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泉州弁には敬語がない

昨日、ビジネスの人間関係・コミュニケーションの話をしました。
そこでは敬語は必須なんやけど、今日は、かつてはそんなもん存在せえへんかった僕の地元の方言、泉州弁について話します。


1. ビジネスでも友達でも言葉は同じ

引用元: 敬語がない言葉 大阪の「泉州弁」、だんじりが守った - 産経ニュース 

"泉大津市出身で現在は堺市に住む会社員男性(55)は、休みの日に上司から電話がかかってきたときの母親の応対についてこう明かす。

 「『○○け? あの子はどっか行ってらーよ』と答えたらしい。後で上司から『お前の家には二度と電話せん!』といわれた」"

よく摂津弁と比較されて、語尾に●●け、●●やしよとかで、汚いと言われる泉州弁です。下に行けば行くほど、紀州弁訛りが強くなります。
上司は大阪の人なんでしょうかね。上司が関東の人なら怒るというよりも困惑しちゃいそうです。昨日、ビジネス上のコミュニケーションと友達とかとのコミュニケーションはちゃうやんけなって話したばっかですが、そんなん一緒じょォ、って感じみたいですね。
まあ、母親ってこともあるかもしれません。


2. 泉州弁の大阪弁化

"中井教授は「昨今は大阪市内に通学・通勤する人が増えてきているため、泉州の人たちも標準的な大阪弁を話すようになってきているようだ。会話が成立しないと仕事にならないし、人間関係もうまくいかないためだろう」と説明する。"

方言話者数をゆうと関西や大阪はまだマシな方で、船場言葉などに中和されながらも記事にある通り、大阪弁として日常的に使われています。他にも博多弁とか西日本は比較的方言使われてそうですね。
東日本を見てみると、愛知の人に聞いて毎回言われるのは、
「名古屋弁を喋るのは河村市長だけ。」
河村市長以外やと、おじいちゃん・おばあちゃんぐらいしか話さないそうです。
でも逆に、河村市長だけ名古屋弁喋るからキャラが立つっていう、河村市長にはメリット? ありますかね笑


3. 方言話者の消滅

通勤圏= 経済圏が広がり、キー局という存在があって標準語しかメディアから流れてこない現在において、みんなが分かる言葉というのはコミュニケーションを円滑にする上では大切です。泉州弁でいうと、敬語なしではビジネスの世界で生きていけません。
ただ、全国的に方言話者が減っているのも事実で、方言が絶滅してしまうのはもったいないです。
だって、別々の地域出身の人たちが、皆がみんな標準語を話しているより、円滑に進めるためある程度の標準語を混ぜながらでも、関西弁や関東弁、三河弁で話してるほうが面白いやないですか笑

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