写真展「百日」について
お久しぶりです。トサノコージです。
皆様、いかがお過ごしでしょうか? 気づけば今年も40日以上過ぎていますね。まさかの一年の1/9が終わっています。
年々、時間がすぎるのが早く感じるようになっていってて、気づけば「今年のクリスマスは何食べよう?」とか考えてそうで怖い…。
さてそんな中年特有の愚痴はどうでもいいとして、昨年末からXではちょこっとずつアピールしていたのですが、4月に初めての写真展を行います。
2024/4/5(金)〜7(日) @Hubase
タイトルは「百日」です。
今回はその写真展を行うことになった経緯や、何を展示するか、などをお伝えできればと思います。
きっかけはその場のノリ
2023年から写真アカウントを始めたことにより、たくさんの人と知り合えました。そして、日本各地でいろんな写真展が行われていることも知りました。
昨年の年末に前述のHubase で行われていた写真展にお邪魔していた際に、カウンター越しにそこのオーナーであり写真家、そして卓球の人(どういうこと?)である村田さんに声をかけられたのがきっかけです。
「トサノさん、写真展とかやるなら会場に空きがありますよ」と。
「いやいや、そんなスポッチャでバスケコートが空いたわよみたいなノリで写真展を勧められても…」とは少し思いましたが、何故かその場の勢いでやろうと心に決めてしまったのです。
なぜ、写真展なのか?
そもそもSNSを始めたきっかけが「友達100人できるかな?」的な小学生ノリだったのですが、自身の承認欲求と小学生心を満たすにはそれで十分でした。
写真なんて撮ったものを無線でPCなりスマホに取り込み、そのまま数クリックでネットの大海に放り投げれるこの時代に、わざわざphotoshopとにらめっこして、インク代がかかるだの紙は何が良いか、だのと悩みながら写真をプリントし、会場設営に手間と時間と費用をかけ、人に写真を見てもらう必要があるのか?
かかるコストと得られるメリットを天秤にかけた場合、ややコストがつらいかな、とも思ったのですが、いつもSNSで消費している写真たちをわざわざリアルな場所で物理的に鑑賞してもらうという経験は、一度やってみないとこのまま一生できないんじゃないか、とも思ったんです。
あと昨年一年頑張って投稿し続けてきたSNS投稿も、同棲10年目を迎えたカップル並みにマンネリ化してきていたので、ここは倦怠期を避けるためにも、新たなプレイ…というか新しい表現手段をとってみても楽しいかな? と思ったのもきっかけです。
ついでにSNSで写真を消費していると表現しましたが、これは意思があって写真を投稿しているので、何も悪いことではないのですが、今一度自分の撮った写真に向き合うキッカケにもなるかなと思いました。
仕事で撮る写真とは違って、趣味で撮ってる写真は絶対に無いといけないものではないんです。
けどそういうものって、意外と心の安寧を保つには大切だったり、大事に保ち続けるためには、真剣に向き合わないと行けない時があると思っています。それが、このタイミングでした。
そして写真アカウントを始めてからリアルに会える人が増えて、仕事とは別に趣味としての写真ライフも充実していたのを感じていたので、もっとリアルの現場で人と会いたくなった、というのも目的のひとつです。
ちなみに去年1年は飲み会の数と胃痛の機会が激増しました(中年特有の悩み)
写真展までの100日間の毎日の記録
ただこれまでのようになんとなく写真を撮りためて好きなタイミングで適当に組んで投稿しているだけじゃ、芸がない。
なにかテーマ的なものはないかな?
そう考えて決めたのが「百日」でした。
Hubaseの予定を聞いてみると「4月がだいぶ空いている」とのことだったので、そこからざっくりと逆算すると100日という区切りの良い日数がふいに浮かびました。
同時にワニの姿を連想してしまいましたが、そこはまあ、気にしない。
4月の頭に開催するとして、逆算すると12月の27日が100日前。ほぼ世の中は年末ムードで、自身も暇になっているから新しいことを始めるにはいいタイミングかなと。
そこから毎日その日撮った写真だけを日記代わりにSNSに投稿し、その日ごとの一番お気に入りの写真を100枚、写真展で一気に展示してはどうか? と思いつきました。
SNSだと色々な運用の問題で評価数とか考慮してしまうので、わりとおとなしめの写真ばかり上げがちですが、写真展では遠慮しないつもりです。
めっちゃ自分好みのマニアックな写真ばかり展示しようと思っています。
パッと見では「よくわからないな…」となる写真が多くなるかもしれません、なんならよく見てもわからないかもしれません。
なぜなら、撮った本人もよくわかってなかったりするからです。
良いんじゃないかな、そこはSNSとは違って。
プレッシャーと、意識の変化と
一番の懸念点は、撮りためた写真を適当に組んで楽しんでいた去年までの毎日投稿に、さらに「その日撮った写真縛り」を追加することで、大変じゃないかということ。
SNSに投稿するのはまあ良いとして、わざわざプリントしたくなるような写真が撮れない可能性もある。
スナップが中心になるとは予想していたのだけど、スナップは基本的に運任せなところもあるので、撮れ高が少なかったりそもそも無かったりしたら100日目を迎えるワニより先に僕の心が死んじゃうんじゃないか、と心配もありました。
ただこれは逆に考えると、「なんとかその日に少しでも良い写真を撮ろう」と頭を使って努力をするんじゃないかなとも考えたんです。
これまでだったら天気が悪かったら「今日はやめとこうか…」 となっていたところを「逆に雨とかかっこよく撮ったら良いんじゃない?」とか。
「今日は寒いしお外に出たくないでヤンス!」となったら、「なんとか室内でいい雰囲気に写真が撮れないもんでゴザルか…」と頭を使うようになったのです。
また100日縛りは「これは前も撮ったから」と似たような写真を避けるようになった効果も実感しています。
最終的な出力である写真展でのプリントが前提だと、極力同じような写真は並べたくないので。
そして写真展へ向けての準備は次の段階へ
そんなこんなで2/14のバレンタインデーに写真展までの50日間の投稿を終えました。
いまのところ、うまい具合にマンネリ化からの脱却は進んでおります。
せっかくのバレンタインデーだというのに、スタジオに引きこもってドンキで買ったお得用チョコを頬張りながらこの文章書いてます。ぴえん。
さて残り約50日。折返しです。
写真は気合で撮り続けるとして、同時に写真展へ向けての物理的な準備も始めなきゃです。
フライヤーを作ったり、PRのための手段を考えたり、そもそも写真をセレクトしてプリントもしなくちゃいけない。
写真展の前日までの写真が必要なので、先にプリントだけ準備しておくことができないのが、今回のやり方のネックですね。
あと、何を思ったのか同時に始めてしまったインスタへリールの毎日ショート動画投稿。
これはこれで楽しいのですが、写真と違って動画って被写体に別の魅力が求められるので、こちらの撮れ高の方が毎日の悩みのタネだったりします。
「同じカメラで動画も撮れるんだし、一石二鳥じゃね?」
と軽率に始めてしまった50日前の自分をぶん殴ってやりたい気分です。
いまいち観られてる感覚もないのに、50日続いてしまったので、今からやめるのは流石にダサい。
動画撮影は仕事にも活きるので、訓練も兼ねてると思えば、まあ…。
50日後に開催する写真展へむけて
トサノコージによる初の写真展「百日」の紹介でした。
初なので至らないことも多々あるかと存じますが、なにとぞ温かい目でみまもっていただければ、幸いです。
あと、写真展には来てください。
なんなら、宣伝してください。
あと、写真展には来てください。
一人も来てくれなかったらどうしよう…。
ぬいぐるみでも置いておこうかな?と今から心配のトサノでした。
それでは、また。
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