大好きで素晴らしいことで最高なんだと言われると、「そうだよね!やっぱりすごいよね!私もなんかすっごく大好きになっちゃった♡」と、その人以上に大好きになっちゃうような癖がありました。

そのくせ一人になった瞬間には、あんだけ豪語したにもかかわらず大好きだった事すらもすっかり忘れてしまう癖がありました。

なんて私はひどいやつなんだろう。と、自分を責めたりすることもよくありましたね。

同時にまた、あの時は確かにこれ以上ないってほど大好きになったと思ってたのに一人になった途端、何でどうでもよくなってしまうかしら。私ってやつは本当に訳わからん。と我ながら自分を不可思議に思うこともしばしばでした。

一人っきりでいたら、だいたいお気楽な気分でいられることがあるっていうのにどうしてなんだろう。特に家族や彼氏の感情に、いつも振り回されて消耗して心労が絶えないのはどうしてなの?もう、どうにかしてほしいーーと。

何と言っても他人の激しい感情にはタジタジで、いつもそれに飲み込まれてしまう。私は激情派でもないのに、相手の激しい感情に怖気ついて逃げるか、自分がそれ以上に激情化するかどちらになってしまう。

ところがそれも私のデザインだというではないですか。

あぁ、そうだったのか。私は他の人たちの感情もろ受け、もろ影響されるデザインを持っているからなんだ。今まで辛い思いを何度もした恋人との関係は、私がこういうデザインだったからなのか!目から鱗とはまさにこのことでした。

そう、私は他人の感情を敏感に、しかも何倍にも感じ取るデザインでどこまでが自分の気持ちで、どこまでが相手の感情なのか境界線が分からないのだ。だから映画館に行って感動シーンで真っ先に泣くのは私だし、怒りの坩堝と化したような場所に行くと怒りがこみ上げてくるのも私だ。

「私は、自分の感情を実際のところはよくわかってない。」

これは自分のデザインだから、これでいいんだよ〜。だって。ヒューマンデザインっていいやつじゃーん!

天国から天使たちのハレルヤが聞こえてくる祝福の瞬間でした。


ーーー続くーーー

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