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Chromebook(USキーボード)で動かすVSCodeで日本語もアンダースコアも入力できるようになったぞ〜〜

USキーボードのChromebook上で動かすVSCodeでほぼキートップの見た目のままの日本語も記号も、もちろん「_」アンダースコアも打てるようになったので情報を共有いたします。

「USキーボード Chromebook VSCode 日本語入力」を実現するための方法は既にネット上にたくさんあります。

私もそれらの方法を参考にVSCodeで日本語が入力されるようになりホッとしました。ありがとうございます。

しかし、問題は残りました。キートップの表示のままに入力できないのです。カンマやピリオドはいいのですが、困るのはアンダースコア_です。これが打てないとなるとファイルや変数の命名はキャメルケース一択となります。それはいいとしても、ターミナル経由でのinstallなどに際してスネークケースの入力を要求されると絶望的な気分になります。無理です。

解決策としてアンダースコア_を辞書登録してしまうのが一般的なようです。初めてChromebookを使ううえに大幅割引だからとUSキーボードの機種に飛びついてしまいLinuxはガチガチの初心者である自分は、そんなもんかと従うしかありませんでした。

これはこれで慣れたら特に問題ないだろうと納得しつつあったのは束の間で、ある時たまたまVSCodeでキートップのまま入力できる瞬間を目撃してしまいました。間違いなく今、カッコの入力、キートップのままだっただろ。アンダースコアも入力できるじゃん。

しかし、なにか別の操作をしてVSCodeに戻ると、前カッコは再び shift+8に戻り、アンダースコアも入力できなくなってしまいました。今、間違いなくできたのに。絶対に今、アンダースコア入力できただろ。なんでだよ。

ということで、方法を探ってみたところ、なんと、「USキーボードのChromebookで動かすVSCodeで日本語入力できるだけでなくほぼキートップのままの入力でアンダースコアも出せる」状態にたどり着きました。これは共有するしかない。同じところで悩んでいる方がどれぐらいいらっしゃるかは不明ですが、必ずいるに違いない。今、そういう気持ちでいっぱいです。

ご多分に漏れず、私がたどり着いた設定には、幾つか大きな問題があります。それについては最後に触れます。

「USキーボードのChromebookで動かすVSCodeで日本語入力できるだけでなくほぼキートップのままの入力でアンダースコアも出せる」状態の設定は、以下の通りです。

  1. まず、ChromebookのVSCodeで日本語入力できる状態にする。
     ※ネットで検査してください。みなさん親切に図解入りで説明してくださっています。

  2. Chromebookの「入力方法」に「日本語(USキーボード)」と「英語(アメリカ)」を追加し、「英数字(日本語)キーボード」と「日本語」を削除する。
     ※削除せずに残しておいても大丈夫ですが、不要なので最終的には削除することになると思います(多分)。
     ※入力方法の追加は、タスクバーの時計をクリック→キーボード→右上の歯車クリック→入力方法を追加、もしくはランチャーから設定→デバイス→キーボード→入力方法を変更する→入力方法を追加。

3.ターミナルでfcitxのconfigtoolを起動( fcitx-configtool )し、「keyboard-English(US)」を追加する。
 ※ここで最後に触れるはずだった「大きな問題」のひとつに遭遇するはずです。そうなんです、ターミナル内ではキーボード・ショートカットで日本語と英数の切り替えができなくなっているのです。なので、ここでは面倒でもタスクバーの時計をクリック→キーボードで入力を英語(アメリカ)に変更してください(詳しくは後述)。
 ※ネットで調べた「Chromebookで動かすVSCodeで日本語入力」を実現する方法ではMOZCを残して他は削除していますが、どうやらここが別れ道のようです。
 ※「keyboard-English(US)」を追加するためには左下の+をクリックして「Search input Method」と表示されている検索窓に「English」と打ち込みます。「Only Show Current Language」のチェックボックスは外さなくても出てきたはずです(多分)。

上記で設定は完了です。再起動の必要はありませんが、気になるようでしたら。

では、お待たせいたしました、幾つかの「大きな問題」です。

問題1. 日本語と英数の切り替えが「`(〜)」キーではなく「Ctrl+スペース」になる。
 ※これは慣れだと思います。Mac使ってる方は平気かも。

問題2. VSCode上でChromebookのキーボード・ショートカットがごっそり使えなくなる。
 ※これも慣れだとは思います。個人的には「音量(大)」がファンクションキーとして使えなくなるのがつらいです。日本語入力のままアルファベットを打ったあとによくつかっているので。

問題3. VSCodeのキーボード・ショートカットが使えなくなるのもある(みたい)。
 ※とりあえず「Ctrl+スペース」が使えなくなりました。他はまだわかりません。

問題4. ターミナル上で日本語と英数の切り替えができなくなる。
 ※ターミナル上では「Ctrl+スペース」が効きません。日本語入力のままターミナルを起動してしまうと入力切替にイラッとすること間違いなしです。ここは無理に日本語入力を切り替えるより、一旦「えぃt」→「音量(大)」でターミナルを終了してから「Ctrl+スペース」で英数に切り替え落ち着いてターミナルを開きなおしたほうが早いと思います。それと、そもそもターミナルで日本語入力できる必要そんなにあります?

以上、問題は幾つかありますが、自分には許容できる範囲です。それよりもほぼキートップの見た目のままに入力できる安心感は素晴らしいです。もちろん、日本語の句読点、カギカッコ、「・(ナカグロ)」、「¥(円マーク)」などは完全に見たままではありません。そこは慣れるしか。

なお、今回の設定の対象となった機種は「ASUS C346FA-ENG」です。第10世代とはいえCore i7でメモリ16GB、SSD512GBという高性能(そしてChromebookなのにお高いという矛盾)、しょっちゅう大幅割引してるみたいなので売れ残ってるのかなあ。自分は初のChromebookがこれで大満足です。

このnoteが私と同じようなことで悩んでいる方の一助となれば幸いです。

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