ブックトラックの上の本との出会いのような

近刊検索デルタというWebサイトを作成・運営しております。openBDのAPIを使って近刊情報を検索・閲覧できるサイトです。

http://honno.info/kkan/

そこに、新機能を追加したのでお知らせいたします。

書評家による「読ませる書評」を集めたWebサイト「ALL REVIEWS」の新着エントリーを、近刊検索デルタのTOPページと個別書誌情報ページに表示するようにしました。

自分的には、「近刊探しに来たのにいつの間にか関係ない増刷に引っかかった」とか、「近刊探しに来たのにいつの間にか関係ない書評に引っかかった」とか、出会いとしては、けっこう理想的な気がします。文脈棚じゃなくて「不整脈棚」って言ったら、亡くなった石田さんが受けていたのを思い出します。

ツーっと連なる関係性の中に時折放り込まれる脈絡の無い本との出会い。よく、「ブックトラックに乗ってる本が気になった」とか、ああいうのですね。個人的にはそういうの、けっこう好きです。セレンディピティっていう奴。

Webは関連性を提示するのは得意でも上記の「不整脈棚」やブックトラックの上の本のような偶然の出会いは苦手だと言われますが、つながりの線と線をあえて交差させることで、思いがけない出会いが生まれるのかも知れません。そのあたり、まだまだ可能性はあると、勝手に思っています。

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